京都から戻った南と水野は、高杉に報告した。
「何、50代の女。」
「はい、目撃者は京都の殺人で50代ぐらいの女が走り去っていくところを目撃されています。」
「おう、50代の女か。」
「京都府警では、その男と50代の女は共犯ではないかと見ている。」
「なるほど、殺害された男は京都で、南が年末に休暇で行った北陸は能登で起きた。」
「犯人は、京都から北陸を渡って行動したのか。」
「はい。」
「これは、大事件が起きるぞ。」
そして、次の日に事件は起きた。
事件が起きたのは、北陸の富山で起きていた。
大阪-富山-新潟を結ぶ、L特急「雷鳥13号」は大阪を8時10分に発車し、京都、新大阪に止まり、湖西線を通り、そこから北陸本線 信越本線 終着新潟には14時49分に到着する、約3時間の旅である。
この日、京都から乗った小学生速杉ハヤトは大門山ツラヌキと一緒に北陸本線の乗り継ぎをしていた。
「これが「雷鳥」か。」
「うん、この「雷鳥」は新潟行でグレードアップしたんだよ。」
「これが、グレード車の「雷鳥」か。」
「僕は京都から乗ったから、ツラヌキは金沢だね。」
「うん。」
そこへ、ハヤトは1人の客を見つけた。
「あれ、どうしたの?。」
と、起こそうとしたが、何と列車内で死亡していたのだ
「うわー、ツラヌキ君、早く、車掌を呼んできて。」
「わかった。」
と、ツラヌキは車掌を呼んできた。
「お客さん、どうしましたか。」
と、声を掛けた。
「お、おい、この人死んでるよ。」
「ハヤト、次の駅は。」
「高岡は過ぎたから、今度は富山駅だ。」
「わかった、すぐに富山駅で鉄道公安に通報しよう。」
L特急「雷鳥13号」が富山に到着したのは、11時45分である。
「どこだ、死体が見つかったのは。」
「大阪発の特急「雷鳥13号」の車内で、人が死んでるです。」
「死んでるのは女性のようです。」
駅員と公安隊員が跨線橋に降り、現場へ向かった。
「死因は、刃物による出血死か。」
「恐らく、犯人はナイフで殺害したんだ。」
「ところが、ナイフを持ったのは誰なのかな。」
「はっ、ホーム周辺の客と乗客に聞き込みをして見ます。」
「ああ、頼む。」
「はっ。」
ホームでは、やじ馬で一杯になっていた。
「はい、下がって、下がって。」
担架で死体を運んでいると、そこへ富山県警・捜査一課の刑事が到着した。
「はい、どいて、どいて。」
「死因は、ナイフによる出血死か。」
「警部、被害者間身元がわかりました。」
「本当か。」
「被害者は、石川県の輪島出身の井上 悠花です。」
「うん、しかし、ずい分身元が分かったな。」
「ええ。」
特急「雷鳥」で起きた殺人はすぐに特捜班に伝えられた。
そして、犯人はどんなトリックを使ったのか?