俺の家が女子高生の溜まり場になっている件   作:かしら

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あの、唐突に投稿途切れてホントゴメンナサイ(ジャンピング土下座空中3回ひねり)

大学生って忙しいんですね←


久しぶりの今回はタイトルからお察しの方も多いかもしれませんね。
そうです、あのバンド登場です。

余談ですがRASとモニカを参戦させるかは全くの未定です笑
気まぐれに登場するかもしれないしそのまましれーっと終わる可能性もあるということだけここに記しておきます。


それでは本編どうぞ!!


#19 笑顔を絶やさず

 先日のミッションで功労賞となった俺(と一応某美竹)はマスターから”最近働きすぎだから”と突然の休養日宣告をされ現在大絶賛暇を持て余し中である。ひとまず外に出るかと家を出たものの大した用事も浮かばずただふらーっと散歩するだけの休日の昼下がり。

 

 

「まぁたまにはこういうのんびりした日も大切か。あ、そーいや俺あそこ行ってねぇな...」

 

 

 ふと思い出した場所がある。そこはその昔幼馴染と見つけた秘密の場所。いや、今にして思うと別に秘密でもなんでもないんだろうけど。ただそこは賑わう表通りからは少し外れた場所にあって普段は滅多に人も通らないようなひっそりとした場所だったから、当時小学生だった俺らには秘密基地みたいですごく魅力的だった。今もちゃんとあるといいんだけど・・・

 

 と、目的の場所へ体を向けた時

 

 

「あ、アキくーん!!やっほーーーー!!!」

「この声は...やっぱな。」

 

 

 後ろから盛大に俺を呼び止めたのは言うまでもない、商店街の元気印はぐみだ。

 

 

「よっ。相変わらず元気だなー」

「ちょっとちょっと、急に走っていかないで!」

「ふぇぇーま、待ってよぉ」

 

 

 なんかすげぇ賑やかだなおい。というかそのうちの1人見覚えある気がする。確か羽沢珈琲の常連さんで、よくいつも金髪の人と来てたような・・・でもよく覚えてないんだよな。なにせ一緒にいる方の人からようわからんけどえげつないくらいのオーラ感じるのよね。なんかイヴあたりとよく似た存在感がある。あの子もブシドー!とかいうのかしら。

 

 

「あの、すいません急に飛び込んでっちゃって。」

「あぁーいえいえお気になさらず。」

「心の広い人でよかった...」

「これいつものことなんでー」

「常習犯?!ってかこの人はぐみの知り合いなの?」

「あれ?あの...どこかで会ったことあるような...」

「あ、やっぱりいつもいらしてる方でしたか。多分羽沢珈琲じゃないですか?自分そこでバイトしてるんで。」

「あ!そうそう羽沢珈琲の店員さんだ!」

「え、花音先輩とも知り合いなんですか?!」

「知り合いっていうか...千聖ちゃんとよく行く喫茶店で働いてる人なんだ。」

「あれ、みーくんとはあったことなかったっけ?」

「初対面...だな。えっと、福本秋哉っす。はぐみの幼馴染で同級生です。中学は大阪にいたんでまぁ知らなくても不思議じゃないっすよね。」

「はぐみと同級生って、なんだ同い年か。アタシは奥沢美咲。で、こっちにいるのが松原花音先輩。アタシたちの一つ上の代。」

「あ、先輩でしたか。いつもありがとうございます!」

「えぇ、秋哉くんて年下なの?!すっごくしっかりしてるからってっきり私より年上なのかと...」

「アキくん今何してたの?」

「ちょっと散歩?かな。たまたま今日バイトが休みでさ。あ、そういやはぐみ」

「なになにー?」

「戸山香澄...ちゃんって覚えてる?」

「え、かーくんがどうかしたの?」

「こないだアイツに会って。」

「はぐみ今かーくんと同じクラスだよ!」

「マジかよ!世界って狭いな...」

「初対面なのに悪いんだけどさ、何がどうするとはぐみのそのテンションについてけるわけ?」

「うーん、俺の幼馴染ってテンション高い人多いから特段意識したことはないんだけど...強いていうなら時間かな。まぁ元々俺も活発な方だしね。」

「すごすぎる...」

「あ、無闇にこいつの”保護者”になろうとすると多分途中で爆発するからほどほどにしときなね?」

「ッ!」

「で、はぐみたちは何してたの?」

「あ、そっかアキくんにはまだ言ってなかったね。はぐみね、バンド始めるの!」

「えっまじ?」

「それで、これからこころんの家で練習するんだ!」

「ここ...なんて?」

「ちゃんと説明しなきゃわかんないでしょ...えっと、バンドのメンバーの中に1人とんでもない子がいてね...これからその子の家で練習なのよ。やれやれ...」

「そうだ、アキくんも来なよ!」

「「ハァ?!」」

 

