俺の家が女子高生の溜まり場になっている件   作:かしら

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タイトルの通りです。巴ハッピーバースデーです。僕もチュチュのジャーキーおにぎりもらいたい(そこかい)


番外編
#1 巴の誕生日


「よいしょっと...おじゃましまーす!」

「秋にぃおはよー!!」

「招集が早いって。親御さんもよく許可してくれたよな...」

 

 

 今日は4月15日。何を隠そう今日は巴の誕生日だ。ちなみに俺は11月生まれだから。え?名前の通りだって?そりゃ3月生まれの秋哉とか嫌でしょ。

 

 

「だっておねーちゃんのためだもん!!」

「姉妹揃って仲のよろしいこと」

「えへへー」

「と、とにかく!頑張ろ!」

「朝から張り切りますなぁ〜」

 

 

 現在時刻朝8時。宇田川家に招集されたのは俺の他につぐとモカ。どういう人選かって?簡単さ。

 

 

「厨房アシスタントのスペシャリストに味覚のスペシャリスト...素晴らしい。加えて巴ガチ勢のあこに厨房のスペシャリスト。フッ...完璧な精鋭だな。」

「わらわたちの手にかかればおねーちゃんの攻略など...こう...ぱぱぁーっとできる!!」

「入り込んでますなー」

「あ、秋哉くん...?そろそろ始めないと巴ちゃん帰ってきちゃうよ?」

 

 

 巴の身柄は現在蘭とひまりによって確保されている。だがいつまでも連れ回すわけにもいかない。時間は限られている。

 

 

「だな。ただモカの出番ってまだしばらくないよな。」

「いけずぅー」

「会話になってねぇよ。」

 

 

ピンポーン

 

 

「あれ、まだ誰か来る予定あったっけ?」

「うーん」

「おはよー」

「おぉっ沙綾じゃないですかー」

「沙綾ちゃん呼んでたの?」

「いや、俺じゃない。」

「あこが呼んだんだ!」

「なるほどね。心強い戦力がまた1人と。」

「おやおやー沙綾は何か隠してるなー?」

「え?!何も隠してなんか...」

「隠してるじゃーん。メロンパンとクロワッサンとカレーパンと...おぉ、こないだ出たばっかのさくらパンまで〜」

「うっ」

「は、まさか全部当てやがった?!」

 

 

 黙って沙綾は首を・・・縦に振った。

 

 

「バケモンかよ。」

「パンへの愛だよ〜」

「でっ、でもこれはあとでみんなと食べる用!モカには...」

「こっ、これは...!!」

 

 

 何やら新作のようだ。っていうか、

 

 

「世界一モカを黙らせるのうまいよな、沙綾って。」

「いやいやー。で、秋哉たちは何作ろうとしてるの?なんかすっごいとっ散らかってるけど。」

「こっからイリュージョンの数々を起こしてここに豚骨醤油のラーメンスープを産み落とす予定。」

「半分くらい理解できなかったんだけど。」

「巴ちゃんの好きなラーメンを独り占めさせてあげよう!って企画なんだ!」

「高校生女子にあげるプレゼントじゃないよそれ...」

「お前だってペペロンチーノ食べ放題って言われたら感激するだろ。」

「よし、手伝う。」

 

 

 よし、戦力確保。

 

 そこからは怒涛だった。一応前から試作はしてみたものの、思いのほか出来のいいものにならない。モカの合格が出ないことには巴に食わすレベルにはならない。

 

 

「何が足らないんだろ...」

「うーん、出汁もちゃんと取ったし配分も狂ってないよね...」

「最後の手段いっていい?」

「な、何する気?」

「すこーしだけ魚介出汁足してみん?」

「おぉーありですなー」

「ダメ元だけど価値はあるかもね...」

「うん、やってみよう!」

「ねね!おねーちゃんたちそろそろ帰ってくるって!」

「アカン、急いで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんやかんやで出来上がったものは・・・

 

 

「うっわー...めちゃくちゃ美味そうじゃん...ホ、ホントにこれ1人で食っていいのか?」

「もちろんだよ!」

「そうそう、今日の主役は巴なんだから。」

「おう、好きなだけ食え!」

「うっひょー!いただきますっ!!」

 

 

 ちなみに俺ら5人の前評価はというと、

 

 

「おぉ...」

「これはー?」

「す、すごい...」

「ハマったんじゃない?」

「おいしー!!!」

 

 

 絶品の一言だった。

 

 

「う、うめぇ...せっかく作ってくれたのにそれ以外の言葉が出てこねぇ...」

「喜んでもらえてよかったね!」

「だな。4人ともサンキュ。」

「でもやっぱりーこんだけあるのにともちんだけっていうのはぁー」

「おいこら図々しいぞモカ。」

「そういう秋哉だってさっきから釘付けじゃん。」

「ハハハ、ほらほら、みんなで食べようぜ!」

「あ、まじ?」

「じゃあお言葉に甘えてー」

「誰が一番図々しいんだか...」

「ビャアウマイイ。やっぱりぃ自分で作ったラーメンは一味違いますよぉ!」

「ねぇつぐ、秋哉って帰ってきてからずっとこの調子?」

「ずっとではないけど...たまに?」

「まぁそんなわけで、ハッピーバースデーってやつだ。」

「あぁ、最高のプレゼントだぜ!」

「巴にはこないだの借りがあったしな。」

「なーんだよ気にすんなって。」

「いやいや、おかげでようやく肩の荷が降りたんだよ。」

「そっか。よかったじゃないか!」

「ありがとな」

「おう!ほら、もっと食えって!」

「巴完食早っ!」

 

 

 

 こうして俺らのミッションは幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 




なんとか当日に間に合わせたい一心だったので少々分が荒い気もしますがご容赦ください。

今後主要メンバーの誕生日系は番外編の枠で更新していきます。基本的に本編に絡ませる予定はありません。時系列ごっちゃになりそうなので・・・笑


次回は本編で!
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