永遠神剣を持つ主人公の生き方   作:京 志貴

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ろくわー





希少技能:???

 前回、王都での精密検査を受けた神上 隼人(ガッショ・テノ)

 結果は今後に影響しそうで……

 

 

 

 

 さて、どうしたもんか

 

 今俺は中年の人(希少技能の研究者だった)と一緒に移動している。

 希少技能を詳しく調べるための部屋に向かうんだとか。

 

 多分ばれるよなぁ。

 

 俺の希少技能は神様製ではあるが、詳細がバレない効果などないし。

 

 諦め気味に研究者の後ろに着いていく。

 

 そのままエレベーターに乗ったりして5分ほど移動した後、研究者は足を止めた。

 ある部屋の前だ、ここなのかな?

 

 「ここで君の希少技能を調査する」

 

 ここらしい。

 

 研究者がドアを開けて部屋に入るのでそれに続く。

 部屋の中はなんかコードでごちゃごちゃしていた。

 そして、そのコードが集まる場所が一つ部屋の中にあった。

 そこは周りが機械に囲まれていてその中心に一つの椅子が存在していた、 

 

 「ここが私の研究室だ」

 

 ここが研究室であることはどうでもいいんや。

 そんなことよりも……。

 

 

 「ま、まさかこの椅子に座るんですか……?」

 

 嫌だなぁ、凄い嫌だなぁ。なんか機械の触手とか出てきそう。

 あとなんか禍々しい感じもするし……。

というかなんで今までハイテクだったのにいきなり椅子なの?

 

 俺の言葉に研究者は頷き、座るように促してきた。

 

 この椅子と機械は目の前にいるこの研究者が作ったらしく、

 自信満々に任せてくれと胸を張っている。

 椅子なのは特に意味はないようだ。

 

 うーん、信用できない。

 

 なかなか座らない俺に研究者を安心させようとする。

 

 「大丈夫だから、危険はないからね」

 

 そんなこと言われても……

 まあ、座らないって選択肢はないし、しょうがない。

 

 普通に座る。

 

 何も起こらない。首を傾げていると研究者が訂正した。

 

 「座るだけじゃなく背もたれに体を預けてね」

 

 言われた通りにする。すると体の中を魔力が通っている感覚。

 

 またですか。これなんか気持ち悪いんだよな。

 まあ、自分のものとは違う魔力が体を巡ってるんだしなー」

 

 このまま5分ほど待たなくてはいけないみたいなので、研究者に

 抱いていた疑問を聞いてみる。

 

 「気になっていたんですけど、僕って魔力適正が吸収なんですよね?

  それなのに今みたいに検査できるんですか?」

 

 そう、自分の魔力適正が吸収ということは分かったが、

 それがどのような適正なのか聞いていないのだ。

 ただ、魔力を吸収するだけなら検査に使用している魔力をも吸収するのでは?

 そう思ったのだ。

 

 「良く気づいたね、君は5歳児とは思えないほど優秀みたいだ。

  そうだね、吸収の能力が無差別に発動するならそうなるだろうね。

  でも君の吸収は違う。君の体表に触れているものからしか魔力

  を吸収できないんだ。でも、体表さえ触れていれば空気中や人

  からでも吸収できるし、それに君には吸収量の限界もないようなもの

  みたいだからね。」

 

 体表さえ触れていれば……ね、弱くはないんだろうけど……。

 自分で吸収量を変えれないかな。

 もしできるなら相手の魔力弾を手のひらから吸収とかできるのかな。

 某人造人間みたいに。

 っと、話していたらもう5分経ったみたいだな。

 許可を得て椅子から立ち上がる。

 

 研究者に近づくと結果を話しだした。

 

 「聡明な君なら理解できると思うから今伝えるね。

  まず、君の希少技能は……」

 

 そこからの説明は長かったから省略。

 簡単に説明すると、

    

 

    よく分からなかったらしい。

 

 あの長い説明はなぜ分からなかったのかの説明だったのだ。

 

 いやー、まさか分からないとはね。予想外だよ。

 

 あんなに自信満々だったのにねぇ、面白いねー。

 

 せっかくだから、分からなかったんですか?と白い目で見てあげた。

 

 まあ、あの検査でどうやって希少技能を調べているのかすら

 分からない俺が言う事ではないけど。

 

 分かった事は、

    魔力を保存できる

    保存量の限界は分からない

                  だけらしい。

 

 

 前の検査とほとんど変わらないじゃないか!!

 

 俺のその気持ちが伝わったのかそうでないのかは分からないが研究者は

 最終手段を使うから大丈夫だよと笑顔で言ってきた。

 

 最終手段……ねえ?

 

 少し怖い気もするが相変わらず拒否権はないので移動を開始した。

 

 

 

 

 

 

 そして、着いたのは上に実験場と書いてある場所。

 

 えぇぇぇー

 

 いや、違うよね!ここじゃないよね!実験じゃないよね!!

 

 俺はビクビクしながら研究者の顔を見上げる。

 研究者はこちらを見下ろし……とびっきりの笑顔を見せてこういった。

 

 「ここで君の希少技能を調べるよ、

  今回は大丈夫だから、必ず調べてみせるから期待しててね!」

  

 やっぱりかぁぁ、そしてあんたさっきの検査で分からなかったの気にしてたな。

 

 

 入りたくなかったが拒否k(ryなので入る事にする。

 

 中は予想とは違い何もなかった。

 ただただ、広い空間があるだけだ。

 ここで何をするんだ?

