この話で吸血鬼の親子は終わりです。次の章は月と幻想郷との戦争で書こうと思ってます。でもあと数話は月とかの話題は出ません。他の主要キャラとかとの絡みを書こうと思ってます。Twitterをやっているのでもし支援絵などを描いてくれる人が居ましたら#幻想紅英伝で贈って下さい。泣いて喜びます。
レミリア「…まさか…なんで…?」
アザトース「貴様…」
幸太「…はっ!!」
ゴウキは二人を魔力による風圧を発生させて吹っ飛ばす。
幸太「…間に合ったか。」
ゴウキの肉体が人間に戻る。
ルシファー(まさか肉体を悪魔に変えるなんてなレミリアでも禍化しか出来なかったがな…悪魔化とでも言うか…)
幸太(悪魔か…悪魔化なんてストレート過ぎる。デビルトリガーと言ってくれ。)
ルシファー(…
幸太(へへっ…受け売りだけどな。)
レミリア「なんで…ここに…?」
幸太「なんでって…決まってるだろ。」
咲夜「全く…勝手に飛び出して…」
美鈴「でも今回は吉と出たみたいですよ。」
パチュリー「何とか…追い付いた…ゲホッ。」
フラン「お姉さま!良かった生きてる…」
レミリア「皆…皆巻き込んだの?ゴウキ!貴方一体何をしたか分かって…」
パァン!!
ゴウキはレミリアの頬をひっぱたく
レミリア「え…?」
幸太「…確かにお嬢は待機してろって言ったな。だが俺はお嬢の執事であり…家族みたいな物だろ?家族を助けるのが…そんなに悪い事か?」
レミリア「…でも…」
幸太「でもじゃねぇよ。俺らはお嬢の味方だ。お嬢が俺らを護りたい様に俺らもお嬢を護りたいんだよ!」
レミリア「…ごめんなさ…」
幸太「謝るな。お嬢が行うべきなのは謝罪じゃ無い。」
レミリア「…ありがとう、皆。」
幸太「どういたしまして。」
咲夜「有り難き言葉です。」
アザトース「…まさかこれだけの為にここまで来たのか?」
幸太「よう、アザトース…だったか?よくも俺らの大事な家族を殺してくれたな。」
アザトース「…仇討ちか。」
幸太「ちげーよ、俺らが行うのは…決闘だ。俺らが勝ったら、今までの事を全て詫びろ。そして二度と俺らの大事なものに近付くな。」
咲夜「私達が負けたら…全員の首を持っていって構わないわ。」
アザトース「ほう、良いだろう…」
レミリア「ちょっと、皆…!」
幸太「黙って見てろ。負ける事なんて考えてない…だろ?」
咲夜「勿論よ。」
美鈴「当たり前じゃないですか。」
パチュリー「たまには…派手にいきましょうか。」
フラン「お姉さま、ちょっとだけ待っててね。」
幸太「作戦は覚えてるな?俺が暴れるからサポートを頼む。」
咲夜・フラン・美鈴・パチュリー「「「「了解!」」」」
アザトース「ここで勝って…全て終わらせる…」
幸太「お嬢は殺させねぇ…始めようぜ、クソ野郎!!」
そう言い放つとゴウキの肉体は再び悪魔に変化する。
アザトース「はっ!でりゃ!ふっ!」
幸太「よっ、ほっ、遅ぇよ!!」
アザトースは剣で斬りかかるが全て回避される。
アザトース「凄いな…人間がここまで…」
幸太「人間舐めてんじゃねぇよ…っと!!」
アザトース「ぐっ…」
アザトース(一撃が重い…くせに素早い…斬り合いでは部が悪いな…)
アザトース「うらっ!!」
アザトースはゴウキから距離を取る。
アザトース「灰と化せ…!」
アザトースは強力な炎属性の魔法を唱えた。
幸太「パチュリー!」
パチュリー「分かってるわよ…!!」
小悪魔「私も手伝います!!」
アザトース「燃え尽きろ!!」
パチュリー・小悪魔「「魔法結界!」」
パチュリーと小悪魔の二人が協力してアザトースの魔法に対する結界を張る。
パチュリー「長くは…持たないわよ…!!」
幸太「充分!!」
ゴウキは結界からワープしてアザトースの背後から出てくる。
アザトース「ちいっ!!」
アザトースは魔法を中断してゴウキに斬りかかる。
幸太「焦ったか?おらぁ!!」
ゴウキはアザトースの攻撃をかわしてアッパーカットで宙に浮かす。
幸太「咲夜さん!美鈴!」
美鈴「了解です!!気符『地龍天龍脚』!!」
美鈴はアザトースを更に蹴り上げる。
咲夜「任せなさい!!幻符『殺人ドール』!!」
咲夜は二人が浮かせたアザトースに更に追い討ちをかけた。
アザトース「ぐおっ…!!」
幸太「そぅら!!」
ゴウキはアザトースに踵落としを食らわした。
