弱い人間がサイヤ人のターレスに憑依し強くなる   作:コセイ5

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原作前 修行編
第2話 修行と脱出


あれから3年が経った。

 

3歳になり、俺はやっと自由に行動が出来るようになった。

そして、自分の外見を見ることにした。

1人称が「僕」から「俺」に変わっている時点で察してはいた。

鏡を見ると、肌の色が少し違うが本当に悟空にそっくりだった。やはり、あのターレスになってしまったらしい...

 

 

 

「もっと気を引き締めろ!」

 

「くっ...!」

 

現在、父と修行している。元の世界の父と同じく、全然敵わないが...

 

「今日はここまでだ。明日から他の星に行かないといけないからな。」

 

「うん、気をつけて!」

 

父は戦闘力が高く、よく星の制圧に行っていてあまり会えない。

母は今、非戦闘員でいつも面倒を見てくれる。

どちらも気が強いがとても優しい。

 

 

 

次の日、父は前日言った通り居ない。

その間にも修行しておかないと、この世界もどうなるか分からないからな... 俺が居ることによって何か影響があるかもしれない。

とりあえず、修行相手を探そう。

 

そして歩き回っていたら、あの人に出会った。

バーダックだ。

早速お願いすると、あっさり許可してくれた。

 

最初の頃はやはり、ボコボコにされた。バーダックって戦闘力10000くらいあったっけな...

それにしても、どうしてあっさりと許可してくれたのだろうか?

休憩中、どうしても気になったので聞いてみた。

 

「あの... バーダックさんは、どうして俺に修行を...?」

 

「ふん... 俺にそっくりなやつだから親近感がわいたんだ。それに、お前の目は真剣だったからな。」

 

「へえ...」

 

まあ、1年後にバーダックそっくりのカカロットが生まれるしな。でも、戦闘力は2くらいで クズ とか言うけど...

 

それにしても、本当に強くなっているという感じがする。

これが戦闘民族サイヤ人の特性か...

 

ターレスの技といえば、キルドライバーかな?

両手の間に気(エネルギー)の輪を作りだし、相手に飛ばす技。

これは名前だけであまり覚えていなかったが、父が詳しく教えてくれた。

他にもバーダックにも教えてくれた技も、しっかり覚えておかないと。

 

 

闘いの修行以外の時は、気の修行をしている。

まずは、スカウター無しでの気の感知が出来るようにする。

そして、気をコントロール出来るようにする。

 

それらは、早い段階で出来るようになった。

特に気のコントロールは、戦闘力を10くらいまで下げれるようになった。そういう点に関しては、スカウターは便利だ。

 

「そんな事して、何の意味があるんだい?」

 

母に聞かれる。

 

「これからきっと役に立つと思うから。例えば、相手を油断させたり出来るし...」

 

「ふうん... 子供らしくないわね。」

 

そりゃ、前世を含めたら20代越えてるし...

そんな事、言えるはずないんだけど。

 

気のコントロールの次は、瞑想だ。

精神統一は大切だと思うからな。

 

 

その他には資料室に入らせてもらって、色々と調べ物をしている。

地球など他の惑星の事(座標)とか、宇宙船(アタックボール)やメディカルポットの事とか、今後の為に必要なものだ。

周りからは変わったやつだとか言われたりしたが。

 

 

 

・[半年後...]

 

俺は4歳になった。

こんな俺にも幼なじみができた。

女のサイヤ人で「カフラ」という。

どこかセリパに似ている。

カフラも生まれつき戦闘力が高く、星流しにされなかったようだ。

 

出会いは俺が資料室で調べ物をしている時だった。

同じ年齢の他の子供達は、もう大人達と紛れて星の制圧に参加しているらしい。

4歳からって早くない?

少数民族だからって、危険すぎると思うけど...

でも、俺はそんな弱い者いじめには絶対に参加したくない。

 

「ねえ、何してるの? 他の皆、行っちゃったよ?」

 

「調べ物だ。今後の為に必要なことだからな。」

 

「あんた、変わってるね。 闘いは好きじゃないのかい?」

 

「別にそうじゃないんだが... 何というか、可哀想って思ってあまり行く気にならないんだ。皆は別に何も影響を及ぼして無いのに邪魔扱いして殺すからな... そこには、大切な仲間や家族が居る訳だし...」

 

「あたしはそんな事思わないけどな...」

 

普通のサイヤ人ならそう思うだろう。ただ単に闘いが好きな戦闘民族だ。

俺には、前世があるからな。

まあ、ここでは誰にも分からないだろう。

 

「いつか分かる時が来ると思うよ。」

 

「ふうん... あたしは行くよ。」

 

「おう。」

 

少女は行こうとする。

 

「あ、あたしはカフラ。あんたは?」

 

「俺はターレスだ。」

 

そうしてカフラとは仲良くなり、よく一緒に修行したりするようになった。少しせっかちであるが...

まあ、制圧には絶対に行かないけど...

 

 

そういえばベジータの弟、ターブルと出会った。

しかし、宇宙船に乗せられて辺境の惑星に追いやられるところだが...

 

 

 

・[数か月後...]

 

悟空ことカカロットが生まれた。

という事は、惑星ベジータがフリーザに破壊される時は近い。

もうそんな時期なのか...

 

さて、どうしたものか。

ここまで育ててくれた両親も助けてあげたい。

しかし、親子揃って惑星ベジータから出るのは怪しまれるだろう... 特にフリーザ一味が。

おそらくサイヤ人を危険視し始めている頃だからな。

 

しかも、両親にどう伝えれば良いのか。

フリーザに破壊されるとか言っても、そう信じてくれないだろう。皆フリーザを信じているからな。

裏切られる未来を知っている俺にとって非常に辛い事だな。

 

悩んだ結果、とりあえず話してみる事にした。

盗み聞きしたとか、夢で見たとか捏造して。

話は本当なんだけどな...

両親は不審ながらも4歳の息子が嘘をつくとは思わなかったようで、信じてくれたようだ。

しかし、1番重要なのはフリーザ一味にバレない事。撃ち落とされたら終わりだからな...

しかも、いつ破壊されるか分からないし...

 

 

 

・[数週間後...]

 

ヤバい。

バーダックチームがカナッサ星に出発した。

という事は、惑星ベジータが破壊される日はもう近い...

 

俺達はまず、ヤードラット星に行くことにした。

瞬間移動は便利そうだからな。

3人別々のアタックボールに乗ろうとする。

アタックボール自体、1人乗りだからな。

 

座標をヤードラット星にしてっと...

しかし、そう上手くいかなかった。

 

「お前ら、何をしている!!」

 

「「「!!」」」

 

「どうした!?」

 

なんと運悪く、ドドリアに目撃されてしまった。

しかも、ザーボンまで来やがった...

フリーザが居ないのが幸いってところだ。

それにしても、タイミング悪すぎる。

 

「ターレス、先に乗りなさい!」

 

「えっ...」

 

「いいから、早く!俺達で足止めするから。」

 

「逃がす訳が無かろう!」

 

これって、また両親殺されてしまうよね... 嫌だよ。

 

「でも...」

 

「俺達も後で追いつくから。さっさと行け!」

 

そ、そんな事無いよね...

 

「う、うん。絶対に生きて来てよね!」

 

「ああ、分かってる。必ず。」

 

無事な事を祈って俺はアタックボールに乗り込む。

すると、

 

「こいつ受け取れ!」

 

父から急に何かを渡される。

そして、扉が閉まった。

アタックボールは飛び立った。

 

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