ガンダムビルドダイバーズ in Another Century   作:クレナイハルハ

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仲間との出会い

 

清流 晴side

 

 

フォースを募集した2日後、GBNにログインした僕はフォースの募集に書いた通り花畑のあるフィールドへと来ていた。このフィールドを選んだのは、アニメではここで出会ったりするシーンが多かったような気がしたからだ。

 

花畑に座り込む僕の後ろでは、イクスブラウがコックピットを開け片膝を付いた状態で座っている。手元の端末を見て時間を見ると、後3分で指定した時刻だった。

 

改めて考えると、少し不安だ。本当に来てくれる人がいるのかどうか、話せるかどうか。一応フォースは一人でも設立出来るけど。

 

そう考えながら空を見上げる。もし来なかったとしたら、どうしよう。

 

その時だ、携帯端末からアラームがなり2時になったことを知らせる。アラームを解除したとき、俺のいる場所に影が出来た。

 

雲か?そう思いながら空を見上げると、そこには蒼い鬼がいた。

 

「え?」

 

いや正確には蒼い鬼、鎧武者のような容姿のロボットがゆっくりと降下して来ていた。

 

『アハハ!全く見たことの無いロボットの姿!やっと見つけましたよ、貴方がフォース〔Another Century〕の募集を掛けたバレル・オーランドさんですね!!』

 

そのロボットには見覚えがある、とある剣と魔法の異世界で幻晶騎士(シルエットナイト)と呼ばれたロボットであり、主人公が作り上げた専用機体、イカルガの姿がそこにあった。

 

イカルガがイクスブラウの隣に座り、コックピットから現れたのはボブカットの銀髪に白と青を基準とした動き安そうな服装に黒いハイソックスを着た少女とも少年とも見える子供が降りてきた。

 

「始めまして!ボクはエル、使用機体はこの幻晶騎士(シルエットナイト)イカルガ!!是非とも貴方のフォースに入れて下さい!」

 

そう言ってアニメなら目に星を浮かべた様子であろうエルくん?ちゃん?がボクへと近付く。

 

「えっとエル……で良いかな?」

 

「はい!構いませんよ!所で、ボク以外にここへ来た方々は?もしかして、もう何人か来てたり?」

 

「いや、君が最初だよ」

 

「記念すべき最初のフォース募集に来たダイバーがこのボクだとは!何と光栄な事でしょう!」

 

「そ、そうかな?」

 

思わずエルのハイテンションに少し戸惑いつつそう返す。

 

「そうですよ!物語でも誰もいないチームに入ったその日、そのチームは有名に成っていき最初にチームに入った人物は副隊長のようなポジションになっていくのです!」

 

「そ、そっか」

 

でも、ボク以外にもガンダムじゃないロボを使ってくれる人が居ることが分かって少し嬉しいな。

 

『〔Another Century〕メンバー募集ってここですか?』

 

その声が聞こえると共にボクとエルの機体の間に入るように一体のロボットが降り立った。

 

その存在にエルは両手をグッっと胸の前に握りこんで瞳に星があるのではないかと思うほど目を輝かせる。

 

そのロボットを一言で言い表すなら、騎士。

 

青を基本としたカラーリングに両手にもった左右大きさの違う剣。背中の腰から靡く赤いマント、輝くツインアイ。ダンボール戦機Wの主人公機体、アキレスD9が佇んでいた。

 

「こ、これは!アキレスD9!ダンボール戦機Wの主人公の一人、大空ヒロの操作するLBXですね!!原型である山野バンの乗るLBXアキレスを元に山野バンの機体として製作されたロボットです!」

 

そして胸部装甲の赤い部分がハッチのように開き、そこから赤いフード付きのパーカーに短パンの少年、アニメダンボール戦機Wの山野バンの容姿のアバターが降りてきた。

 

「まだ募集は打ち切ってないよね?」

 

「う、うん。」

 

「俺はバン、使用するLBX……じゃなくて機体はこのアキレスD9。まさか、俺以外にもガンダムじゃないロボットを使うダイバーが居るなんて驚いたよ、よろしく。」

 

「ボクはバレル、こっちはエル。えっと、よろしくお願いします」

 

「あぁ!よろしくエルにバレル、えっと確認したいんだけどさ、みんな転生者って事であってる?」

 

「ボクはそうですね!記憶を持って転生していたので、ガンダムにはあまり詳しくなくて話し相手が居なかったんですよ」

 