アザトース「がっ…!!調子に乗るな!!」
アザトースは魔剣に魔力を込めて斬ろうとする。
幸太「残念!!」
アザトースの持つ魔剣はゴウキの一撃で宙に舞う。
幸太「フラン嬢!!」
フラン「分かったわ!きゅっとしてドカーン!!」
フランの能力でアザトースの魔剣は破壊される。
アザトース「な…!?」
咲夜・美鈴・フラン・パチュリー・小悪魔「「「「「今よ!」」」」」
幸太「分かってるって!!フィナーレといこうか!!」
アザトース「ガハッ…!!」
ゴウキは魔剣ルシファーをアザトースに向けて投げつけて腹を貫通させ怯ませる。
幸太「はっ!でりゃ!うらっ!おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらっ!!」
ゴウキは怯んだアザトースに向けて炎の爪による連続攻撃を繰り出す。
アザトース「ぐっ…バガッ!?」
アザトースの背中から魔剣ルシファーが飛んできて貫通しゴウキがキャッチする。
幸太「どんな過程があろうとお前は!敗者だ!!」
アザトース「ぐぁっ!!」
ゴウキはキャッチした魔剣ルシファーでアザトースを斬り、勝負を終わらせた。
幸太「…勝負あったな。」
ゴウキの肉体が人間に戻る。
アザトース「人間に、負けたのか…」
咲夜「ええ。貴方は負けた。約束は守って貰いましょうか。」
アザトース「ああ…レミリア。フラン。」
レミリア「…」
アザトース「私は…取り返しのつかない事をした…すまなかった。」
レミリア「…!!」
レミリアはアザトースに向けてグングニルを向ける。
幸太「待て。」
レミリア「止めないで!こんな一言で許せって言うの!?」
幸太「許すわけねぇよ。ただ、仲間や同族を一人でも殺したらそいつの目は変わっちまう。そしてその目は…死んでも戻らない。それでも良いなら…俺にはもう止められねぇよ。」
レミリア「…うぁぁぁぁ!!」ドスッ!!
アザトース「…動いてすら無いぞ?」
レミリアはアザトースの近くの地面にグングニルを刺した。
レミリア「…ズルいわよ、ゴウキ!そんな事言われたら私もう仇取れないじゃない!!」
幸太「…それは悪かったな。」
レミリア「ひぐっ…うわぁぁぁぁん!!」
レミリア達が住んでた家の庭にある墓石の前
レミリア「…終わったわよ。お母様。」
フラン「…今までありがと。ゆっくり眠って。」
幸太「…会わなくて良いのか?お嬢達の母さん…だよな?」
ゴウキは二人に聞こえないような声で佇んでた幽霊に聞く。
幽霊「ええ。良いのよ。娘達が幸せならそれで。そこに水を差すほど無粋じゃないわ。」
幸太「そうかい。お嬢達は俺らが何があっても護る。安心して眠れ。」
幽霊「ふふ、そうさせて貰おうかしら。…ありがとうね。あの子達に出会ってくれて…」
幸太「…逝ったか。」
フラン「何を一人で話してたの?」
幸太「いや、なんでもない。」
レミリア「それはそうと…貴方達、命令無視はいけないわよねぇ?」
幸太・咲夜・フラン・美鈴・パチュリー・小悪魔「「「「「「ギクッ!!」」」」」」
幸太「でもあのままじゃ…」
レミリア「言い訳無用!全員、一週間の謹慎処分とするわ!!」
幸太「マジかよ…」
だけど紅魔館が廻らなくなって一時間で謹慎は解除されたという…
後日…
レミリア「ゴウキーなんか手紙と荷物が来たわよ?」
幸太「なんだ?どれどれ…」
悪魔の力を使いこなした人間へ
この前はすまなかった。まさか人間が肉体を悪魔と化す程に力を使いこなせるとは思ってもみなかった。面白いものを見せて貰った礼としてこれを渡そう。私はこれから旅にでる。二度と会う事は無いだろう。
アザトース=オンブラ
幸太「…なんだこりゃ?」
手紙と一緒に送られて来た箱の中にはボロボロに錆び付いた刀が入っていた。
レミリア「日本刀…よね?」
幸太「そうっぽいが…まぁ後で錆び取ったりするか。」
レミリア「ええ、そうね。」
月
?「そろそろ例の日がきますね。」
?「ええ。今度こそ、幻想郷を…終わらせる。」
八雲紫の自宅
紫「今度こそ…終止符を打ってみせるわ…全戦力を使って!」
親子の問題に決着を着けて平和を取り戻したゴウキ達。もう暫くは平和が続く事を願って日常を今日も始める…
次回 第三章 第二十話 「生憎救いは求めてない。」