(女性関係)さっぱりさせようぜぇ!!   作:胡椒こしょこしょ

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金髪縦ロールが出てきたので初投稿です。


授業中なんだよなぁ今は!!

「-----であるからしてISの基本的な運用には現時点で国家の認証が必要であり....。」

 

始まってしまった2時限目。

教壇の前では山田先生が教科書をすらすらと読んでいた。

それにしても入学して1~2時間で授業って早すぎるよなぁ。

正直そんなすぐ詰め込んでまともに分かるのだろうか。

 

「初めて教室に入ってたかだか1~2時間で詰め込んだところで、全部分かるようになるとか夢見すぎだよなぁ.....」

 

ぼそりと呟く俺。

コイツ!!授業中にまで思っている事口にしやがった。

声量が小さくて助かったが、授業中まで自分が何をしでかすかビクビクしないといけないと思うと、精神が擦り切れるのではないかと言わんばかりの心労だ。

 

それに、この内容は国連の職員に予習させられた所だ。

周りを見れば女生徒たちは普通に受けている。

原作でも理解して入っている的なこと言ってたし、そりゃそうかとしか言葉が出ないが。

 

前を見れば、一夏はしきりに頭を掻いたり首を捻ったりしている。

そりゃそうだ。

ISについての学習なんか男の人ではよっぽどナードなISオタクが独学で学ぶ以外は詳しく学ぶことはあんまりない。

一夏にとってもそれは例外ではないのだ。

それに予習用の電話帳みたいなテキストも確か整理して捨てた?とかいう中々に無理のある方法で失くしているので猶更何を言っているのかチンプンカンプンだろう。

 

「織斑君、何か分からないところはありますか?」

 

山田先生は笑顔で織斑に聞く。

IS学園に男として入ってきたばかりに突貫工事な予習をさせられたであろう彼に配慮しているのだろう。

めっちゃええ先生やなホンマ。

結婚して!

実は俺自身の推しは山田先生だったりするんだよなぁ....

 

すると一夏は手を挙げる。

正直もう何を言うのかは分かっている。

 

「先生!分からないところがあります!」

 

「はい!どうぞ織斑君!」

 

山田先生はにこやかに一夏を指名する。

この後にこの顔が苦笑いになると考えると複雑な気分になるよね。

女生徒も男性操縦者の発言に興味津々気に耳を傾けている。

 

「全部わかりません!!」

 

織斑がそう言うとクラスの皆はずっこける。

君達ノリが良いね。

初見なら仕込みかと思う程だよ。

 

そして当の山田先生は、鳩が豆鉄砲食らったような顔で呆けた後に、ハッと我に返る。

 

「えっ、全部って...全部ですか!?」

 

「はい!....あだっ!!」

 

一夏が元気よく返事すると、彼の背後に立っていた織斑先生にげんこつされる。

 

「織斑、お前には予習用のテキストを渡していたはずだ。それはどうした。」

 

「予習用テキスト.....?....あっ!で、電話帳と間違えて捨てちゃいました!!」

 

更にげんこつを食らう一夏。

頭骨から聞こえちゃいけない音鳴ってんよ~

まぁでも流石に表紙ちゃんと見たら間違えようないし、そりゃそういう反応されるんだよなぁ。

まったくこれで後々モテるんだから流石は主人公といったものだろう。

 

「まったく...これでチヤホヤされているんだから笑えてくる。やっぱり主役は違うってか?」

 

口から冷笑気味に声が出てきた。

マジで自動出力やめろや。

しかも内容クソ煽ってんじゃん、俺そんなこと言ってねぇぞ。

主人公相手にまで敵対したらワイのプラン壊るる^~。

 

周りは静まり返って視線はこちらに集中している。

すると一夏も少しむっとした表情でこちらを見て、口を開く。

 

「なんだよ。じゃあアンタは分かるって言うのかよ。」

 

あっ馬鹿!お前そんな聞き方したら!!

