ダンジョンで聖剣を抜刀するのは間違っているだろうか 作:クロウド、
さて、誰かわかるでしょうか?
―――時空の狭間。
オラリオの存在する世界とも●●●●ワールドとも違う次元に存在する異世界。どこまでも砂丘のような砂の足場が続く寂しい世界に砂の色にも負けない白い外套をかぶった男がそこに立っていた。
男は頭上に輝く太陽のような眩しい光を見つめる。
『………。』
「―――来たか」
男は背後の砂を踏む音に背後を振り向く。そこにいたのは紫の鎧を身に纏った鉄仮面の剣士、右肩には龍の頭部が模されており、そのシルエットはまるでベルが変身するセイバーを彷彿とさせる。しかし、その手に持っている剣はセイバーの『火炎剣烈火』とは似ても似つかない禍々しいオーラを放っている。
―――その剣の名は『闇黒剣月闇』。●●●●ワールドで生まれた始まりの剣の一太刀。
紫の鎧の戦士は外套の男のもとに歩み寄る。
「久しぶりだな、『闇の剣士』カリバー」
『―――私をその名で呼んでくれることを感謝しよう。我が唯一の友、『光の剣』』
明らかに地声ではないどこかくぐもった声で男『光の剣』の言葉に答える『闇の剣士』カリバー。
『―――あの小僧がオラリオで活動を始めた』
「そうか……ついに動き出したか、『英雄の物語』が」
『そうなるかはあの小僧次第だ』
カリバーの唐突な報告に『光の剣』は感慨深げに再び空を眺める。
「あれからどれほどの時間がたった?」
『……五年だ』
「酷く長い五年だったな……俺がここにいたのが一瞬に思えるほどの」
『―――お前とビクトールには感謝している……お前たちが●●●●●●と残してくれた『火炎剣烈火』のお陰で
「カリバー……。」
『グッ……!』
「カリバー!?」
男がカリバーに語りかけようとした瞬間、カリバーが突如胸を抑えて地面に座り込む。『光の剣』は同じようにそばに座り込み心配そうにその肩に手をおいた。
「お前の体はすでに……。」
『……まだ終わるわけには行かない。あの小僧が私の、いや、私達の望む次元にたどり着くまでは』
『光の剣』に肩をかされながら立ち上がり、意思のこもった口調で話すカリバー。
「なかなかに酷なことを言うな……それはお前にもできなかったことだろうに」
『超えてもらわなければ困る……それが私が今に至るまで生きている唯一の理由なのだから』
「しかし、残りの剣士はどうする?」
『問題ない、すでに残りの三人は見つけ出した』
カリバーは懐から三冊のワンダーライドブックを取り出す。
―――一冊は燃え盛る不死鳥の姿が描かれた『Eternal Phoenix』という本。
―――一冊は幻想的な蝶の描かれた『昆虫大百科』という本。
―――そして、無数の海の生物が描かれた『OCEAN HISTORY』という本。
『あとは彼に剣を打ってもらうだけだ、残りの剣と剣士も小僧のもとに自然と集まることだろう。そちらこそ、例の本をあいつから受け取ったのか?』
「なかなかごねられたがな……。」
『光の剣』は懐から一冊の本を取り出す。その本の表紙には巨大な爪痕があり、まるで骨のようなものが内側から生えている。
それをカリバーが確認すると互いに背を向けて逆の方向にあるき出す。
「ついに揃う、十三人の剣士と十三の聖剣。そして、禁断の書」
『世界を救う英雄の物語の』
「『始まりだ』」
ヒントはそこら中に残しておきました、さぁて、誰なのでしょうか
闇黒剣月闇の持ち主はアイズでいいか?
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いいんじゃない?
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いや、アイズが黒竜の力使っちゃダメでしょ