ガンダムビルドダイバーズ in Another Century   作:クレナイハルハ

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大変、長らくお待たせしました!

それでは、どうぞ!


イクスブラウ、テイクオフ!

 

清流 晴side

 

 

教室に戻ってきたボクは早速イクスブラウの製作の続きを行うことにした。ノートには今のところの段階をしっかりと確認し武器の方を作っていく。イクスブラウのイオンブリットライフルやシールド、特にシールドのカギ爪がついたワイヤーの部分を慎重にプラバンを削って作る。

 

このカギ爪は相手を捕まえて引き付けて肩についたレーザーエッジで斬ると言うコンボを成立させるためには必要不可欠だ。

 

全体が出来たので一度組み立てる。塗装はまだしていないため、所々の見た目が可笑しく見えるが塗装済みのイオンブリットライフルやスティールディフェンサーを持たせると一気にイクスブラウの感じが出てきた。

 

「やっと、ここまで来たんだ………」

 

色んな箇所に分けて塗装するため、まず全体に白い塗料を部室に残されていたエアブラシに入れて機体全体に吹き付ける。青や白だった機体が真っ白に染め上げられるはず。

 

最初にこうすればイクスブラウの青いボディや銀色部のあるスティールディフェンサーとイオンブリットライフルが塗装されやすくなる。

 

乾くまではノートに他のformの製作するのに必要なガンプラや武器のイラストを書く。イクスブラウの製作に、僕は絶対に手を抜かない。

 

ガンプラに塗った塗料が乾いたので青の塗料を使い更に塗装する。

 

あと少し、一つ一つの部品を慎重に壊さないように心を込める。

 

あとちょっとで完成するんだ、そう思うと自然と僕は時間を忘れてイクスブラウの製作にのめり込んでいた。塗り終わった部分からゆっくりと機体を組み立てて行く。

 

体、両腕、腰、両足、顔の順番組み立て終えたらスミ入れをして、艶消しスプレーをかける。各武装もしっかりとスミ入れを行い、艶消しスプレーをかける。

 

「……………出来た」

 

そこには青く、ガンダムでない機体

 

地球連邦軍が開発した装備換装型の機動兵器、機体の形式番号XAー00『イクスブラウ』がその手にイオンブリットライフル、スティールディフェンサーを装備して佇んでいた。

 

「出来た、やっと出来たんだ。この世界で僕はイクスブラウと戦える。」

 

そう思うと凄くワクワクするの。ふと、時計を見ると時計は午後5時半を指している。

 

「さすがに、集中しすぎたかな?」

 

そう呟きながら機体を丁寧にケースにしまい、部屋の鍵を閉めて学校から家へと走った。

 

なんだろう。この満たされる気持ち………そっか、今までなにも起きなくて充実しなかった日々が僕が行動を起こして、前より今の日々の方が充実してるんだ。

 

この後、帰りに僕はダイバーギアを購入してから家に帰った。いつもより遅くに帰っからか両親や妹にいつもより帰りが遅いことを心配された。まぁ、前までの僕だとガンプラなんて興味が無いし、学校が終わったら即帰宅。家で勉強するか本を読むかだったし。

 

取り敢えず、やりたいことが出来たんだ。そう言っておいた。

 

自室にてイクスブラウを持ち窓から見える夜空に浮かぶ月に被るよう持つ。

 

「いよいよ、か………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校終わり、僕は荷物持って即座に以前に言ったガンプラの店にあるダイバースペースへと来ていた。

 

GBN……ガンプラバトル・ネクサスオンライン。

 

僕が今まで触れていなかった物、電脳世界〔ディメンション〕内で、ガンプラバトルや各種のイベントに参加できる体感型オンラインゲーム。GBNのユーザーは〔ダイバー〕と呼ばれ、自身の使用ガンプラのデータを登録した小型端末〔ダイバーギア〕を用いてログインし、各種のアバターの姿で活動することが出来る。

 

目の前にある、まるでガンダムのコックピットのような操縦桿の付いた椅子に座り、目の前にある台へとダイバーギアをセットし、その上へとイクスブラウを片膝を付いた状態で置く。

 

「よろしくな、イクスブラウ」

 

目の前に佇むイクスブラウへとそう呟きながらゴーグルを着け、ダイブする機械の操縦桿を握る。

 

「ふぅ………よし」

 

『Are you ready to dive……GO!』

 

その音声が聞こえた瞬間に、目の前が真っ白になる。

 

そして気付けば真っ白な空間に立っており、目の前にはダイバールックと描かれた画面が出ていた。

 

ゲームで言うところのキャラクターメイクのような物かな?