 

「ISが兵器として各国家に配備されてから数年、世界にはISをこれからの兵器の主流として捉えようとする動きが見られていた.....ドッカーン!始まっちまったIS講座。メカのことになると早口になりがちなオタクたちが大好きなIS、その基本原則って奴だな。ちなみにISはインフィニット・ストラトス。インフィニットで無限、ストラトスで成層圏という意味だ。当初は日本が技術を独占して国際社会をキャン言わせていたが、基本的には極東の一国家対国際社会。いつまでもそのような状況が続くわけもなく、アラスカ条約が締結されて技術の開示と共有が.....」

 

あーあ、やっちゃった。

やることなすことゾルタン様になる呪いをかけられた俺は、何か説明を要求されたり、質問されたりした場合、ゾルタン様の3分でわかる○○をやってしまうのだ。

今は分かるのかと言われて発動しちゃった感じですね。

俺の口はずっとゾルタン様の3分でわかるISの基本原則を話し続けている。

周りの生徒たちは急にはっちゃけたテンションで山田先生の授業をかみ砕いて説明している俺をポカーンとした表情で見ていた。

あー、もう滅茶苦茶だよ。

口がクッソ疲れる。

 

「これさえ理解することが出来れば、さっきの授業はテキスト無くてもひとまず大丈夫.....って先生居るのに俺ばっかり喋ってまずいんじゃないの?時間大丈夫!?と気にしぃの俺いよいよ登場!ゾルタン・アッカネン!その正体は!って終わりかい!授業終了時間が絶賛接近中!復習忘れるなよ諸君!長く話し過ぎて、疲れちゃうんだなぁこれが!!!」

 

長く喋って疲れたなら最初から黙ってろやカス。

話し終えると辺りはシーンとしている。

山田先生は教壇でアタフタしているし、一夏は考え込んでいる。

そして千冬さんは俺をジッと見ていた。

周りの視線が....刺さる。

許して...許してクレメンス。

ワイも出しゃばりたくて出しゃばったんじゃないんだ。

俺は強いられているんだ、被害者なんだ。

 

「あー、なんだ。概ねアッカネンの言った通りだ。復習も忘れずにやれよ。最初からついて行けないんじゃ話にならんからな。...分かったな一夏。」

 

「わ、分かったよ千冬ね...織斑先生。」

 

織斑先生は強引に授業を終らせる。

....あぁぁぁあああ!!!

忘れろ忘れろ忘れろ!!

なんで俺一つも悪くないのに黒歴史作られているんだ!!

急に喧嘩売ったと思ったらぺちゃくちゃ一人でに授業の解説やりだすとかイカれてるにも程があるだろ!!

もう、終わった....。

ワイの目的は最初の段階で頓挫した....。

クラスメイトや一夏と良好な関係を作らなければ、手助けなんか出来るはずもない....。

 

 

 

休み時間、俺は背もたれに身体を預けているとちらほらと視線を感じる。

そりゃ授業中にあんなことした女だ。

最初の自己紹介であんなこと言ったし、陰口でも叩かれてるのかな。

....辛いな。

 

「アッカネンさん、ちょっといい?」

 

不意に声を掛けられてそちらを見ると、一夏が立っている。

な、なんだお前....。

お前までワイを迫害しようというのか。

主人公がそんなことしていいと思ってんのか!!

ドロップアウトしたワイの事は居ないものとして扱ってほしいな。

 

「構わない。」

 

取り敢えず答える。

おぉ....ちゃんと答えれた。

こういう時感動するんだよなぁ。

 

それにしても何を言われるのだろうか。

そう思っていると、一夏は頭を下げた。

ファッ!?

 

「その、ありがとうな!態々テキストがない俺の為に分かりやすく説明してくれたんだろ?おかげで少しだけだけど理解できたよ。」

 

一夏は笑顔で俺にお礼を言う。

えっ、なにこれ皮肉言われてんの?

それともガチ?

えっ、こわい。

どゆこと...?

 

「何のことを言っているのか...よく分からないなぁ。」

 

いや困惑している部分をゾルタン訳で抜き出すのやめろ。

なんか誤魔化してる感じになってるから。

ベジータとかそこら辺のツンデレキャラがお礼言われた時みたいな反応になってるから!

