アルハザード編 始まります
適性検査
前回、転生した場所がアルハザードかもしれないと気づいた主人公神上隼人
彼はこの原作知識がほとんど使えない世界で
どう生きるのだろうか。
「この世界がアルハザードなのは
ほとんど確定……か。」
俺はため息をつきながら言った。
ここがアルハザードかもしれないと気づいたときから5年経った。
できるだけ早く調べたかったが赤ん坊のときに調べることなどできない。
出来る事はこの世界の常識を知ることぐらいだった。
その結果この世界の常識はほとんど日本と変わらない事が分かった。
魔法や科学技術により日本より便利だ。
魔法関係の常識はミッドチルダと一緒だ。
魔力量とかランクとか適正とか。
まあ、日本とは違って魔法があるからとてもファンタジーだけど。
そこらへんはこの世界を作った神が考えるのが
面倒だったのだと考えている。
実際転生者は海鳴市に転生されるのだから、
アルハザードの設定など意味は無い。
俺が初めてなんじゃないかな?この世界にきた転生者って。
「テノちゃん♪
今から適正を見てもらいにいきますよー!」
今陽気な声で話しかけてきたのはこの世界での母、アルトだ。
赤髪で優しげな顔をしている。
俺は彼女の子供だから彼女から母乳を
貰ったということになるがその時の記憶は残っていない。
自分の精神を守るために脳が忘れたのだと思う。
言ってなかったけどこの世界の俺は青髪である。
顔がかっこいいかどうかは分からん。
まだ5歳だ、気にしなくてもいいだろう。
「母様、今行きます!」
俺はとてとてと母のもとへ歩く。
子供に見えるように演技をするのはきついけど
バレると平穏な生活はなくなるからね、仕方ないね。
なので、神剣は使っていない。
もし、神剣のことがバレたらと考えると使えなかった。
今から行くのは適正検査場だ。
この世界では5歳になった時に適性検査を行い、
どの魔法の才能があるかを教えられる。
つまり、自分の才能が分かるという事だ。
効率的だと思う。でも、子供の人生の選択肢は狭まるよなぁ。
まあ、将来の夢に使える才能じゃなかったらショックだろうけど、
自分が目指した分野が才能がない分野だったとかもありえるから、
それをなくすこの検査を一概には否定は出来ないよね。
なんで分かるのかはまったく分からないけど
アルハザード凄いと言えばいいと思う。
母と手を繋ぎながら歩く。
周りには俺と同じように検査に向かう子達が大勢いる。
もしかしたら俺と同じ学校に通う子もいるのかな?
アルハザードでも学校はあるみたい。
まあ、ミッドチルダにもあったしこの世界は神様の想像だし
あってもおかしくないか。
検査を行う建物に到着した。
大きさは横に20メートル奥行き15メートルぐらいだ。
ここは地方だからそこまで大きくないけど、
王都の検査場はものすごいらしい。
表現が曖昧なのは父にきいたときに
「王都の検査場?
地方のものよりものすごく大きいぞ〜ものすごいんだぞ〜」
と言われたのでよく分からないのだ。
パソコンがあればと思うが
この世界はパソコンの代わりに空中に
ウインドウを出す事ができる。
つまり軽くて持ち運びができるパソコン。
まあ、簡単に言うとデバイスのことだ。
当然俺は持っていない、特例を除き10歳からだそうで。
特例の件はまた今度にして今は建物の中に入って検査してます。
部屋の中には透明な玉と初老の男性がいる。
検査は部屋の中にある透明な玉を触るだけでいいらしい。
王都での精密検査なら別だけどこれは簡易検査だからね。
王都の精密検査は希少技能がある人などがするらしい。
俺大丈夫か……?まあ、検査は義務だからやらなきゃ駄目だよね。
部屋の中央にある透明な玉を触る。
この行為によって体の中を魔力が巡る感覚がする。
本当になんでこれで分かるんだろ。
アルハザードスゴイ
「結果が出ました、これを見てください」
初老の男性が紙を裏向きにして差し出してくる。
これは透明な玉の下に敷かれていたものだ、
これに適正が書いてあるみたいだな。
ちゃんと見ないでいてくれるのはうれしいね。
なんだろうな、楽しみだ。
裏向きの紙を貰い家に帰る。
この紙は家で見るのが伝統らしい。
結構大きい我が家に帰り玄関で紙を見てみる。
ガッショ・テノ
魔法適正:???
魔力値:???
希少技能:存在を確認
ガッショ・テノは王都で精密検査をするに。
これは……あかんで……
俺は普通の生活がぼろぼろと崩れ落ちていくのを感じた。
テノ君の運命はいかに!!
今回はちょっと短め。
神上 隼人という名前はアルハザード編では出ませんので
忘れてしまってもいいんですよ?
アルハザード編はほとんどオリジナルなので自由に書けますけど
批判もきそうで怖いです。