虹×夢カラフルデイズ   作: 龍也/星河琉

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読んでいただきありがとうございます。第2章最終話です。よろしくお願い致します。


第2章エピローグ 日常、そしてこれからも

 スクールアイドルフェスティバルが終わってから数週間。高校は2学期が始まり、いつも通りの日常が戻ってきた。

 

 スクールアイドルフェスティバルの反響は凄まじく、ネットでめちゃくちゃ感想が書かれてて、『また開催してほしい』という旨の意見が多く、開催した甲斐があった、頑張って良かったって心から思った。また開催する為にも色々頑張らなくっちゃなぁ! 

 

 とは言っても今日同好会の活動はナシ。6限目の授業が終わって放課となり、俺と歩夢は共に学園を出ようと階段を降りる。階段を降りてすぐそこにある掲示板にふと目が付き、歩夢と共に掲示板を見てみると、あるポスターが貼られていた。

 

『虹ヶ咲学園音楽科 転科試験のご案内』

 

 ピアノや様々な音符で彩られたそのポスター。よく見ると申し込み締め切りが過ぎており、試験自体も既に終わっているようだった。

 

「ねぇ(つむ)ちゃん。本当に、これで良かったの?」

 

「ん、何が?」

 

「音楽科に行かなくて……良いの?」

 

 歩夢が不安そうに聞いてくる。おいおい。俺の心はもう決まってるって。

 

「良いさ。俺が自分で選んだ道だ。それに……歩夢と一緒に居るって決めたんだから、今更それを変える気はないよ」 

 

 音楽科に行かなくてもいくらでもできることはある。独学でちゃんとやるって決めたんだ。もうそれ系の本を買い揃えたりしたし、即座に行動に移してもいる。決めたからにゃあ、一直線に進めばいい。応援してくれる人も、近くにいるからな! 

 

(つむ)ちゃん……! ありがとうっ!」

 

「あははっ。これからも一緒に……」

 

「すみません、少しよろしいですか?」

 

「うぇぇぇぇぇい!?」

 

 横から声を掛けられ思わずでけぇ声出ちまったよ。その声の主は翠色の髪、赤い瞳を持つ、真面目そうな印象を受ける女子生徒だった。

 

「こちらの掲示物を貼り替えるので、よけていただけますか?」

 

「あ、ああ。邪魔してごめんね!」

 

 いっけね。俺と歩夢はすぐに掲示板から離れ、女子生徒に場所を譲った。

 

「ありがとうございます。では」

 

 女子生徒は締め切りが過ぎた音楽科への転科試験のポスターを丁寧に剥がし、ボランティア募集のお便りに貼り替えた。生徒会の関係者なのかな、この子。まぁ、いっか。とりあえず学校から出よう。

 

「さて、と。帰ろうぜ、歩夢!」

 

「うん!」

 

 歩夢は頷いて、俺と歩幅を合わせて歩く。いつも通りの毎日。いつも通りの活動。その『いつも通り』が、俺にとってすごく幸せなことで、充実してるって思える。同好会っていう居場所もある。頼ってくれる仲間が、励ましてくれる仲間がいる。一緒にいること自体に違和感を覚えない。居場所があるっていうのは、そういうことなんだろうなって俺は思う。

 

 俺はこれからも、皆と一緒に居たい。そんでもって前に進み続けたい。俺の夢の為に。側に居てくれる人達の為に。今日も俺は『今』、この時間を生きていく。これから来る未来を、胸を張って誇れるように。

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。これにて、虹×夢カラフルデイズ第2章、『波乱の幕開け、交錯する想い』は完結となります。次からは第3章を書く予定ですが、当面はもう1つの連載小説である『星達のオーケストラ』に専念する為、更新は不定期となります。申し訳ございません。たまに見掛けたら読んでいただけると嬉しいです。
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