 

「はは...なんか、アッカネンさんがどういう人か俺分かってきたよ。これから3年間よろしくな。」

 

えっ、どういう人なの?

俺ってどういう人に映ってるの?

クッソ怖いんだが....。

やだ怖い...やめてください、アイアンマン(錯乱)

 

「ちょっと、よろしくて?」

 

俺が他人から見た自分の印象に怯えていると視界の隅から野生の金髪縦ロールがとびだしてきた!

戦闘が始まるのかな。

多分レスバで金髪が負けると思うんですけど。(未来予知)

 

「へ?」

 

急に飛び出してきたセシリアに困惑して素っ頓狂な声を出す一夏。

一夏は声を掛けられるとは思っていなかったのだろう。

俺もさっきはそうだった。

ただ彼と唯一違う点は俺の場合は俺が答えようが答えまいがゾルタン訳で口が勝手に動くという点だ。

はえ~、ワイ劣化版じゃん。

直ぐに返事出来てもそれで煽っちゃ世話ない。

 

「聞いてます?お返事は?」

 

そんな一夏の返事が不服だったのか目を細めて返事を催促する。

一夏は気を取り直したのか口を開いた。

 

「あ、ああ。聞いてるけど....なんの用だ?」

 

「まぁ!?なんですのそのお返事は!!?私に話しかけられているのですから、それ相応の態度と言うものがあるのではないかしら?」

 

何様なんですかねぇ。

改めて見ると初期は嫌味なお嬢様キャラが強いなって。

正直、こうも面と向かって噛みつかれたら俺が一夏だったらおっかないわ。

速くクラス代表決定戦を迎えて落ち着いて、どうぞ?

 

「おっかないなぁ、噛み付くのは犬でも出来るぜ、落ち着けよ。」

 

また口が勝手に動いた。

なんだろう、勝手に意訳するの止めてもらっていいですか?

ぶっちゃけコイツわざと煽り口調にしている節があるだろ。

犬は!犬はどこから来たんだ!?噛み付くから連想したんか!!?あぁぁん!!!?

 

俺の言葉を聞いて俺を睨み付けるセシリア。

 

「....貴方には話しかけてませんわ。口を挟まないでくださいまし。」

 

すると一夏も口を開く。

 

「それなら俺もまだアッカネンさんと話している途中なんだ。後にしてくれないか?それに、悪いけど俺は君の事を知らないし。」

 

するとセシリアが信じられないと言った様子で口元を押さえる。

 

「まぁ!?イギリスの代表候補生にして、入試主席の私、セシリア・オルコットを知りませんの!?しかもそんな私を後回しに!!?不遜にも程がありますわ!!」

 

ぶっちゃけ他人の入試の成績なんて興味ないだろ。

まぁ、でも頑張ってイギリスの代表候補生になったんだし、それを誇りたくなる気持ちもわかる。

それが悪い方向に働いているだけだ。

味方となった時にはとても心強い女の子なんだよなぁ.....。

 

「代表候補生....な、なんだっけ.....さっき聞いたような......」

 

一夏は頭を抱えて苦し気に呻く。

目の前に授業中に突然立ち上がって説明した人が居るじゃん。

すると、一夏に1人の少女が近づく。

 

「代表候補生は国の中枢を担う存在である国家代表IS操縦者の、その候補生として選出された有望な存在のことだ。...さっきアッカネンが言っていただろう。」

 

「そ、そうだったな...やっぱ復習しないと。」

 

近づいたのは一夏の幼馴染にしてメインヒロインである篠ノ之箒だ。

開発者を姉に持ち、その内ぶっ壊れIS持ち出してランクもぐんぐん上がっていくぞ!

箒は呆れた様子で一夏に教える。

 

「そう!まさにエリートなる存在なのですわ!本来はそんな私と同じクラスになるだけでも奇跡!なんたる幸運!その辺を理解してくださるかしら?」

 

なんかオーホッホッ!と言い出しそうなくらい胸を張ってそんなことを言いだす。

確かに代表候補生になるくらいの技量を持っている分、現状エリートと呼んでいいだろう。

しかし正直レア度では一夏に劣ると思う。

 

「確率で言えば織斑一夏と同じクラスになる方がレアじゃないのかなぁ?」

 

そう言うと、箒が頷く。

 

「確かに一夏は唯一の男性操縦者だからな。」

 

何万分の一の確率だからな。

なんだ、勝手に口が動いてヒヤヒヤしたけどまともなことも言えるじゃん!