 

目の前に映っている画面には自身のリアルをそのままアバターにした姿が移っている。

 

取り敢えず、姿はこのままで良いな。一応容姿がイクスブラウのパイロットであるバレル・オーランドそっくりだし、後はアバターの服装だな。

 

服の選択画面を横にスライドするとアバターが様々な服装へと変わっていく。

 

ダブルオーガンダムの刹那の私服、ガンダムSEEDのキラヤマトの私服、ターンエーガンダムの用な民族衣装にガンダムWのヒイロのようなタンクトップ、初代ガンダムの軍服と様々なバリエーションがある中で似合いそうなのを探していく。

 

そんな中でも、似合いそうなのは緑色のブレザーの制服かな。ゲームでの最初のムービーで来ていたし、大丈夫そうだ。

 

アバターの服を設定し終え決定画面を置くとダイバーネームと書かれた画面に変わったので『バレル』と入力する。

 

これでダイバーの設定は出来たようだ、続いて機体の名前も入力する。

 

すると目の前に『ようこそ、GBNの世界へ』と言う画面が映った瞬間に目の前に大きな扉が現れ開く。

 

「うわぁ……」

 

そこには沢山の人が行き来し、話をして盛り上がっている人達が沢山いる。ビルドダイバーズで最初に出てきた広場が目の前に広がっていた。奥の方にはミッションを受注できる受け付けが見えた。

 

取り敢えず、ここはビルドダイバーズのリク達のようにチュートリアルから初めて操作に馴れないとな。

 

そう思いながら、近くのガラスに移っている自身の姿をチラリと確かめる。よし、特に問題は無さそうだな。

 

「よし、いくか」

 

そう呟き、受付へと向かう。近くで話している人達こそいるが誰も受け付けに並んでいない様子だし、早速頼んでみるか。

 

「いらっしゃいませ、ミッションをお選びください」

 

受付のNPCらしきダイバーの前に立つとその声と共に、近くにあった画面にいくつかの枠に分けられ、様々なクエストの種類が写し出されていた。

 

早速チュートリアルをタップすると、様々なクエストが画面に写し出される。単純な操作、ライフルでの射撃やビームサーベル等の近接戦闘の他にも、バックパックの武装の使い方などを学ぶ画面もあった。

 

取り敢えず操縦はネットのサイトで少しだけ勉強してきたから大丈夫だと思うけど、やっぱりこう言うのは飛ばさずにやった方が良いよね。

 

そう思いながら早速そのチュートリアルを受けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュートリアルを終えた僕は、早速アニメでリク達が受けていた『ガンプラ、大地に立つ』と言う戦闘のクエストや他のクエストを見ていた。取り敢えず、イクスブラウでゲームのような攻撃やコンボが出来るよう頑張らないと。

 

そう思いながら、クエスト画面をスクロールする。『ジンクス四体撃破』『ジム三体撃破』『シャア専用ザク撃破』……最後だけ難易度高くないかな?

 

「なぁ、あんた」

 

後ろから声が聞こえ、僕じゃあ無いよな?そう思いながらも念のために振り返るとそこには、赤い髪に琥珀色の瞳を持つ青年が立っていた。

 

前世の記憶からすると目の前の青年はFateと言うアニメの主人公の一人、衛宮士郎。恐らく俺の妹にデレステのキャラがいるように、この世界は色んなキャラクターがクロスオーバーしているのか?

 

「えっと、僕?」

 

その見た目で初心者狩りとかでは無いよな?

 

「そうだけど……」

 

「よかった、実は俺も初心者でさ。妹とその友達あんたもしかして初心者か?実は俺も初心者でさ、妹とその友達に教えて貰うのに、チュートリアル?って奴を受けるんだけど、よかったらあんたも一緒に来ないか?」

 

チュートリアルのイントネーションが若干違う……ゲームをあまりやった事が無いのか?

