アルハザード編終わるのいつになるんだろ……
更新遅れてしまいました……
前回、『聖賢』と色々話した主人公名前は省略
彼は、後日に話をすると言ってこちらに質問してくる研究者を諦めさせ、
家に帰るのだった……
今は家に帰る途中である。
自分は寝たいのに両親が発動した希少技能について詳しく聞いてくる。
眠たいので少しだけ、
剣が現れた
その剣に吸収した魔力が保存されていた
また明日詳しく調べる
この三点を伝え意識を失うように眠った。
ん?
さっき寝たと思ったら今は違う場所に立っている。
なんか遺跡みたいな?青白い大理石が地面に敷き詰められている。
空は天井がなく星の光がとても近くに見える。
これは……
「もしかして、『聖賢』か?」
夢に干渉してきたのか?まあ可能だろうし。
空に向かって呟く。すると、目の前に『聖賢』が現れた。
『では、お主が知っていることを全て聞かせてもらうぞ。』
うーむ。言ってもいいんだろうか?なんか問題起きない?
『聖賢』に全てを話すか迷ったが最終的には話す事に決めた。
このままじゃ信頼関係もなにもないからね。
これから一緒にやっていくんだし仲良くしないとね。
俺は『聖賢』に最初から,転生したことから話した。
俺は『聖賢』に全てを話した。
『聖賢』は俺が話している最中から話し終わってもまだ黙っていた。
やっぱりショックだったのだろうか。自分は本物ではなく神が作った偽物だと。
もしくはただ考えているだけなのか。
それからしばらくして『聖賢』はようやく言葉を発した。
『そうか……』
そこからまた黙った。やはりショックを……
『ショックなど受けていない。むしろお主が見た目の割に
子供らしくなかった理由が分かった』
受けていなかったらしい……
『ただ少し考え事をしていただけだ。』
ふむ、何を考えていたのかね。
やっぱり落ち込んで……『くどい!!』
さーせん……
心が繋がってるってのはやりにくいな。本当に。
俺が真剣に『聖賢』との今後の付き合い方を考えていると、
『聖賢』が苛立ち気味の声を出してきた。
『今はそんなことはどうでもいい!
……お前の事情、そして我の現状については理解した。
そのことで考える事はあるが、
今はこれからどうすべきかを話すべきだ。』
どうすべきか……ね。
「一応明日あの研究者のところに行くから、
そこでこれからの俺たちがどういう扱いになるか分かるはずだよ。」
危険だから囚われるってこともあるわけだ。
そうなったらどうしよう……
今更だけど自分のこれからが不安になってきた。
俺の不安をよそに『聖賢』は話す。
『もし、相手がこちらを拘束または攻撃してきた時のために
我の力を扱えるようにならねばならん』
「『聖賢』の力?そういえば『聖賢』にはどの程度の力があるんだ?
弱体化しているのは知ってるが。」
まあ、あの魔力量からして弱いということはないはずだ。
というか弱かったら怖いわ。
『そうだな……我は魔力を吸収することができる。』
それはあれだろ?俺の魔力適正のやつ。
そう聞くと否定された。あれ?違うのか?
『それは我を得たお主が勝手にそうなっただけだ。
我は剣が触れたもの、魔力弾でもなんでもいい
魔力で作られた物質なら全て吸収できる。』
「それは……砲撃魔法も?」
もしそうだったらと思った事を告げる。
どうだ?
「その砲撃にもよるが……大半は問題ないだろう。」
砲撃もおkであると。これで砲撃系魔導士相手なら負けないかな?
そして魔力を持つものや生き物からでも吸収可能だとか。
うむ、うーむ。
凄い能力であるとは言える。言えるが……
「それだけだったりする?」
もしそれだけだったら拍子抜けにもほどがあるぞ!
