Fortune Lover シリウスルート シナリオ風ノベル 作:Brahma
A-1B-2(復讐に協力する)
「ふふふ、あなた方の動きはつかんでいたわ。平民の小娘とともにやっておしまい。」
「裏切ったな」
シリウスはマリアをにらみつける。
シリウスから激しい闇の魔力が発動され、ディーク公爵夫人たちに襲いかかる。
闇の霞が実体化してディーク公爵夫人やその一味はにまきついて締め上げる。
「きゃああああ」「うわあああああ」
魔法を使おうとしても使うことができない。
「何をしようとしている!」
魔法省に通報しようとしたジオルド、アラン、メアリ、マリア、ソフィア、ニコルに闇の魔力がつぎつぎ襲いかかる。
「うわあ、これは何だ。」
「きゃああ、助けてえ。絞め殺される。」
闇の力が襲いかかって締め上げる。つぎつぎと干からびて倒れていく。
しかし、それをかぎつけた魔法省の役人がやってくる。
「最近、魔法省と魔法学園の敷地内で闇の魔力が使われている形跡があるから調べていたついでに生徒会長のシリウス君が実は別人なのではないかという疑いが出てきた。シリウス君、君は被害者だったがやってしまったな。」
「どうしてそれを....」
「魔法省の調査能力をあなどってもらってはこまるな。魔法省は魔法が絡む犯罪についても警察権をもっているんだ。普通の犯罪とは違って魔法がからむために特殊な危険があるからだ。とくに闇の魔力については、通常の警察では対処できない。」
「ここに、シリウス・ディークの肖像画がある。ディーク公爵夫人が書かせたものだ。髪色、瞳の色、顔の造作、一見似ているがすべて君と異なっている。しかもシリウスは幼少時に瀕死の重病に冒されていたのに急に健康体になって生徒会長までになっているのはどうもおかしいということでな。闇の魔力が介在しているのではないかと捜査中だ。」
「しかもその闇の魔力を感じる場所は、魔法省と魔法学園の敷地内にあるディーク公爵家の建てた倉庫から強い反応がみられるのだ。それが偶然とはとても思えない。君の母親を殺して、闇の魔法で、シリウスから君へ魂の記憶を移したと推察しているのだが、どうか?」
「そこまでご存じなのですか。」
「そうか、やはり君の母親は殺されたんだな。しかし君はディーク公爵夫人とその一味を私闘で殺害した。君の罪は明らかだ。」
「くっ。」
シリウスは呪文を唱えようとするが唱えられない。
「なに?効かない?まさかサイレンス?」
サイレンスはファンタジーRPGおなじみの魔法の詠唱を阻止する魔法である。
「そのとおりだ、シリウス・ディーク。それともラファエル・ウォルトと言ったほうがいいかな。魔法省をあなどってはこまる。われわれには魔法は効かない。さあ逮捕だ。こっちへこい。」
シリウス・ディーク、ラファエル・ウォルトは連行されていった。