 

「妹は前から友達とGBNをやってたみたいだし、頼りになると思うぞ。兄貴としては少し情けないけどな」

 

そう言って肩を竦める衛宮士郎?は、恐らく本当に僕と同じ初心者なのだろう。確かに最初から一人だと、戦闘で少し不安があるし一緒に行って見るのもアリ、かな。

 

「なら、お願いします」

 

「そうか、俺はシロウだ。あんたは?」

 

あ、やっぱりその名前なんだな。

 

「僕はバレル。バレル・オーランド」

 

「じゃあ、バレル早速妹の待ってる所に行こうか」

 

「はい、でも良かったんですか?妹さんの許可無しで僕も一緒にミッションだなんて」

 

「あー……まぁ大丈夫だろ。」

 

というか、この人の妹でその友達って事は……。

 

そんな事を考えながら、歩いているとやがて少し先に小学生位の女の子が3人話しているのが見えた。

 

「おーい!イリヤ、クロエ、ミユー!」

 

そこにいたのは、銀髪に白い肌、琥珀色の瞳を持つ少女。イリヤスフィール、そしてイリヤスフィールにそっくりだが肌は褐色のクロエ。黒髪に儚げな雰囲気を持つミユ。

 

どうやら、クロスオーバーしている作品はプリズマイリヤなのかな。

 

「あ、お兄ちゃん!遅いよ!!」

 

「ごめんごめん」

 

そう言ってイリヤスフィール?へと軽く頭を下げるシロウ。その一方でクロエ?とミユ?は此方を見て首を傾げていた。

 

「誰?」

 

「あぁ、俺と同じ初心者を見つけてさ。良かったらこいつも一緒にチュートリアルを受けても良いか?」

 

というか、プリズマイリヤなら僕がここに入るのは不味いんじゃ?

 

「私は良いけど、クロとミユは?」

 

「別に構わないわよ」

 

「イリヤが良いなら」

 

頷く3人にシロウはよかったなと僕の方を向いて言った。

 

「えっと、僕はバレル。バレル・オーランド、短い間だけど、よろしくね。」

 

「……外国の人?」

 

「いやアバター名だから普通よ」

 

そう言って彼女達と自己紹介した後に、敵機体を数体撃破するチュートリアルミッションを受け僕らは格納庫へと来た。

 

沢山の人のガンプラが、アニメと同じ大きさで並ぶ姿はまるで本当にガンダムの世界に来たと感じられる物で、そんな中でも格納庫にいる沢山のダイバーがチラチラ見ている機体がある。

 

ガンダムやザクとも言えない異質な青い機体。

 

どうやらシロウはジャスティスガンダム、イリヤはウイングゼロカスタム、クロエはガンダムエピオン、ミユはガンダムヴァーチェを使うようで、シロウはイリヤ達はそれぞれにコックピットへと入っていく。

 

そんな中で改めて目の前には佇む周りから浮いた自身の乗る機体であるイクスブラウを眺める。

 

ここから始まるんだ、僕の……僕とイクスブラウのGBNが。

 

そう思いながらコックピットへと入り込み、操縦桿を握る。

 

すると、機体が別の場所へと運ばれ出撃ゲートへとたどり着いた。

 

出撃だ……行こう、イクスブラウ。

 

「各計器、オールグリーン」

 

機体が膝を曲げ出撃待機姿勢へとなる。目の前に移る映像には出撃ゲートの向こうに青空が見えた。

 

「イクスブラウ、発進!!」

 

その掛け声と共に操縦桿を操作する。出撃ゲートから勢い良く飛び出しそのまま上昇しながら飛行する。

 

すると即座に通信が入り、目の前の画面端に小さな画面が四つ開きシロウ達の姿が映っている。

 

『よし、バレルも来たな。』

 

『凄い!こんな機体見たことないよ!フルスクラッチですか!?』

 

「まぁね、オリジナル機体なんだ」

 

『オリジナルでフルスクラッチなんて、初めて見たわ。』

 

『本当に………初心者?』

 

大袈裟に驚き、イクスブラウを眺めるイリヤとクロエ。ミユは本当に初心者なのか疑っているようだ。この世界は改造ならありふれてるけど、フルスクラッチは中々無いのかな?