 研究者の方を見るがさっきまでいた場所には既にいなかった。

 

 あれ? どこいった?

 

 周りをぐるりと見ると近くの壁に階段があり、そこを登っていた。

 着いていこうと階段に近づくが階段の入り口に着いていたシャッターが

 降りてきて通れなくなってしまった。

 

 あれ?置いてかれた?

 

 少し慌てるがどうしようもないので座って状況が動くのを待つ。

 すると上から声が聞こえた。

 

 「今から君の希少技能を調べるから、こちらの指示に従ってね。」

 

 「それはいいんですけど、今どこにいるんですか?」

 

 「今は君を別の場所から見ているよ。だから安心してね。」

  

 それで何を安心しろというのか。余計に不安が大きくなったよ!!

 

 「じゃあ始めるねー」

 

 

 

 その合図から検査が始まった。

 

 

 

 

 

 まず、腕輪をつけて魔力を放出しろと言われる。

 

 腕輪は天井の一部がカパって開いてそこからゆっくり落ちてきた。

 

 親方!空から腕輪が!!って感じだった。

 

 この腕輪はつけた人の魔力を封印するらしい。

 封印されてんのに魔力を放出しろとか無理あるん。

 というよりこんなものがあるのか。犯罪者とかに使うのかな?

 

 しかし、この腕輪は体にあるリンカーコアの魔力を封印するものらしい。

 つまり、リンカーコア以外の場所の魔力を封印することはできない。

 

 ここまで聞けば研究者の目的が分かる。

 多分俺が希少技能から魔力を引き出せるのか知りたいんだろうな。

 某忍者漫画も似たようなことやってた気がするぜ。

 

 

 結果を言えば出来た。

 まあ、俺の特典だし出来なきゃおかしいよな。

 

 

 

 そしてそこから何回か指示に従って行動した。

 

 しかし、それでも分からなかったようだ。

 

 まあ、俺が自分で伝えれば解決するんだろうけど……

 

 

 俺が少し迷っていると研究者がため息をついて言った。

 

 

 「しょうがない、最終手段に出る事にするよ。君の希少技能は

  こちらからのアプローチを受け付けないみたいだからね。」

 

 「最終手段ってここにくることじゃなかったんですか?」

 

 「そうだね、言い換えると本当の最終手段だね。

  でも、今回は確実に成功するよ。」

 

 本当かなぁ?まあやってみましょう。

 

 少し経つとまた上から物が降ってきた。

 今回はヘッドギアみたいなものだ。

 少し不安だけどつけてみる。

 

 「それは、君の希少技能を能力に関わらず強制的に発動させるものだ。

  君の安全は保証されているから気にしないでいいよ。」

 

 希少技能の強制発動?

 

 俺が言葉の意味を理解する前に検査が始まってしまった。

 

 

 

 

 

 体が暑い。魔力が溢れそうだ……!

 

 頭につけた機械が動いた瞬間から俺の体の中を膨大な魔力が巡る。

 

 神剣から魔力が出ているのか?そう考えるがすぐに違う事に気づく。

 

 俺が空間から凄い勢いで魔力を集めているのだ。

 

 

 「苦しい……」

 

 魔力が体の外に出ようとしているのを押しとどめる。

 苦しいなら放出すればいいのだが、それは駄目だと

 俺の勘が……この感覚がいっていた。

 

 

 体の中を巡る魔力がさらに多くなる。

 

 「こ、れ……は……」

 

 魔力が体の中を巡っているんじゃない。

 俺が放出しないから体の中に溜まっているだけだ!

 

 「く……っそ……」

 

 体がさらに暑くなる。

 このままじゃやばい。仕方が無い、体の外に魔力を……。

 

 そう考え、放出しようとしたとき俺の中に溜まっていた

 魔力がいきなり消失した。

 いや、消えたんじゃない、俺の体の中の一カ所に……

 神剣に吸い込まれている。

 

 全ての魔力が吸い込まれた後、

 俺の目の前に光が現れた。その光はさらに大きくなり輝いた。

 そして、その輝きが消えたときそこには一振りの剣があった。

 その剣は蒼く輝いている。

 

 「我を呼び出したのはお主か?」

 

 この剣は俺の特典、永遠神剣だ。

 なんとなくというかそうだと感じた。

 そして、この剣の名前は……

 

 「『聖賢』……か?」

 

 永遠のアセリアの主人公が使っていた永遠神剣。それにそっくりだった。

 

 俺の言葉に神剣は答えた。

 

 「いかにも。我は『聖賢』であるが……。

  我の名を知っているという事はお主が我の持ち主なのだな。」

 

 このとき俺は初めて自分の持つ神剣と出会ったのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




小説って本当に難しい……他の人との差がぁぁ

うぇぇ、無理だよぉ。

ふう、落ち着いた。

一応説明しておくと『聖賢』にした理由は永遠のアセリアの主人公が使用していたため
神剣の話し方が分かるからです。
話し方を新しく作るのはなんかね。オリジナルの神剣ってのも考えたけどさ。
なるかなのほうは一位だから、ちょっとね。上位神剣でないといけないし。

この小説での『聖賢』さんの説明は次回に回します。

ではでは〜
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