永遠神剣を持つ主人公の生き方   作:京 志貴

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10話目ーーー

今回は駄目な気がする


妹。キモウトじゃないよ!

前回、卒業式を終え、研究所から家に帰った主人公ガッショ・テノ。

しかし、家には謎の幼女が!!彼女の正体は!!

謎の新キャラ登場、彼女に出番はあるのか?

第10話始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 「えーと、つまり君は俺のいとこってことでいいんだよね?」

 

 居間のソファーに机を挟んで座っている俺と幼女。

 今彼女になぜここにいるのか。

 そして、お兄様とは一体どういうことなのか。

 それを聞いているところだ。

 

 

 「はい、私はお兄様の母様、今は私の母様でもありますが……

  アルト母様の姉君であるアルノ母様の娘です。」

 

 俺の質問にこの謎の幼女(名前はソプラという名前)は答えた。

 

 俺のいとこか、ならお兄様であってるのか。

 しかし、なぜこんなところに?結局答えは聞けなかったのでもう一度聞いてみる。

 

 もう少しさっきの言葉の意味を考えていれば聞く必要は無かったんだがな……

 

 するとソプラ(という名前の幼女)は顔を下に向け、少し小さめの声で話だした。

 

「アルノ母様は……いなくなっちゃいました……。」

 

 そう言い下を向いたまま黙ってしまった。

 

 そうだったのか。いや、よく考えればわかる事だった。

 俺の母親が今は彼女の母でもある。

 養子縁組を組んだのだろう。

 つまり彼女の両親は……

 

 いや、こんなことを考えるより今は彼女のことだ!

 俺のせいで悲しませてしまったし、慰めてやりたい。

 ここで俺が今まで培ってきた対人経験の出番だ。

 

 「ごめん、俺が無神経だった。すまない。」

 

 まず、最初に謝る。

 

 「い、いえ。そんなお兄様は悪くないですよ!」

 

 ソプラは顔を上げ笑顔で言ってくる。 

 なんと健気なり義妹よ。

 しかし、これはまずい。

 このままではお兄様は悪くない攻撃に押し切られてしまう!

 

 「いや、悪いのは俺だよ。ごめんな。」

 

 

  まず、ここで安定の頭なでなで。

  幼女になでなでは基本だと思うの。ショタにはほっぺをぷにぷにしたい。

  

  ふーむ。まだ、子供だからか頭も髪も柔らかく感じるのぉ。

  やっぱり、子供はいいなぁ。

  あ。俺もまだ15歳で子供だし、

  性的な感情はまったく抱いてないからロリコンじゃないと思うよ!!

  そんなことをずっと考えていたら、

  

  「あ、あの……」

 

  ソプラが少し戸惑い気味にこちらを見ていた。

 

  あー、ずっと撫でっぱなしだった。

  撫で過ぎはよくないので手を離す。

 

  「あっ……」

 

  そこ!悲しげにしない!!また撫でたくなるでしょうが!!

 

  とまあなでなで攻撃によって少しは元気が出た?みたいなので

  ここで最後の切り札を投入するぜ。

 

  その切り札とは。

 

  

  「このあめ玉あげるから舐めててね!」

 

  あめ玉、通称あめちゃんである。

 

  子供はあめ玉あげとちゃいいねん。なんとかなるねん。

  俺が小学校にいたときによく使った手である。

  落ち込んでいる子の頭を撫で、そしてあめちゃんを渡す。

  この流れ作業によって笑顔になった子供は8割を超える!(当社比

 

  ほうら、この幼女ソプラちゃんも笑顔になって……

 

  「……」

 

  いない!一応舐めてるけど下を向いてる!!

 

  ばかな!あめちゃんが通用しないだって……

  

  しかし、ここからはどうしようもないので相手の動きを待とう。

 

  ソプラちゃんがあめ玉を舐める様を眺める。

 

  すると、ソプラちゃんが鼻をすすりだし……って

  泣いてるのか?

