第1話 プロローグ・経緯 (書き直し)
約8年前、僕は父と母が連続殺人犯に殺されてしまうところを目撃してしまった。
「お父さん!お母さん!」
「お前は逃げろ!!」
目の前で殺されそうになっているのを見ながら、助けないで逃げるなんてする訳がない。赤の他人では無く、両親なんだぞ!
「嫌だ!!こんなの、僕が倒してやる!!」
僕は連続殺人犯に突撃した。
幼少期の頃からとあるアニメや父に憧れて格闘技を習っていた。だから、大丈夫だと思っていた。
「や、止めなさい!」
「ふん!」
僕は殺人犯に殴り込もうとするが、いとも簡単にあしらえられた。そして壁に激突した。
その殺人犯は犯行ごとに異様に強くなっていた。あの父が殺されそうになっているのだから... それほど父は強かった。
「くそ...」
「いいから、早く逃げるんだ!」
「嫌だ!!」
それでも両親を助けたかった。
しかし、それもつかの間。僕は殺人犯に気絶させられたのだった。
そして、僕は目が覚めた頃には両親は息をしていなかった。
僕がそんなに弱いから... 父と母を守ることが出来なかった...
それからは本格的に格闘技をし始めた。あの殺人犯を倒すために...
今は高校3年生だ。
自宅から遠い場所にある祖母の家で祖母と暮らしている。生き残っている唯一の家族だ。
「今日のニュースをお伝えします。未だに逃走中の連続殺人事件についてです。今日、○○県△△市で約50人程の遺体が発見されました。......」
でも、いつここに来るか分からない。まだあの殺人犯は捕まっていないのだから...
あの殺人犯は生命エネルギーというものを集めているという事が分かった。どうやら、エネルギーの多い大人だけを狙っているそうだ。 そして、反撃できないようにと...
残された子どもを思うと、とても悲しい気持ちになってくる。僕には祖母が居るが他の子ども達はそうはない。これからどうやって生きていくのか...
僕が憧れているとあるアニメとは、
″ドラゴンボール″ だ。
父が見ていたのか、家には漫画やDVDが残っている。
僕はそれをいつも見ていた。
今では、 超 というのがテレビで放送されていた。
しかしそれも放送終了となり、その先は漫画を買って読み進めていた。
僕もこんな風に強くなってみたいな、といつも思う。だが、現実はそう甘くはないだろう。あの殺人犯もさらに強くなっている...
そして、決戦の時は突如としてやってきた。
そう、あいつに出会ってしまったのだ。
その時は雨が降っていたが、祖母と買い物に行ってその帰りだった。
「ふ... また会ったな。」
殺人犯は8年前の事が印象深かったのか、僕の事を覚えているようだ...
「よくも僕のお父さんとお母さんを殺したな!そして次々とみんなを殺して...」
「それがどうした。両親以外の事は関係無いはずだ。」
「くっ...! 僕の家族を、みんなをこれ以上殺させる訳にはいかない!!お婆ちゃんは離れてて!!」
僕は殺人犯に突撃し、足蹴りをする。
しかし、殺人犯はいとも簡単に耐えた。
その頃に天気も悪くなり、雷雨になった。
「ほう、前よりはかなり強くなったな。だが...」
殺人犯はナイフを振り回し、僕の額をかすった。
危ない、相手は刺されると生命エネルギーを奪ってしまうナイフを持っているんだ。それに気をつけなければ...
僕はナイフに気をつけてラッシュ攻撃をするが、時間が経つごとに当たらなくなってきた... 息も乱れてきた。
「くそ...!」
「言ってなかったな。そのナイフはかすっただけでもエネルギーを奪えるんだ。」
つまり、闘えば闘うほど自分が不利になり、相手はどんどんと強くなるということだ。
「なに...!? お前、一体エネルギーを奪って何を考えている...?」
「ふん、貴様に教える必要は無い。まあ強いて言うなら、世界征服...かな...?」
意味分からなかった。
アニメやゲームじゃないんだから...
「え...? そんな事...」
「出来るんだよな、この力さえあれば。」
「!!」
殺人犯は僕の目には見えない程の速さで僕の腹の辺りにナイフを刺した。
そして僕はエネルギーを奪われふらふらになってしまい、足を踏み外した。
川に落ちてしまったのだ。
「もうこれで反撃も出来ずに死ぬだろう...」
「くそ...」
さらに不運な事に雷が自分目掛けて落ちたのだ。さらに水の中なので威力は凄まじいものだっただろう...