俺はその思いを乗せて『聖賢』を見る。
すると『聖賢』は怒ったように言う。
『そんな訳ないだろう!むしろここからが本番だ。』
よかった、ここからが本番らしい。
期待を持ちながら『聖賢』の言葉を待つ。
『我は神に作られたとはいえ、永遠神剣。
マナから……ここで言うと魔力だが、
我を持つお主はオーラフォトンを使う事ができる。』
オーラフォトン……
えっと、なんか主人公とかが使ってたやつだよね?
それ操って戦ってた覚えがある。
俺の曖昧な回答に『聖賢』は呆れたように言った。
『ほとんど分からないならそういえばいい。
自らの無知を認めない事はしてはいけないことだ。』
もう説教はいいから、続きをどうぞどうぞ。
面倒だったので続きを促す。
『まったく……そうだなお主にも分かるように説明するとこうなる。
オーラフォトンは魔力をお主の体の中で変換することで精製できる。
魔力などより高密度で強い力を持っているものだ。』
おおお!よく分かるぞ!
しかし、そうなら使えるようにならないとな。
『その通りだ、さっそく明日から修行を始める。
覚悟をしておくのだな。』
修行って……なんか怖いんですけど。
俺が修行内容を問いかけようとすると急速に意識が薄れてきた。
これは、現実の俺が起きようとしているのか。
そのすぐ後俺は目が覚めた。
修行内容については聞けずじまいだった。
朝になり今日もまた検査場に来ました。
そしてまた実験室です。
そこで俺は研究者にオーラフォトンのことと永遠神剣のことを
隠してそれ以外のことを伝えました。
「そうか。やはり君の聖剣は意思を持っているんだね!!
それもとても高度な!!」
「はい、そうですね。日常会話ぐらいならできましたよ」
「ほう……この世界の常識をある程度持っているということは
やはりテノ君から生まれた二重人格的なものだとみていいかも。
でも、まだ決めつけるのは速いよね。もっと実験してから……」
「あ、あの今思った事なんですけど。」
このまま話を聞くのはとても嫌だったのでわざと話を遮るように声を出す。
研究者は少しムッとしたがすぐにこちらの言葉を聞く体勢をとってくれた。
ありがたい、このままなんだかんだで無事に帰れないかな?
まあ、それはおいといてと。
「なんで俺の希少技能のことを聖剣って呼んでいるんですか?
前も呼んでましたけど。」
そうこの男、俺の希少技能のことを聖剣と呼んでいるのだ。
前にも言ってた気がするし……
「それは君が自分の希少技能をみた時に言ったからだよ。
聖剣ってね。僕もその言葉は正しいと思ってね。
能力名も聖剣にしておいたから。」
あーあのときは『聖賢』って言ったんだけどな……って!
何勝手に名前決めてんの!!しかも聖剣って!!恥ずかしいわ。中二か!
まだ5歳だぞ!!精神は大人に近いが。
勝手に名前が決められたので抗議のつもりでむーっと睨む。
すると研究者が悪気はなかったんだよと言ってくる。
そんなの知るかと言いたいがよく考えると
別に気にする必要はないと気づいたので許す事にした。
「本当に君は優秀だね。やはり僕の行動は間違ってなかったね!!
君なら大丈夫だよ!!」
ん?何の話だ?
「何の事ですか?」
分からなかったのでそのまま聞く。
知らないままでいるより聞いた方がいいと教わったからね。
すると研究者は衝撃的な言葉を伝えてきた。
「君にはこのまま王都にいてほしいんだ。ここで色々と学んでほしい。
それを僕が上に進言したんだよ。君は未来を担うことが出来ると……
もちろん君には拒否権がある。さすがにこの件で拒否権がないとは言わないよ。
断ってくれていい、君のしたいようにすればいいんだ。
君の家族からも許可は貰っている。」
そんなこと言われても……俺はどうすれば……
教えてくれ『聖賢』、俺は後何回悩めばいい?
8話終了です。
とても間が開いてしまいました。
申し訳ありません。
少しネタバレになりますがこれからそれなりに時間が飛びます。
次はいきなり15歳です。