L特急「雷鳥」連続殺人   作:新庄雄太郎

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水野は富山で起きた事件の事を話していた。


第6章 ある乗客

「被害者の井上 悠花は京都から雷鳥13号に乗ったんじゃないでしょうか。」

 

「うーむ、井上が所持していた乗車券からには京都から乗ったと思われるんだ。」

 

「確かに、京都からは北陸へ行くには「雷鳥」が便利ですからね。」

 

「恐らく、富山か魚津へ行くために乗ったと思っていいじゃないかな。」

 

と、水野は高杉に言った。

 

「富山か魚津で誰かに会いに行ってたじゃないかな。」

 

と、桜井は言う。

 

「うん、富山県警ではその線で捜査しているんだが。」

 

一方、南と高山と小海は、富山県警察本部で捜査会議で事件の状況を報告した。

 

「それはどういう事なんだね。」

 

「実は年末年始の旅行で1度あっていることがあるんです。」

 

「それは、本当か。」

 

「ええ、実は休暇で能登へ旅行したんです。」

 

「それでどこで泊まったか覚えているか。」

 

「はい、輪島の高州園で一緒でした。」

 

「なるほど、その時に知り合ったのか。」

 

「はい。」

 

「被害者の井上 悠花は京都へ移住していると言っています。」

 

「という事は、彼女は京都から「雷鳥」に乗って富山へ行く途中で殺害されたと。」

 

「はい、それも考えられます。」

 

会議を終えた後、南と高山と小海は富山から特急「かがやき9号」と「あさひ4号」に乗り次いで東京駅の特捜班に戻った。

 

「何、彼女は京都から富山へ来てたのか。」

 

「はい、富山県警ではその線で捜査しています。」

 

「そうか」

 

「という事は、犯人は高岡で下車して別の列車に乗り換えたって事か。」

 

「それは考えられるな。」

 

高山は時刻表を見ながら推理してみると。

 

特急「雷鳥13号」

 

京都発 8時39分

 

高岡着 11時34分

 

高岡から特急に乗ったとしたら。

 

特急「かがやき7号」

 

高岡発 13時08分

 

長岡着 15時12分

 

「待てよ、長岡だったら上越新幹線に乗って東京へ行ったか。」

 

「仮に犯人は東海道新幹線に乗って京都へ行き、「雷鳥13号」に乗って井上を殺害し、高岡で特急「かがやき7号」に乗って長岡で新幹線で東京へ戻ったというだな。」

 

「はい。」

 

新幹線「あさひ318号」

 

長岡発 15時20分

 

東京着 16時52分

 

「なるほど、つまり仮に犯人が高岡で下車して特急「かがやき」に乗り換えて東京へ戻ったって事か。」

 

「という事は京都と北陸を二手に分かれて行動したことか。」

 

「ええ、それは考えられます。」

 

「よし、早速その線で捜査してくれ。」

 

「ところで、例の女はどうなった。」

 

「ええ、今のところは京都と富山の事件と関係してると思われます。」

 

「わかった。」

 

 

 




そして、事件と関係しているのか

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