今後ともその調子で頼むよ~

 

「だ、大体なんですの!?代表候補生すら人に教えてもらわないと分からないだなんて知的とは程遠い。唯一の男性操縦者と言えどもこの程度なんですのね!!」

 

一瞬動揺するも、ブレずにレスバしようとして来る。

多分自分と一夏で言えば一夏の方がレア度が高いと気づいたのだろうな。

だからこそ知識面で攻めてきたのだろう。

知識面であれば一夏に負けることはないからな。

 

「....要するに貴様は何を言いたい?」

 

箒は一夏を貶されて少し苛立っていた。

でも確かにコイツ遠回しに喋り過ぎィ!!

これが知人だったらしばいていたかもしれない。

こういう無駄に長い話は好きじゃないんだよなぁ。

全部聞いても全部自分語りに持っていきかねないから聞いてる側ウザイだけで何の収穫もないからね。

さっさと簡潔に言って、どうぞ?

 

「簡潔に言えよぉ....うぜぇなぁ。そういうの、手が出ちまいそうで嫌いなんだよねぇ?」

 

どうやらさっきゾルタン訳がまともだったから気が抜けていたらしい。

そういう過激な事は考えないようにしていたのに....。

案の定、ワイなんかぶん殴りそうになってるし。

笑み浮かべながら拳を握りしめてるよ。

暴行沙汰はやめちくり~

 

セシリアは案の定、ぶん殴りそうと言ったワイの方に一瞬怯えのような色の表情を見せたかと思いきや、向こうも苛烈な表情へと変わる。

止めて!あの子、現段階ではプライドと虚勢で形作られていると言っても過言じゃないから!

そこを暴力で揺り崩そうとするのは正直ドン引きである。

止めよう!ゾルタン君落ち着こう!

 

「ふ、ふん!な、なんですの貴方たちは!ま、まぁ私は優秀で優しいですから?泣いて頼まれたらISのことを教えて差し上げても良いですわよ。な・に・せ!私が入試で唯一教官を倒したエリートですから!」

 

彼女は一夏に対して指差す。

すると彼はポカーンとしながら口を開いた。

 

「教官?....それなら俺も倒したぞ。」

 

倒した?

勝手にやられたの間違いでは?

山田先生の不注意だろ!いい加減にしろっ!!!

 

一夏がそう言うと、セシリアや箒、周りで聞いていた女生徒も目を点にする。

 

「な...そ、そんな筈ありませんわ!わ、私だけと聞きましたの!!」

 

「女子だけではってオチじゃないのか?」

 

正直女子だけでは主席とか主席ではないのでは?

いや、そもそも一夏はイレギュラーな例だし元々IS学園は女子高だから一夏を含めなかったのだろうか。

どちらにせよワイには関係ないな!

そもそもワイは入試受けてないし。

日頃から運用試験ばかりやってる実質強化人間に試験なんか必要ねぇんだよ!!

まぁ普通に国連が学園に捻じ込んだだけってはっきりわかんだね。

 

「つ、つまり...私だけではないと?...そ、そんな!あなた私に嘘を....っ!!」

 

セシリアの言葉を遮るようにチャイムが鳴る。

そして生徒たちはみな各々席に就こうとする。

出鼻を挫かれたのかセシリアはワナワナしながら一夏を指さす。

 

「っ....!またあとで来ますわ!!逃げないことですわね!!」

 

そう言って彼女は一夏に指を突きつける。

一夏はどこか困惑した表情をしていた。

後ろの箒は....あー、一夏に熱い視線を送ってますね。

そりゃずっと好きだった幼馴染が教官まで倒してやってきたらなんかカッコいいもんね。

でもこの後、箒に剣道場でボコられるんだよね....。

コイツバイトやってて剣道出来てないんで弱くなってますよ!(チクり)

IS学園に来たのに剣道させられる一夏君可哀想

 

