呆気ない人生だった。ただなんの意味もなく働き、冷たいコンビニ弁当を食べ、寝るの繰り返し。
そして過労死ときた。
なんのために生まれたのだろうか。
今はただ、消え逝く命の中思う。
次の人生が有るのならなにかを遺して死にたい。
(転生って有るんだ...。)
目を覚ますと見知らぬ白い天井、ベッドを囲むような配置の白いカーテン。そして左手に点滴が。
「ここは、病院?」
「先生!目を、目を覚ましました!!」
「?」
何があったのだろうか
「あの、オレに何かあったんですか?」
「えっ?」
「あの、ここが何処か、何があったのか、自分の名前すら分からないんです...」
「記憶喪失ですね、恐らく強いショックを受けたため無意識のうちに思い出さないようにしているんでしょう。」ユルサナイィ
「貴方は関口 トウヤ16歳。両親を交通事故で亡くし自身も命に関わる大怪我を負ったのよ」
「そんなことが...」
「ごめんなさい。辛いわよね。」
(どうしよう、可哀想とは思うが顔も知らない人だから辛くもなんとも無いけどそれを言うのは憚られるし、)
「大丈夫です、気にしないで下さい。」
「ごめんなさい。」
「これで退院手続きは終わりよ。」
「ありがとうございました。」
「本当に気を付けて下さいね?」
「はい」
と言うわけで晴れて(?)退院だがどうするか、ん?あれはなんだ?
「ユルサナイユルサナイユルサナイィィァァァァァァァ!!!!」
明らかに人ではないものが喚いている。と
「うるっせえぞ!!」
「!?」
誰かの声が聞こえると共に化け物の首が地に落ち、消えていく。
「全く、せっかくの休暇を邪魔しやがって 」
取り敢えず声をかけてみるか
「あの、」
「なんだ?」
「あの化け物は何ですか?」
「その前にあんたは誰だ」
「あ、関口 トウヤです」
「オレは日下部 篤也だ。であれは呪霊と言って...ちょっと待て」
「?」
「お前はアレが見えたのか?」
「はい」
「何か変なことが起こったりしてないか?」
それならばさっきからずっとある
「影に石とか吸い込まれて行きました」
「マジでか」
「お前今学校とかは」
「行って無いです」
「呪術に興味はないか?」
「呪術って何ですか?」
「そこからか...」
~呪術説明中~
「つまりは個人個人の特別な力であの化け物を倒すと」
「そうだ」
メッチャ面白そう。少なくとも社畜に比べれば。
「是非ともやらさせていただきたいです!」
「ヨシじゃあ付いてこい!」
~呪術高専内~
「今から学長と面談だ。へたすりゃ入学拒否られんぞ」
「えぇ!?」