 

 おっと、ここにもツッコミがシンクロする逸材が。なんなの、ちょっと見ないうちにここは街をあげて芸人を育てよう的な方針になったの?

 

「俺みたいな部外者がひょっこり行っていいのか...?」

「だいじょーぶだよ!ほら、いこいこ!!」

「わ、ちょ!ったく...しゃあないなぁ」

「方針転換はやっ!」

「ある程度受け入れるスタンスでいかないと身がもたないからな。」

「アタシには真似できない...」

「おすすめはしないね。」

「なんだか急に賑やかになったね。」

 

 

 あの場所に行くの先延ばしになっちゃったな。ま、またちゃんと行くとしよう。

 はぐみに引きずら・・失礼引き連れられてきた場所は文字通りの『大豪邸』。表札には”弦巻”の2文字。あれ、この名前どっかで聞いたような・・・

 

 

「なぁ、君らのバンドメンバーってのは一体何者だい?」

「簡単に言うなら...日本有数の財閥一家の一人娘。いわゆる”御令嬢”ってやつ?」

「弦巻...財閥...って、えぇぇっ?!」

「ふぇっ!びっくりした...」

「あ、ごめんなさい花音先輩なんでもしますから。」

「え、な、なんでも...?」

「いやそこまでしなくても...てか弦巻財閥知ってんの?」

「多分...親父がここの系列の会社に勤めてる...」

「うわ、ここも金持ちか。」

「いやいやいや、そんなことない...はず。」

「はずって!」

「いや、俺自分の家族のこととかよく知らねぇんだよ。家にいること滅多に無いから。でも確かに...今思うとあの人たち何かと金で解決しようとしてたかも。欲しいものとか基本買ってもらえてたし。」

「いやそれもう金持ちの発想じゃん。」

「うーん、それが普通だと思ってたからよくわかんないんだよねー」

「うわ出た、ボンボンにありがちなセリフ。」

「うるせー」

 

 

 誰がボンボンじゃ。と、背後からやけに強い気配が。

 

 

「やぁ子猫ちゃん達。おや、お客さんかい?」

 

 

 随分とキザなセリフ引っ提げて登場してきたなぁ。でもこういう人ちょっとかっこいいかも。

 

 

「あ、ども」

「あ、薫くん!!」

「それいい加減何とかならないですか...」

「こころーん!全員揃ったよー!」

「「ちょ、インターホン越しにそんな」」

「すごいシンクロ率...」

「これは...なんとも儚いね...」

「あ、薫さんは初めてだよね。ここにいるのは福本秋哉くん。はぐみちゃんの幼馴染なんだって。」

「福本秋哉っす。えっと...」

「瀬田薫さ。羽丘女学園の2年生だよ。よろしく。」

「かっけぇ...」

「え、かっこいいの?これが?!」

「いやかっこいいだろ。こんなん反則だろ。」

「フッ...そこまで言ってくれて嬉しいよ。」

「ほら。」

「アンタ騙されてるからね。いつかきっと後悔するよ。」

 

 

 何をそんなに心配しているのかようわからんがとにかくこれはいい人脈だな。やっぱかっこいいって正義だよなぁ。うちのヴォーカルもなかなかだと思ってたけどこれは記録更新かも。

 

 

「てことは薫先輩もはぐみたちとバンドを?」

「あぁ、こころに誘われてね。最初は演劇に集中したいからと断るつもりだったんだが、彼女の熱意に押されてしまってね...」

「あ、演劇やってるんですね。どうりでそのテンションなわけだ。」

「よかったら今度私の舞台を見にきておくれよ。」

「是非。」

「ファンじゃんもう。」

「文句あるか。ってかウワサのお嬢サマはいつまで待たせるんだい?」

 

 

 目的地にはとっくに着いていたのに門の前から全然進まないけど、ホントにここで合ってます?