「えっと、ボクは最近前世を思い出したんだ。転生したかは覚えてないんだけど、たぶん転生だと思う」

 

「そっか、何はともあれよろしく」

 

そう言ってバンの差し出された手に答えて手を差しだし握手する。取り敢えず、これで二人はメンバーが揃った。せめて、後一人──

 

その時だ、僕らの機体の近くに黒く大きな何かが現れた。

 

「うわっ!?急に現れた!」

 

「おお!!これはまさかぁ!」

 

現れたのは西洋甲冑のような形の装甲の通常の機体、ボクのイクスブラウやエルのイカルガ、バンのアキレスのり横にも縦にも大きな漆黒のロボット。『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』に出てくるブラックサレナだった

 

そのロボから降りてきたのは真っ黒な服に黒いメガネのバイザーをかけた男性のダイバーが此方へと歩いてきた。

 

み、見るからに話しかけずらい………。

 

「ここが〔Another Century〕の募集場所か?」

 

「は、はい。ボクが募集者のバレルです……」

 

「俺はアキト、俺のキャラのロールをさせて貰えるなら、このフォースに所属する」

 

「えっと、わかりま──」

 

「そんなの良いに決まってるじゃないですか!!」

 

言い切る前にエルくんがそう大声で叫んだ。

 

「クゥー!ガンダムの世界でブラックサレナやアキレスD9を見られた上に、皆さんもそれぞれのパイロットキャラに似せたダイバールック!さいっこうじゃ無いですか!!逆にアキトさんはその姿でキャラロールをしなくてどうするって感じですよ!!」

 

本当にエルくんって転生者?本人とかじゃないよね?

 

「ふっ、君はその姿のロールをしっかりとしてるみたいだね」

 

「もちろんですとも!ナイツ&マジックのエルとイカルガは大好きですし。ガンダム以外のロボットは沢山見ましたから!」

 

「ハハ、なんだかみんな凄いな」

 

「ですね。」

 

エルの知識に、ただ驚愕するボクとバン。そして知識量に感嘆の声を漏らすアキトさん。

 

「ここなら、楽しくやれそうだ。」

 

「では!フォースリーダー!こっちに早く!」

 

エルに呼ばれボクはアキトさんとエルの元に向かう。するとアキトさんはボクに手を差し出した。

 

「アキトだ、機体はブラックサレナ。よろしく頼む」

 

「はい!」

 

そう答えて差し出された手を掴んで握手する。そして皆さんにフレンド申請と共にフォースの申請をした、即座にみんなが許可してくれたお陰でフォース〔Another Century〕が結成された。

 

「改めて自己紹介、したほうが良いよね?出来ればこのフォースの誘いに来てくれた理由も教えてほしい」

 

そう言うと最後にきたアキトさんは頷き、エルやバンも頷いてくれた。

 

「改めて、ボクはバレル。バレル・オーランド、搭乗機体はイクスブラウでフォースを作ったのはボクと同じように転生者がいるんじゃないかと思ったのと、イクスブラウの出てきたゲームみたいに、沢山のスーパーロボットと一緒に戦いたいと思ったから。」

 

そう言ってエルへと視線を向ける。

 

「理由も話す感じですね、分かりました!ボクはエル!登場機体はボクによるボクのためのシルエットナイト、イカルガです!フォースに入りに来たのはバレルさんのガンダムかなんて重要じゃないって募集文ですね。実はボク、ナイツ&マジックやナデシコ、ダンボール戦機は見たことがあるんですけど、ガンダムは見たことが無くて、リアルだと話せるか人が居なかったんですよ。だからここならって思って来ました!」

 

そう言うと、次は俺だねとバンさんが口を開いた。

 

「俺はバン、搭乗機体はアキレスD9。フォースに入りに来たのは、バレルさんの募集文が良いなって思ったから。ガンダムじゃなく俺達のロボットが大会とかの配信に載ったりニュースになったら面白そうだなって。後、同じ転生者に会えると思ったから」

 

「俺は前世見たナデシコの影響でこのブラックサレナを作った。でもこのロールが出来る友人やフォースが無かった、だからバレル君の募集を見たときに、ここならと思ったからだ。」

 

「取り敢えずみんな、ボクのフォース。〔Another Century〕に入ってくれてありがとう、これからみんなで楽しく、自由に戦っていこう!」

 

ボクのその声にみんなが頷いて答えてくれた。

 

こうしてボクのフォース〔Another Century〕がこの瞬間に誕生したのだった。

 

 






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