 

  「ううぅぅぅっぅぅぅぅ」

 

  最初は鼻をすするだけだったが今はもう涙さえ出始めている。

  

  え、なんで泣いてるの?もしかして俺のせい?

  このままじゃ俺は幼女に泣かして変態になってしまう……

 

 

  っとつまらない冗談はここまでにしようか。

  俺はソプラちゃんを抱きしめ右手で頭を撫でた。

  多分、俺が頭を撫でたことで両親のことを思い出したのだろう。

  両親がいなくなった悲しみをなんとか抑えていたのを

  俺が両親を強く思い出させてしまったせいで泣かせてしまった。

  これも俺が悪い。

 

  「うわぁぁっぁぁぁぁっぁあぁぁ」

 

  だから彼女の涙や鼻水で服が汚されてしまうのもしょうがないことなのだ。

 

 

 

  そこからしばらく彼女の悲しみを受け止めた。

 

 

 

  

  「す、すみません……」

 

  顔を赤くしたソプラちゃんが申し訳無さげに謝ってくる。

 

  目の前で泣いた事を恥ずかしく感じているのだろう。

  子供なんだから気にしないでいいのに。

 

  「別に気にしないでいいよ。義妹の悲しみを受け止めるのも義兄の役目だしね」

   そう、俺は兄なのだ。この義妹を支えるのも俺の役目だ。

   まあ、俺の両親でもできるだろうけど。

 

  「お、お兄様……」

 

  顔を赤くして見つめてくる。

  やばいな、可愛い。

  義妹じゃなければ即死だったな。

  危うくロリコンになるところだったぜ。

 

  

  「それでなんで家に一人でいたんだ?母様達と一緒に来たんじゃないのか?」

 

  いつまでもこうしているのもなんだし、そろそろ話を進めよう。

  俺が聞くとすぐに真剣な顔に戻し話しだした。

 

  

  「私は母様達(この場合は俺の両親)と一緒にここに来ました。

   でも母様達は少し用事があるらしくて明日までここには来れないらしくて

   なので、私だけ今日はここに泊まるように言われました。」

 

  ふむ、詳しく聞いたところ以下のようになるらしい。

 

  俺の様子を見に来るのと同時に義理の妹になったソプラちゃんを

  俺に紹介するという目的でここに来た。

  両親は王都に用事があり、ソプラちゃんだけここに泊まるように言われたということ。

  両親は明日の夕方に家に到着する予定であること。

  明後日には帰らなければいけないこと。

  そして、両親からソプラちゃんのことを聞いていなかった理由は

  ソプラちゃんの本当の両親のことやその後の引き取りなどでの

  ごたごたで連絡する暇がなかったらしい。

  

  

  「なので、母様達は悪くないんです」

 

   俺が黙っているのを見て、俺が怒っていると思ったのか両親のフォローをしだソプラちゃん。

 

   この子本当に子供なのかと言えるぐらい大人である。

   まあ、泣いたりするところは年頃の子供だな。

 

   「いや、母様達に怒ってるとかそんなことはないんだ、ただ少し考え事をね?」

 

   「考え事、ですか?」

 

   首を傾げて聞いてくるソプラちゃん。可愛い。

 

   「ああ、ソプラちゃんは王都初めてだろ?母様達も明日の夕方まで来れないみたいだし、

    明日一緒に王都を回らないか?」

 

   ソプラちゃんを王都観光に誘うと少し迷いながらもokしてくれた。

   なぜ、迷ったか聞くと、

   俺にそんなことをしてもらうのが申し訳なかったらしい。

   健気ないい子すぎますよ。

   

   「よし、なら明日は兄妹二人きりでデートと行こうじゃないか!!」

 

   

   「で、デートって……ええええぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 

   驚きすぎっていうかこの年でデートを恥ずかしがるって

   ちょっとマセすぎじゃ?

   5歳児ってこんなもんだっけ?

 

   まあ、明日はこの可愛い義妹をエスコートしますかね!

 

  

 

 




やっぱり、文章を書くのは難しい。
本当に自分にできるのだろうか。
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