ああ... ここで、こんなところで死ぬのか...
こんな死に方は嫌だ...
強く、生きたい。
しかし、僕の意識は遠のいていった。
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~とある世界のある場所~
この日、新しい宇宙の歴史が始まった。
トキトキのタマゴが孵化したからだ。そのタマゴには宇宙の時間そのものが詰まっている。
しかし、その歴史も生まれたばかり。まだまだ赤ん坊で時空の力も弱い。
つまり、早々に時空が歪んだのである。
それに気づいたのは、ここで働いている1人の少年。
「こ、これは...!! 時の界王神様!」
少年は時の界王神という者を呼ぶ。
「これは...人間の魂...?でも、肉体がどこにも無いわね...」
「どうしましょう... ちょっとした事で消えてしまいますよ...!」
時空の歪みから現れたのは、今にも消えそうな弱々しい魂だった。それでも、必死に生きようとしているようだ...
あの時、雷が落ちて不思議な事が起こっていた。
雷の威力が電気を通す水によって増加し、時空が歪んだのである。そこに魂と肉体が引き離された1人の少年が魂だけ入り込んでしまったのだ。
「トランクス、神龍を呼び出してちょうだい。」
「分かりました。」
その少年、トランクスは急いで集めてあった7つのドラゴンボールで神龍を呼び出した。
「さあ、願いを言え。どんな願いも3つだけ叶えてやろう。」
「時の界王神様、何を願うんですか?」
「うーん... 神龍、あの魂に肉体をつけることはできる?」
「それは不可能な願いだ。その魂は力が弱すぎる。肉体を保つための力が無ければ、いずれ死んでしまう。」
つまり、それだけ弱くなっているという事だ。
「じゃあ、誰かの体に憑依させる事はできる?」
「それなら可能だ。誰に憑依させるのだ?」
「強く生きたい という意志に従って、戦闘民族サイヤ人の誰かの赤ん坊で。」
そうして、その魂はとあるサイヤ人の赤ん坊に憑依した。
「願いは叶えた。次の願いを言え。」
「もう願いは無いわ。ありがとう、神龍!」
「では、さらばだ。」
神龍は消え去った。
「時の界王神様、良いのですか? 2つ目の願いでここに連れて来なくて...?」
「確かに歴史が変わってしまうかもしれないけど、改変されても修正せずに1つの歴史として残しておくわ。」
「え、大丈夫なんですか?」
「まあ、私の責任でもある訳だし...」
「そ、そうですか...」
それが後に大変な事になるとはこの時は誰も知らない。
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目が覚めると、保育器みたいな所の中に居た。
手足を見ると、短い...
...赤ん坊...?
って事はやっぱり死んだのか...? でもこれって転生だよな。
くそ、世界はどうなってしまうんだ... このままあいつに世界征服されてしまうのか?
とりあえず、辺りを見渡す。
そして、カレンダーのような物を見つけた。しかし、何が書いているのか分からない。
漢字でも無ければ、アルファベットでもない...
一体どこなんだ。
すると、誰か分からない2人がやってきた。
2人は話しているが明らかに日本語だった。
なんか嫌な予感がしてきたぞ...
そして、分かった事。
今は、エイジ733年
名前:ターレス
性別:男
年齢:0歳
戦闘力:200(下級戦士)
場所:惑星ベジータ
...ドラゴンボールの世界...?
しかも、戦闘民族サイヤ人。
尻尾あるし...
今がエイジ733年。
ベジータが732年生まれだったっけ?
で、悟空(カカロット)は737年生まれで、さらにこの惑星ベジータが消滅する年。
あと4年で何もしなければ死んでしまうって事か...!?
まずくね...?
そして、名前がターレスって...
クラッシャー軍団で神聖樹の実を食べ続けた、あの悪役!?
いやいや、そんな事無いよね...?あんな悪人にはなりたくない。本当だとしてもあんな感じになる気は一切無いし。
と、とりあえず、死なないためにも頑張ろう。
悔いが無いように、強くなって見せるんだ。
これって、元の世界に帰れるのかな...?
最初っからゼノバース要素が入りましたが、憑依過程として書いただけで今後は関わりません。多分...