弦巻の家に上がり込んだ後というもの一切ハロハピの皆さんとは関わりがなくなった。学校が違う瀬田さんはともかく、同じ学校に通っている人にも合わないのはおかしいとは思うが自分にとって悪いことではないのでいいだろう。
そして最近親父がバイトをしろとうるさくなった。
まぁ、要するに死ぬほど働いて過去なんて忘れろって事だろ。んな事で忘れられる訳ねえだろ。
と言いつつもバイトを探しているのだが、これといって良い。というものが無い。うーん、あっ!いい感じの合った。このファストフード店にしよう。
時は経ち日曜日、今日は面接がある。面接と言っても少し質問に答えるだけだろう。そこまで難しく無い。ああ、店の人らしき人が出てきた、挨拶をしよう。
『君が…藤堂君かな?履歴書見せてくれる?…ふむふむ、容姿に問題無いし採用!』
ん?軽くない?人が少ないのか…なんで今から仕事させられようとしてる?制服着たし、諦めて腹括るか。そういや他のバイトの人って居るのか?
後で店長に聞いてみ『遅れました!』噂をすれば。ピンク髪の人で歳は同じか少し上か。挨拶をするべきなのだろうか。まあ、その内店長が紹介してくれるだろう。
『おーい、東堂君〜。こっち来てー」
やはり、そういう事だろう。店長の所に行くとピンク髪の人の紹介を受けた。丸山彩?どこかで聞いた事のあるような?勘違いだろう。
『君が東堂桜くん?名前かっこいいね、桜くんって呼んで良い?』
「丸山さんがいいなら良いですよ」
『じゃあ私のことも彩って呼んで。よろしくね桜くん』
結構ウェイ系の人なのか?悪い気はしないからいいか。
ふぅ。バイトって結構きついんだな。疲れた、店長に挨拶して帰るか。
『あの、桜くん?良かったら一緒に帰らない?』
「彩さんがいいなら良いですよ」
小さくやった!と呟く彩さん。その姿に可愛らしいと思ってしまう。そして俺は店長に挨拶をして帰ることにした。
帰り途中は仕事の事や他にも彩さんがアイドルをやっている話を聞いて苦労してるんだなと思った。それ以上深堀しようとも思わないけど。適当に返事をして早く帰ろうとしていたのだが、彩さんから声がかかった。
『桜くんってさ、好きな人いる?』
「ッ!今は、居ません」
『そうなの?急に変な事聞いちゃってごめんね』
彩さんが気付かなくて良かった、気付いてたら即質問されてただろうから。それよりなんで彩さんはそんな事を聞いてきたのだろうか?
『本当にごめんね。あのね、学校の皆が男の子と付き合ったり好きな人が居たりで。でも、私そういうの無いなって』
「そんなの関係ないんじゃないですか?だって彩さんには好きな人居ないんでしょ?じゃあ無理矢理作らなくても大丈夫ですよ。それに…」
『それに?どうしたの?』
「なんでもないです、すみません」
彩さんは心配そうに眺めてるけどこればっかしは話せない。失礼だけどそこまでまだ彩さんの事信用してない。人の事信用できるほど俺は成長出来てない。
『ちょ、桜くん?どうしたの?気分悪い?送ろうか?』
「大丈夫です、考え事してただけなんで」
『良かった〜、心配したよ』ニコッ
アイドルが一般人にプライベートでこんな顔見せていいのか?ファンが怒るだろ。一応脳に記憶しておこう。
やばい、家着いたけど眠い。寝よう。
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ん、結構寝たな。下降りてテレビ見るか。どうせつまんないのしかやってないけど。
あれ?あの金髪には見覚えがっ!ぶへっ、こいつ鳩尾にタックルしてきやがった。てか、なんで此処にいるんだ?なんで俺の家知ってるんだ?
『東堂君、黒服の皆さんです。察してください』
「は、はぁ、成る程。で、ご用件は?」
『サクラ、今からモミジガリ?に行くわよ』
は?今から?今夕方だぞ?マジで勘弁してくれ。
タイトルの(仮)は外すか否か。
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そのまま『笑顔は迷子と共に』
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タイトル一から考えろやァァァ。