本編開始と言ったな……あれは嘘だ
前回自分の転生後に不安を持った主人公神上隼人
今彼は転生するまでの間、
神様と自分の転生について確認していた。
「つまり……
永遠神剣が弱体化
どのように弱体化するのかは不明
エターナルっぽい存在になれる
長生きが出来、丈夫な体
しかし、姿は決まってない
神剣の力や種類、形、全て不明
転生する際の時系列、状況不明
不明なところは全て違う神様頼り
ということか……」
自分で言ってて思ったが予想以上にまずい状況だ。
不明な部分がやばいしそれ以外もやばい
まず、神剣がどのぐらい弱体化するのかを決めていない。
話では規則ギリギリという話だったが、それは伝えてないらしい。
神剣がただマナが使える剣というだけの可能性もあるわけだ。
次にエターナルっぽい存在についての話だが
なれるだけで姿、形は決まっていない。
最後は不明なところだ。
自分で認めたとはいえやはり生まれが分からないのは怖い
少し気にしすぎかもしれないけど、
何が起こっても転生後は文句が言えないからな。
転生させてくれる神様とは話してないから
信頼できないし。
一応転生後はその世界の全ての言葉が日本語になるらしいが、
それは神様が作った世界だかららしい。
考えながらこのような状況にした元凶を睨む。
その相手は申し訳なさそうな顔をしている。
しているが許しはしない。
この神が不用意な真似をしなければ
こんな不安はなかったのだ。
睨んでいると神様は、いや神は言った。
「すまんのぉ、ワシのせいじゃわい」
すまなそうに言うが俺が求めているのは謝罪じゃない
「謝罪するよりこの状況を
なんとかする努力をしてくれよ」
同情するならなんとやら、だ。
しかし、神は首を横に振りながら言う。
「無理なんじゃ、一度依頼してしまうと
その内容を変更することはできん」
「ならどうしようもないのか?」
「すまんがそうなんじゃ。」
はぁ、なら文句言うだけ無駄だな。
納得は当然してないがどうしようもできないなら
やりようがない。
こりゃ、転生後生き残れそうにないな。
諦め気味に肩を落とすと神が
覚悟を決めるように分かったと声を出した。
……? 何を言っているんだ?
何を言うつもりかは分からないが
一応聞いておこうと思い耳を澄ます。
そして神は深妙な顔をして言う。
「おぬしに 能力を与える。」
は? 何言ってんの?能力を与える?つまり特典?
「いや、それはまずいだろ。規則なんだろ?」
そう規則のはずだ。確かにその力を貰えるのならうれしいが……
俺の疑問に神はそうじゃと言いつつ
「今回は完全にワシのミスじゃ、だから気にするな
他の神はワシが説得する」
うーむ、なら貰っとこうか。
あっちがくれるって言ってるし、
これがお詫びなら貰ってもいいはずだ。
他の神が許すのなら……だけどな。
「貰えるなら貰うが……大丈夫なのか?」
その行為が許されるのか?という意味だが
「大丈夫じゃ、おぬしは心配せずとも良い」
自信満々に言う神をいや、神様を信じてみよう。
本来格下である俺相手にここまで言ってくれるんだ、
信じる価値はある。
「わかった、信じるよ」
神様は俺の言葉にうむと答えると、その場から消えていった。
どれぐらいの時間が経っただろうか、
こんな場所にいるからか時間の経過が分かりづらい。
5時間ぐらいか?余りに暇なので体を動かしていると
いつの間に帰ってきたのか神様が声をかけてきた。
「なんとか認めさせたよ、
しかし1日に一回という制限をつけることになってしまった」
神様が申し訳なさそうに言うが
ぶっちゃけ1日に一回で十分だし、
神様がここまでしてくれたことがうれしい。
神様の服がぼろぼろになってるし顔にも疲れが見える。
認めさせるのに苦労したのだろう。
「気にしないでください、
それでいつ転生するんですか。」
ぶっちゃけさっきまで暇すぎた。
早く転生したい。
それを伝えると神は答えた。
「転生は今から5分後を予定しておる。
それまでここで待っているといい」
5分後か今からじゃ!とか言われんでよかった。