 

「作るのもゲームも、本当に初心者だよ」

 

作るのは今世では、だけどね。

 

前世では沢山ガンプラ作ってたし改造だってしてたから。

 

でも考えてみれば今世だとガンプラを作ったことの無い初心者が初めてのガンプラ作りで、フルスクラッチを仕上げた訳か。

 

周りから見たらかなり僕ってヤバい人なのかな?

 

そんな事を考えていると、機体からアラートが鳴り響く。みれば少し先からジムやジムIIがビームスプレーガンを構えて此方へと飛んできていた。

 

『ジムが3機に、ジムIIが1機ね。取り敢えず私たちが手本を見せるわ。』

 

『お兄ちゃんちゃんと見ててね!ミユ、クロいくよ!』

 

『ええ!』

 

『分かった。GNバズーカ、バーストモード』

 

そう言ってエピオン、ウイングゼロカスタム、ヴァーチェが僕たちより速く飛行しジム達の元へと向かう。ミユがGNバズーカを放つとそれを避けようと散開する。

 

『そこだー!』

 

『喰らいなさい!』

 

バラバラになった機体をミユとイリヤがそれぞれビームサーベル、ヒートロッドで斬りつけ撃破すると僕らの方へと戻ってきた。

 

『こんな感じで、誰かが注意を引いて』

 

『油断したところを攻撃する、こんな感じよね?』

 

『うん、二人でも出来ると思う。』

 

シロウはジャスティスガンダムで、恐らくはビームビームサーベルを二刀流で使うと思うし、ここは僕が前に出る。

 

「僕が前に出ます!」

 

『分かった!』

 

「初めての戦闘、勝つよイクスブラウ」

 

そう呟き、機体を操作する。機体が高速でジムIIとジムの間をイオンブリットライフルを撃ち散開させたところで片方に向けて左腕に装備しているスティールディフェンサーの先端に搭載されているアンカー、スティールワイヤーを放つ。ジムを掴み取りそのままシロウの乗るジャスティスの方へと投げる。

 

『ナイスだ、バレル!やぁ!!』

 

するとビームサーベルを構えたジャスティスがジムを叩き切る。

 

残りはジムIIのみ、此方へと突撃してくるジムIIへと逆に向かい両肩に搭載されているレーザーエッジを掴み取りビームサーベルのような形状と変化したレーザーエッジでそのままジムIIの横腹を切り裂いた。

 

するとジムIIが、爆発し目の前にはミッションクリアの文字が浮かび上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッションを終え、シロウ達とフレンド登録をした後に僕はフォースを募集する掲示板のある場所へと来ていた。

 

フォース、それは四人以上のダイバーで作られるチームのような物。

 

何故、ここに来ているのか。

 

それは戦闘の帰りに、ゲームのオープニング映像を思い出したからだ。

 

沢山のスーパーロボットと共に戦うあのゲームのような状態を作って、一緒に戦ってみたい。

 

ガンダムだけでなく、ゲッターロボやアクエリオン、キングゲイナーにナイトメアフレームといった他の機体と共にAnother Century Episode3のオープニング映像を作ってG-TUBEにあげてみたりしてみたい。

 

だからダメ元でフォースの募集をかけてみる事にして、スーパーロボットが集まるように掲示板に書き込み、今日はGBNを終えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────フォースの募集────────

 

Another century(もう一つの世紀)

本来の歴史から外れたifの世界。

 

そんなロボットを駆る人と共に僕はこのフォースを作りたい。

 

このフォースが、その機体達が勝利を刻む。

その瞬間を僕と共に、沢山のGBNプレイヤーに僕達の作る機体達を見せつけないか?

 

ガンダムかなんて重要じゃない。

 

2日後の午後2時、○○○○フィールドで花畑で待っています。

 

【フォース募集者】バレル・オーランド

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは!まさにボクにぴったりなフォースですね!早速機体の最終調整に入りましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

「行ってみる価値はある、か………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








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よろしくお願いいたします。


ドンナヒトタチガクルノカナー?ワカラナイナー……


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