幻想紅英伝   作:最弱神

17 / 32
お待たせしました。戦闘シーンが連続してかなりきついです。次はギャグ多めにしたいですね。特別編で夏祭りネタをやろうと思います。楽しみに待ってて下さい。


第十六話 「反逆者」

三途の川 向こう岸

 

幸太「小町とはこの辺で待ち合わせしてる筈だが…」

 

レミリア「そうなの…え!?」

 

幸太「どうした?…小町!?」

 

少し先に小町が全身が焼け焦げた状態で横たわっていた。

 

レミリア「どうしたの!?何があったの!?」

 

幸太「…まだ息がある、急いで永遠亭へ連れて行けば…」

 

?「やっと見つけましたよ侵入者、そして故レミリア・スカーレット。」

 

幸太「!…よう、お前が四季映姫だな。」

 

四季「あら?ご存知でしたか?…貴方達、禁忌を犯しましたか…愚かな…」

 

幸太「テメェの評価なんてどうでも良い。…小町に何をした?」

 

四季「裏切り者には罰を。」

 

幸太「…こいつはテメェを止めようとしてたんだぞ?俺はこいつにテメェを止めるように依頼されてる。」

 

四季「だから何ですか?本来地獄の苦しみを味合わせるのをこれだけで済ませて…」

 

幸太「OKもう喋らなくて良いぞ。お嬢。」

 

レミリア「何かしら?この閻魔と戦うなら付き合うわよ?」

 

幸太「小町を…頼めるか?」

 

レミリア「…全く、しょうがないわね、食事までには帰るのよ?」

 

幸太「分かった、約束しよう。」

 

レミリア「絶対よ。死ぬなんて論外。」

 

幸太「俺を殺したいなら()()でも呼んでこいってんだ。」

 

ゴウキが開けた穴を通してレミリアは小町を背負った状態で永遠亭に向かう。

 

幸太「…小町には悪いが一発じゃ足りなそうだな。」

 

幸太(ルシファー。)

 

ルシファー(呼んだか?)

 

幸太(早速で悪いが力貸してくれ。)

 

ルシファー(何、我もその者には貸しが有るのでな、好都合だ。)

 

ドクン。

 

ゴウキの肉体にルシファーの魔力が流れ込む。

 

幸太「これは…良いね!今なら『ウィケッドウィーブ』さえ出来そうだ!!」

 

ルシファー(なんだそれは?)

 

幸太(詳しい説明は今度。)

 

四季「まさか大罪を解放するなんて…」

 

ヘカテ「これは不味いわ…二人でいくわよ。」

 

幸太「誰だお前は?もし部外者なら逃げるのを勧めるぞ?生憎今機嫌が悪くてな。」

 

ヘカテ「私は地獄の神ヘカーティア・ラピスラズリ。大罪人…貴方に罰を与えましょう。」

 

四季「貴方の罪は上げればきりがありません。家族を殺し…死者を蘇らせ…悪魔と契約した…混乱をもたらす反乱者め…」

 

幸太「反乱者?違う、反逆者と言って欲しいな。あと降ってくる火の粉は全力で払うから、良いよな?別に?」

 

ルシファー(大剣、使うか?)

 

幸太(助かるが…あのサイズじゃ俺持てねーぞ。)

 

ルシファー(安心しろ。)

 

ヒュンヒュンヒュン…

 

幸太「!」

 

遠くから丁度良い大きさの大剣が飛んでくる。

 

パシッ。

 

幸太「魔剣ルシファー…とでも呼ぶか。」

 

四季「私達を殺す気?無駄よ、私達は不死身なのだから。」

 

幸太「それは丁度良い。」

 

ヘカテ「何…?」

 

幸太「お仕置きをする予定だから死なない程度にしないとなと考えていたがその必要がなくなった。喜べ、地獄すら生ぬるく感じる程の悪夢を見せてやろう!!」

 

ヘカテ「その傲慢さを後悔しなさい。」

 

四季「己の罪に嘆くことね。」

 

幸太「…」

 

全員が構えをとり集中する…川の流れる音しか聞こえなくなった…

 

ポチャン。

 

幸太「!」

 

水が弾けた音がゴングとなり戦闘が始まる。

 

四季「審判(しんぱん)『ラストジャッジメント』」

 

ゴウキに向かって特大の惨悟棒が降り注ぐ。

 

幸太(笏!?…だが速度は遅い、余裕だな。)

 

降り注ぐ笏の上に飛び乗り、笏から笏へ渡って行く。

 

ヘカテ「喰らいなさい。」

 

追い撃ちとして弾幕が放たれる。そしてそれらを大剣とバットで弾く。

 

幸太「弾幕じゃ俺は…殺せねぇぞ?」

 

笏の上から飛び降りながら兜割りを繰り出す。

 

ヘカテ「行きなさい!」

 

ヘカーティアの背後から小惑星が出現しゴウキに向かって飛んで行く。

 

幸太「たかがちょっとデカイだけの石ころじゃねーか。」

 

ズバッ!