その後神様と会話をして
時間を潰した。
5分後
「作品で説明されてない部分は全て
世界を作った神が考える。
つまり神がこうかもしれないと
想像したものも多く存在しているんじゃ。」
「なるほどなぁ」
俺はこの5分の間に神が作った世界のことを
詳しく聞いていた。
そして……
「迷惑かけたのぉ、ワシはここからは
なにもできん。頑張ってくれ。」
5分が経ち神様が言った。
「いえ、神様のミスではありますが
特典をもう一つ貰えましたし気にしてませんよ」
俺がそういうと神様は安心したように笑った。
実際死んだ理由が自業自得なのに転生させて
もらえるんだ、喜ばなきゃ。
「そうか。
これでさよならじゃな、
おぬしと話すのは楽しかったぞ。」
「俺もです。もし、あちらの世界で俺が
死んだらまた会えますかね」
「うむ、会えるぞ。」
会えるようだ、よかった。
今気づいたが俺の体が透けてきている。
もうすぐ転生するのだろう。
最後に一つ神様に伝えておこう。
「俺、会えた神様があなたでよかったです。」
「ワシも会えたのがおぬしでよかったよ。
転生後は辛い事が多いだろうがおぬしなら大丈夫じゃ。」
「はい、頑張ります」
神様に手を振りながら最後に言う。
「ではまた会いましょう。」
「うむ、また会おう。」
その言葉とともに俺は転生した。
俺は目覚めた。
まず何が見えるか確認する。
これが研究所の中なら機械の類が見えるだろうし
違うなら違うで何か状況が理解できるものが見えるはずだ。
そこで見たものは青い髪をした男と
赤い髪をした女の姿だった。
その二人が赤ちゃんである俺を持ち上げているのだろう。
人がいるってことは俺は人から生まれたのか?
見た感じ機械で作られたとかはなさそうだ。
周りを見てみる。
なんか凄いハイテクそうな装置が見えるな。
よく分からんが日本より文化レベルが上なのかもしれん。
もしかして未来なのか?いや、ミッドチルダかもしれんな。
状況を理解しようと努めていると目の前の男女が話しだした。
「俺たちの子供は周りを見渡すばかりで
なかなか泣かないな。」
「そうね、大丈夫かしら」
なかなか言い過ぎ!
といのはいいとして、この男女は俺の両親らしい。
まあ、予想はしていたがな。
それから少し時間が経ったので、今分かる情報をまとめてみた。
・この世界には魔法がある。
・機材などがハイテク、文化レベルが高い
・両親は人
・話を聞く限り俺も普通の人
こんなもんか。大して問題ないかもしれん。
転生をさせた神様はそこまで悪い人では無いのかもしれん。
しかし、俺がその評価を反転させるのは
そのすぐ後のことだった。
俺は聞いてしまったのだ、それは両親達の会話だった。
「この子は生まれたばかりなのに泣かないわね。」
この世界での母(アルトという名前らしい)が言った。
ちょっとは泣いた方がいいかなと思っていると
この世界での父(バステルという名前らしい)は
衝撃の言葉を言った。
「そうだね、もしこのままなら
アルハザード中央病院
に連れて行ったほうがいいかもね」
は? 今この男はなんと言った?
アルハザード?それってあれだよな。
プレシアが目指した死者蘇生の方法があるっていう
過去に滅んだ世界。
もし本当にここがアルハザードだったとしたら……
いや、ありえない。
原作でもほとんど説明がないんだ、
そんなはずが……
ここで俺は神様との会話を思い出した。
「作品で説明されてない部分は全て
世界を作った神が考える。
つまり神がこうかもしれないと
想像したものも多く存在しているんじゃ。」
つまりこの世界は神の想像し創造したアルハザード……
未来ではなくとんでもないほどの過去かもしれない
俺はこの世界で生きていけるのか……?
本編開始が嘘だとぉ、そいつがルパンだ追え!!
本編開始しました。
超展開です。すみません……
批判は怖いですが、自分の好きなように書こうと思います。
なんだこれと思ったのなら何も言わずに
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