妄想~にじさんじKING~   作:緋衣灰人

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まずは土下座します。鷹宮リオン様、ファンである方々、リスナーの方々広い心を持ち、お許しください。確実に寄せる努力を放棄してしまいました。しかも短い。
言い訳:貴族親子の会話が想像がつかないのと非公式の方を見て、語録使かってしまうとなんか違う感が出るのと利用していいのか…


KING鷹宮リオン

鷹宮家と言えば、国において知らぬ者はいない有名な貴族の家である。

ただし良い意味でという事ではなく、悪い意味でだが。

家の起こり自体は、武勇などではなく、金銭によって国から貴族の位を戴いている。

それも国の建国時において、国を支える程だったため、侯爵相当まで行った。

だが王宮において有能な人材だったとしても、市井においては悪評が煙のように立ち上っている。

曰く「鷹宮家に奉公に出た者は二度と姿を見ない」「金銭融資を持ち掛けられた家はある日忽然と姿を消す」「鷹宮家には隠し部屋があり、そこには様々な表に出せないコレクションが飾られている」など。

誰が言ったか、鷹宮家は悪徳の家。悪なのに徳を国から受けていると。

 

だが実際は……?

 

「ちょっと、お父様」

 

「ん?何だリオン、淑女にあるまじき所作だぞ」

 

「はん、我が鷹宮家は今でこそ貴族として国に登録されていますが、その実商売や金融を生業にしてる一資産家ってだけでしょ」

 

「いやいや、国の建国時から品行方正に影ながら支えてきた名家だよ家は」

 

「領地を持たない法衣貴族の間違いでは?というか先祖代々領地経営を拒んで、国との距離を置いておいて、他の方々から家が何て呼ばれてるかご存じなのですか」

 

「領地経営をすれば、そこに縛られるし、才覚が必要だ。それに国との距離感は適切な距離だよ。それと家の評判は王族、貴族、市井で別れすぎているから、どれのことかな」

 

「貴族からで、国のへその緒だって、これってもう必要とされてないってことでしょ」

 

「確かに、建国の折の莫大な資源提供をしたっきり当家としては粛々と生業に力を注いでいただけなのだけどね。因みに度々の国へのフォローもしてるはずだよ」

 

「それが日陰過ぎるからこんなこと言われるんです」

 

「それで?そんな愚痴を言いに来ただけかい、リオン」

 

「話がずれました。そんな慎重だった我が家がなぜ、王族と婚姻を結ぼうとしているのですか、お父様」

 

「問題かな?」

 

「私の問題ですよ!!」

 

「いやいや、嫌いかい?」

 

「王座に興味はあるとは言いましたが、王子にこれっぽっちも興味をひかれませんわ」

 

「王配は嫌だったか……まあ、そんなことだとは思っていたけどさ」

 

「お父様何を」

 

「さてリオン、かねてより進めていた計画を我が代で完遂させようと思うのだよ」

 

そう言いながら仄暗い笑みを浮かべる父親を、言葉の意味が分かったのか、リオンもまた満面の笑みで見返したのだった。

 

 

そして、学園の卒業ダンスパーティーにて、何故か無事に婚約は破棄された。

リオンとしては身に覚えのない誹謗中傷をさんざん言われたが、実家の件で慣れきってしまった身としては、学生の戯言ごときに心動かされることは無かった。

でも、王子に興味はなかったが、王座というモノには

 

「残念ですが承知しました」

 

そう言い残し、リオンは会場を颯爽と去っていった。

立つ鳥跡を濁さず、そんな言葉が似あうほどに乱れることなく、学園の会場前に横付けされていた家の車に乗り込んだ。

 

「お嬢様?」

 

運転手からの問いに

 

「残念だけどうまく事が運んだと、お父様に伝えて頂戴。私はこれからの為に眠るわ」

 

「畏まりました。では邸に着いたら起こさせていただきます」

 

そう言って車は静かに走り出す。

 

そう言えば、唯一心残りは、王子の後ろにいた令嬢だったが、すぐさま眠気の方が勝り、すっかり忘れ去ることとなる。

 

 

そしてその数日後、国の歴史から、鷹宮家という貴族が抹消された。

 

 

 

 

「それにしても」

 

「ん?何だいリオン」

 

「外国に拠点を複数個もって、それから国を出ようなんて、よく国が許したものねと」

 

「外国に拠点は奉公人や金融取引の家が融通してくれてるんだから、別に困る事でもないじゃないか。それに国はそこまで束縛できるわけがないじゃないか」

 

「……はぁ、お父様の辣腕具合が恐ろしくも頼もしいですわ」

 

「恐ろしいとは、リオンのコレクションに比べれば可愛いものだと思うけどね」

 

「あら、誰も引き受けない、捨て去ったもの、それをどうしようが所有者の自由でしょう?」

 

そう言いながら目的地に向かう一団とリオンのコレクションのモノ達であった。




蛇足
鷹宮家は一応まともな部類の貴族家
悪名はあえて放置して、そう言った輩を近づける、もしくは遠ざける為
噂一、奉公に来た奴のうち、優秀な奴を外の商会に派遣していたから
噂二、金銭融資は有用なら外国展開させ、輩なら粛々と制裁していたから
噂三、国の裏側文章&隠し財源&リオンの個人コレクション(表でいわくつきで出回っていたやつ&奴隷含む人材)が混じって伝わった
鷹宮家の悲願:国の外に拠点を移す
リオン個人:王座ってどんなもんだい?

国の思惑:出ていっても商会は撤退しないから別にそこまでの損害にはならない&市井、他貴族の不満解消に一役買う……あと他の国も似たような暗部とか、恥部持ってるし、嫌になったら帰って来るやろ(目クソ鼻クソ感)
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