 

飛んできた小惑星を真っ二つに切った直後に横から小惑星が飛んでくる。

 

幸太「なっ!?」

 

幸太(流石に予想外だった…切断は無理だな。)

 

ギィン!

 

大剣でガードするがそのまま上空へと飛ばされる。

 

ヘカテー「覚悟しなさい。」

 

ゴウキに向けて先程の数十倍の大きさの小惑星が左右から飛んでくる。

 

ヘカテー「ちょっと痛いわよ。」

 

幸太(潰す気か…ルシファー。)

 

ルシファーの目の前に特大の異空間への穴が開く。

 

ルシファー「なるほど、そういう事か。ぬぅん!」

 

ブゥン。ガシッ!

 

ヘカテー「え…何故潰れない?」

 

幸太「ルシファー?大丈夫か?」

 

ゴウキはルシファーの腕だけを異空間へ通し小惑星を掴ませたのだ。

 

ルシファー(余裕だ。さっき言ってた『ウィケッドウィーブ』とはこれの事か?)

 

幸太(ああそうだ。悪魔や魔神の肉体の一部を召還して攻撃する。流石に完全再現は無理だけどね。)

 

ルシファー(ほう…面白い技だな。)

 

幸太(そうだな。そろそろ攻めるぞ!)

 

ルシファーは掴んでいた小惑星を二人に向けて投げつける。

 

四季・ヘカテー「「!」」

 

ドコーン!!

 

四季「…貴方は本当に大馬鹿者ですね。」

 

幸太「…喋らなくて良いと言ったはずだぞ。」

 

四季(へ!?いつの間に懐に…)

 

パァン!パァン!パァン!

 

三回引き金を引き四季映姫の関節を砕く。

 

四季「がっ…!!」

 

幸太「しばらく動けないだろ。さて次だ。」

 

ヘカテー「まさか映姫を倒すなんてね。大罪の力は伊達じゃないのね。」

 

幸太「…行くぞ。」

 

ルシファーに投げてもらい一気に加速する。

 

ヘカテー「降り注ぎなさい。」

 

ゴウキに向けて流星群が降り注ぐ。

 

幸太「持ち主に返却で!」

 

ルシファーが両手で投げ還す。

 

ヘカテー「効かないの…でも!」

 

ルシファー(!幸太、下がれ!)

 

幸太「!よっと!!」

 

横から飛んできた弾幕を避ける。そこで異常に気付いた。

 

幸太「…まさかの三姉妹かよ…」

 

一部分が違うがそっくりな見た目のへカーティアが三人居たのだ。

 

幸太「あー…めんどくせぇ…ルシファー。追い討ちは任せる。」

 

ルシファー(了解。)

 

ヘカテー「「「死になさい。」」」

 

弾幕、隕石、様々な物がゴウキ一人に向けて飛んでいく。

 

幸太「遅いな…」

 

ドスッ!

 

距離を詰め一人のへカーティアの腹に大剣を突き刺す。

 

幸太「!」

 

ルシファー(気付いたか。)

 

幸太(ああ。まるでラジコンだな。ラジコンは通信を切ってやろう。)

 

二人は彼女の肉体が遠くから操られてる人形の様な物と気付いた。そこからはあっという間だった。

 

ヘカテー「ぐっ…」

 

幸太「ルシファー。」

 

ルシファー(OK。)

 

ルシファーが三人のへカーティアの装甲を砕きゴウキがその中にある操る為のコアを壊す。壊された後は糸の切れた操り人形の様に崩れ去った。

 


 

幸太「さて、四季映姫。俺はお前に悪夢を見せると言った。覚えてるな?」

 

四季「…それが何ですか。」

 

幸太「選ばせてやろう。精神崩壊か、廃人化。どちらが良い?」(ルシファー。丁度良い拷問器具はあるか?)

 

ルシファー(良いのがあるぞ。七大罪と呼ばれた頃にダエーワとかいう奴から貰った煉獄七大拷問兵器(れんごくななだいごうもんへいき)の一つが。)

 

幸太(なんだそりゃ…まあ良い。貸してくれ。)

 

ルシファー(分かった。ほれ。)

 

幸太「!?」

 

ゴウキの背中に生えている翼が変質していく。

 

幸太(…そういうことね。)

 

ルシファー(奴がこの兵器に着けた名は…激痛の翼(イビルトーチャラー)…そう言ってたな。)

 

幸太(かなりエグいな…)「さて、そろそろ決まったか?」

 

四季「…愚かな…いずれ罰が当たりますよ。」

 

幸太「お前みたいなのが賢者なら俺は一生愚者で良い。出血大サービスだ。両方にしてやる。」

 


 

この後、彼の名を聞いただけで四季映姫は吐くようになったという…

 


 

幸太「さて、終わったし帰るか。」

 

ルシファー(…容赦無いなお前。)




人間が閻魔と地獄の神を退けた…この結果が幻想郷に驚きを撒き散らす。が、本人達は何も気にせずにまた日常を始める…
次回 第十七話 「生還」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。