「お気の毒さまになぁ織斑一夏。」

 

「あ、アッカネンさん....」

 

おっ、今回は結構まともな事言ってるぞ。

平常時でもその調子で頼む。

いや本当はゾルタン訳なんか出ない方が良いに決まっているんだけど....。

 

俺もそろそろ席に座るか。

セシリアの後ろの席に歩みを進める。

すれ違いざまにセシリアに睨まれた。

...あまり喧嘩売るような真似をするのはやめて欲しい。

僕は別に良いけど、呪いの影響でゾルタンっぽい行動しかねない。

ただでさえ改造人間で国連に余計な事すんなって言われてるのに揉め事とか起こしたらヤバいもんなぁ....。

 

その直後に織斑先生と山田先生が教室に入ってくる。

授業が始まろうとしていた....。

 

 

 

 

2時限目の授業が終わった後、クラスの話題は二つが占めていた。

一つ目は唯一の男性操縦者、織斑一夏。

そしてもう一つはゾルタン・アッカネンという少女だ。

 

彼女は初対面においての自己紹介でクラスの大半から悪い印象を抱かれている。

当然だ。

自分達と同じ学年の少女に未熟者と言われたのだ。

不快にならない方がおかしいだろう。

しかし、それは授業中の彼女の言動によって変わりつつあった。

 

「ねぇ...もしかしてアッカネンさんって悪い人じゃ...ないんじゃない?」

 

「で、でも...」

 

授業中において急に解説し始めた。

確かにそれは非常識と取れる。

だが彼女の言葉の端に彼女の意図が現れた言葉があった。

 

『さっきの授業はテキスト無くてもひとまず大丈夫.....って先生居るのに俺ばっかり喋ってまずいんじゃないの?時間大丈夫!?と気にしぃの俺いよいよ登場!』

 

彼女は予習テキストをやっていない織斑君が授業について理解できるように解説したのだ。

それに自分が時間を取ったことを気にしていた。

 

「...もしかして、あの子って不器用なんじゃない?」

 

「...確かに自分の事、出来損ないって言ってたもんね....。」

 

「ねぇもしかして自己紹介の時のアレってまだ習熟してない者同士仲良くしようってことじゃ....」

 

「えぇ...でも仲良しこよしとか使ってたしなぁ....。もしそうなら言葉選びのセンスが壊滅的すぎない?」

 

思えば自分達を未熟者と言った時、並列して自分の事を出来損ないと言っていた。

技量に乏しい一年生同士宜しく的なことを言っていたのもかもしれない。

だが、それにしては言い方や言葉選びが悪いようにも思える。

その時、ほんわかとした萌え袖の少女が思いついたかのように口を開いた。

 

「あっ、そうだぁ~!ゾルたんって外国から来てるし、日本語があまり得意じゃないんだよぉ!だから言葉選びがおかしいし、言葉の話し方もおかしいんだと思うなぁ~。」

 

「そ、そうかなぁ....?」

 

彼女達が話している間に、ゾルタンはセシリアに絡まれている織斑一夏の間に立っており、セシリアに対して言葉を放っている。

それは乱暴だったり、煽っているように見えるも、二人の間を仲裁しようとしているようにも見えた。

 

「だ、だとしたら可哀想だよね。日本語が苦手で不器用だからさっきまで私達も誤解してたし.....」

 

少女達は顔を合わせる。

するとさっきの萌え袖の少女が話を切りだす。

 

「ならこの後、ゾルたんに話しかけてみよーよー!さっきまで一人だったみたいだし!」

 

思えば彼女は休み時間においては話しかけられるまで一人だった。

しかし今のように話しかけられれば積極的に話している。

それは彼女自身の不器用さの証左だと思われた。

 

「...そうだね!」

 

「次の休み時間にアッカネンさんに話しかけに行こう。」

 

3人は次の休み時間の方針を決めたのだった。

かくしてゾルタンの絶望は他所に、彼女を取り巻く状況は変わる兆しを見せていた。




はえ~コイツ、こんな所で勘違い要素使ってますよ。
やっぱ好きなんすねぇ!
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