 

 

「あぁ、あの子の部屋からここまでって結構距離あるからね。」

「どんだけデケェんだよ!」

 

 

 やっぱ金持ちはやることのスケールが違ェな。ま、新築マンションの最上階の角部屋くれるうちの親も大概ではあるが。

 

 なんてこと考えてたら正面の立派な門がギィィと音を立てて開いた。中から現れたのは・・・

 

 

「みんないらっしゃい!さ、入って!!...あら?見たことない人がいるわね、あなたお名前は?」

「福本秋哉。はぐみの幼馴染だよ。」

「ねぇねぇこころん、アキくんドラム叩けるんだよ!」

「あら、それは素敵ね!秋哉も一緒にどうぞ!」

「「軽いなぁ...」」

「え、秋哉くんもドラムやってるの?」

 

 

 あ、もう美咲と定期的にシンクロする現象には誰も突っ込まない方針になさったのね。

 

 

「あぁ、中学時代に軽音部やってたんで少しだけ...」

「私もドラムなんだ。でもまだまだ全然で...ちょっと教えてもらおうかな。」

「そんな、教えるほどのものでもないと思うんですけど...」

「えぇ、でもアキくんいっつもさーやたちとすっごいやってたじゃん!」

「でも今日スティック置いてきちゃったし...そもそも楽器だって...」

「楽器なら、全部うちに揃ってるわよ?心配いらないわ!」

「ふぇ?」

「まぁ、初見じゃそうなるよね。アタシも最初脳みそ追いつかなかったからさ...」

 

 

 そう言ってどこか遠い目をする美咲。 恐るべし弦巻家。

 

 実際彼女の家には信じられないくらい充実した設備が整っていた。テレビや雑誌でしか見られないようなレア楽器もたくさんあって・・・というよりその類の楽器の方が多くないか?俺らの楽器何本買えるんだってレベルのばっかじゃんか。これ下手に触っちゃマズイんじゃ・・・って

 

 

「わ、お前そんなガサツに!」

「え?」

 

 

 平然とそのうちの一本に手をかけようとするはぐみに思わず待ったをかけてしまった。

 

 

「いや、勝手に触っちゃマズイんじゃ...」

「え、でもはぐみいっつもこれ弾いてるよ?」

「ウソ...だろ?」

「わかるよー君の気持ちはよーくわかるよ。別世界来ちゃったみたいになるよね。感覚バグるよね。うん。これが正常だよね。よし。」

「なんか後半自分に言い聞かせてね?」

「いやだってここにくる人たちみんなおかしいんだもん!普通に考えたらこんなの平然と触れないでしょ!」

「いやぁーほんまにそうよ。」

「あ、秋哉!ドラムセットの準備できたわよ!向こうで花音も待ってるわ!」

 

 

 と、どこからともなくスッと現れた黒い黒いスーツを身にまとった女性に案内されて別室に。ん?この人誰や?

 

「こちらへ」

「ども。んでおたくどちらサマ?」

「こころお嬢様にお付きする者です。何かご不便ございましたらなんなりと。」

 

 

 いや、金持ちってすげぇ。

 で、花音先輩の待つ部屋に向かうと・・・

 

 

「うわ、フル装備かよ。」

 

 

 ここまでくるともはや苦笑である。そしてその横でどこか怯えた様子の花音先輩。

 

 

「?どうかしました?」

「なんかいつもと感じが違うというか...私こんなすごいドラム叩いたことないよ?」

「安心してください。自分もです。」

 

 

 ドヤ顔で決めると先輩の表情が一段と曇った気がした。

 

 

「まぁ好きに叩いていいってんなら...」

 

 

 

 スティックを手に取り椅子に腰掛けると・・・

 

 

「うひゃーすごい眺めだなこりゃ。」

 

 

 ひとまず一通り鳴らしてから何パターンかフレーズを肩慣らし程度に叩いてみる。やっべ、自分のドラム叩けなくなりそう。とりあえず明日沙綾に自慢しよう。

 それにしても、じぃーっと眺めてこられると流石に気になるな・・・

 

