最低最悪な魔王とライダーオタク   作:ライダーオタク

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ビルド エピローグ

「夜は焼き肉っしょ!!!」

 

――と、アナザービルドとの戦いを終えたムケイ達はアナザービルドの変身者であるバスケットマンを病院へと運び、そして戦兎らを(勿論おじさんに確認をとってから)クジゴジ堂へと招き入れて、焼き肉パーティーを開いていた。

 

「美味ぇ、なんだこの肉!!?」

 

「汚いな~もう。いい大人なんだから口にものを入れて喋りなさんなよ」

 

嬉しいことに戦兎と万丈はビルドとクローズとしての記憶を失っていなかった。

むしろ、店長=エボルトという記憶まで得てしまい、ジオウ組を巻き込んで、あわやエボルト戦に投入するかという勢いになって――店ごと姿を消していたエボルトにより、意気消沈。

万丈はともかく戸籍のない戦兎は「…どうしよう」と項垂れていたが、みーたんと連絡が取れて、暫くしたら『俺をプリキュアにしろ』……じゃなくて『大義の為の犠牲となれ』でお馴染みの『仮面ライダーローグ』氷室幻徳が迎えにきてくれるという話になった。

 

「それで、お前は王様になりたいのか?」

 

「うん、俺王様になりたいんだ!」

 

黙々と肉を育てるゲイツを片隅に、万丈の問い掛けに兄様は元気よく答える。

 

「今時、王様とか無理だろ」

 

「それでも俺はなりたいんだ」

 

「おう、そんなに元気なら何とかなんだろ!」

 

バシバシと背を叩いて「ならプロテイン飲んで筋肉つけねぇとな」と応援する万丈。兄様は自分の夢を応援された事が素直に嬉しいのか満更でもない顔をしている。

 

「しかし……時止めとは恐ろしい能力を使うやつもいるんだな。今回は、」「ムケイです」「……ムケイちゃんが機転を気かせてくれたから助かったけど、今後相対するような事があるなら対抗策を考えないと」

 

大人の都合(設定上)でいえば、もう出ることはない筈の戦兎達だが、やはりここが現実世界であるということと、ライダーの記憶を失っていないことから、今後もガッツリと仮面ライダージオウの登場キャラクターとして絡んでいく流れなのだろうか。

 

(…何それ、天国)

 

彼らには一応エボルトという敵が残されているので毎回駆けつけてもらうのは厳しいかもしれないけど、最終フォーム保持の先代ライダーが味方になるなんて、強くてニューゲームというレベルの話ではない。

まさにハイパー無慈悲!……と、そういえば次はエグゼイド先輩の物語だったな。

 

「お、この肉貰い!」

 

「ッゥ!?ジオウ貴様、それは俺が育てていた肉だぞ!」

 

 

あの物語は心臓病の息子の為にアナザーライダーとなった父親が罪を重ねて奔走する悲しい物語だが、天才外科医である仮面ライダーエグゼイド世界の二号ライダー『仮面ライダーブレイブ』を頼ってその息子を治療して貰えば一発OKの実質ヌルゲーだ。

 

つまり、下手に気負うこともなく趣味全開で楽しめる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい。じゃあ皆、このレンズを見てね~」

 

 

 

―――カシャ。

 

焼き肉パーティーの後、戦兎達と写真を撮った。

兄様とゲイツはまだ距離感が危なっかしくて、ツクヨミはなんとなく気まずそう。

万丈は私を肩車して、戦兎はちょっとカッコつけてる。

そして私は緊張で顔が真っ赤。

 

我ながら凄くいい写真だ。おじさんも気に入って、写真立てに飾ってくれた。

……これからきっと、大変な毎日になるけどレジェンドライダーの人達とは最後にこうして仲良く写真を撮れたらいいなと思う。

 

 

 

 

 

だけど。

 

 

―――私はこの時、知らなかったんだ。

 

 

 

 

 

『ブハハハハハハ!!!!!!』

 

 

『……すまん、ケイスケ』

 

 

 

 

仮面ライダージオウの物語が少しづつ狂い始めていることに。




次回、天才ゲームクリエイター2018
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