 

「先輩...あの、俺の顔になんか付いてたりします?」

「あ!いやその...上手だなぁって思ったらつい...」

「そうっすかね...じゃ、次は先輩の番!」

「ふぇえ、この後にやるのはちょっと...」

 

 

 うん、癒されるからいっか。

 と、ドアが開いて残りのメンバーがやってきた。

 

 

「どうかしら!」

「あれ、なんかいつもより豪華じゃ...」

「うちにあるドラムの中で一番すっごいのを用意してもらったわ!」

 

 

 どうりでヤベェわけだ。ってことは俺は今とんでもないことをしていたんじゃ・・・一瞬で背筋が冷えた。

 

 

「アキくん久々に聞かせてよ!」

「ちょ、流石に思いっきり叩くわけには....なんかあったら責任とれないし。」

「私も聞いてみたいな、君が奏でるその音。」

「薫先輩に頼まれちゃしょうがないっすねぇー」

「チョロすぎでしょ。」

 

 

 あっけなく先程の位置に戻りふぅーっと深呼吸を一つ。無意識に右手のスティックをクルクルと回してしまうがこれこそ集中している証。久しぶりにドラマーとしてのスイッチが入った。

 

 そこからは我ながら圧巻だった。多くを考えずとも身体が勝手に動くというか、吸い寄せられるようにビートを刻んでゆく。やっぱりぃ、高級なドラムは一味違いますよぉー

 

 

「ふぅ、こんな感じ...ですかね。」

「すご...」

「アキくんまたカッコよくなってる!」

「なんて...儚いんだ...ッ!」

「これが秋哉くんの演奏...私なんて足元にも及ばないや...」

「そんなことないわ!花音の演奏だって素晴らしいじゃない!」

「花音先輩の演奏も聴きたいけど...他のメンバーは誰がなんの楽器を?」

「はぐみはベース!」

「私はヴォーカルよ!」

「私はギターさ。そしてもう1人ミッシェルというメンバーがいるのだが...今日はきていないよだね」

「げっ」

「あれれ?ミッシェルはー?」

「あああえっと今日は商店街の方で子供達に笑顔を届けなきゃって言ってそっちの方に...」

「そうなのね!さすがはミッシェルね!」

「素敵だ...」

「ミッシェルすごい!」

 

 

 うん、よう分からんがなんとなく察した。きっと・・・そういうことなんだろう。偉いね、夢壊さずにいてあげてて。

 

 

「花音先輩、ミッシェルって...」

「うん、美咲ちゃんだよ。」

「はぁ、別に正体隠してるわけじゃないんだけどなぁ...」

「まぁはぐみならあぁなるのも無理はないか。あ、ところで皆さんは楽器の経験は?」

「そこが問題。花音さん以外は楽器からっきしなのよねー」

「いいじゃない、ゼロから始めてみんなで上手くなっていけば。」

「上達に近道なしってことか...儚いね。」

 

 

 一つ気がついたことがある。この先輩、さてはボキャ貧だな。

 

 

「あの、僕一応ドラム以外の楽器もなんとなくできるんで...なんか困ったことあったら手伝いますよ?」

「え、なんでそんなハイスペックなの。」

「まあ話せば長い。」

「はいはいそうですか。」

「なんか怒ってる?」

「秋哉には怒ってないよ?カミサマ恨んでるだけ。」

「怒ってるよね。」

「それは心強いわ!いつでも来てちょうだい!」

「なんなりと。」

 

 

 そうひざまづいてみせた俺にまた”儚い”と感動する薫先輩ととりあえずはしゃぐはぐみとどこか不安そうな美咲とニコニコな花音先輩(癒し)

 なんかまたすごい人たちと関わり持っちゃった気がするな。。。

 




いやもうほんとごめんなさい。ゆるーくやるとは言ったもののここまでサボると流石にもうみなさん忘れてますかねw
読者離れてたらどうしましょう。まぁ自分の責任なんですけどね笑笑

あとこのバンドの人たち完全にネタ枠になってますね。(基本みんなネタだろ)ちゃんとヒロインにもなってもらうように言い聞かせておきます。

どれだけの方に届くかわかりませんが一応投稿再会です!
それではまた次回。
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