月へ向かうロケットの中
幸太「あとどれくらいで着くんだ?」
パチュリー「何も無ければあと30分もあれば月に着くわね…まぁそんな事ある訳無いけど。生命維持用アーティファクトはちゃんと装備したわよね?」
魔理沙「そりゃどういう…なるほど。」
魔理沙が窓から外を見ると月の使者達と幻想連合軍の兵達が周りを囲んでいた。
パチュリー「どうする?」
レミリア「強行突破。」
幸太「賛成!」
そう言うと幸太達はアーティファクトを起動し外に出る。両軍は武器を構えて動かない。
レミリア「狙うは大将一択、雑兵は適当にあしらっときなさい。」
幸太「OK、一度だけ言うぞ…怪我したくなかったら道を開けろ!!」
直後に戦争が始まった。
幸太「どけよ!竜巻炎舞!!」
「ぎゃー!」
「あちぃ!!」
レミリア「食らいなさい。
「うわー!」
「ぐわー!!」
魔理沙「吹き飛べ!恋符『マスタースパーク』!!」
「ぎゃー!!」
「ぐわー!!」
萃香「邪魔だよ!
「うわー!!」
「た、助けてぇ!!」
周囲に居た両軍を蹴散らしながら進んでいく。
「報告です!『終焉者たち』は両軍の兵を蹴散らしながら進軍中!負傷者多数!逃走者更に多数!死亡者0!」
紫「…霊夢達は?」
「現在終焉者たちとは別方向から進軍中!鉢合わせする可能性は低いと思われます!」
紫「分かったわ…」
咲夜「しかし…数百体倒したところで妖怪達は急に逃げ出しましたね…」
幸太「束になっても絶対勝てないとでも思ったんだろ。」
美鈴「根性が足りませんね…」
幸太「言ってやるな…まぁ月の奴らはまだまだやる気みたいだな。」
フラン「フランも戦う。」
幸太「そうか、俺もあいつから買った兵器を試してみるか。」
幸太は亜空間からスーツケースのような物を取り出す。
美鈴「それって少し前に持って帰ってきた魔道具…ですよね?」
幸太「シュウが作った遠距離武器さ。さて…やるか。」
フラン「壊れないでよ?
幸太「おー…やってるねぇ。さて、『PF262 ジェラシー』。」
そう呟くとパンドラはガトリング銃の形状に変形する。
幸太「マジでそのまんまだ…さて威力は…」
ダダダダダダダダ!!
「ぎゃー!!」
ガトリングの弾が月の使者達の足を止める。
幸太「さて次は…『PF398 リヴェンジ』。」
先程までガトリング銃の形状をしていたパンドラは巨大なレーザー砲に変形する。
幸太「おぉ…すっげぇ…!」
キュィィィン…ジュキュゥゥゥゥゥゥン!!
「よ、避けろぉ!!」
「うわぁぁぁ!!」
極太のレーザーが月の使者達の半分程を蹴散らす。
幸太「魔理沙のマスタースパークに劣らない威力…凄いな…さて、最後に…『PF666 オーメン』。フラン嬢、下がりな。巻き込まれる。」
パンドラはレーザー砲から元のスーツケースの形に戻る。
フラン「よっと…何をするの?」
幸太「見ない方が良い。」
そう言うとパンドラを開き、中から光が溢れ出す。
「え、何…」
「何…これ…」
その光を浴びた月の使者達は全員倒れる。
フラン「え?いったいどういうこと?」
幸太「俺も理屈は知らん。進むぞ。」
「ご報告します!我ら月の使者の先導隊、全員戦闘不能です!」
?「…仕方ありませんね…あの子を行かせなさい。」
パチュリー「あともう少しで月に着くわ…!!揺れに備えて!!」
幸太「え!?うわっ!?」
直後にロケットは攻撃を受けて揺れる。
レミリア「何があったの!?」
パチュリー「…襲撃よ…正直もうロケットは使い物にならなそうね…」
幸太「マジかよ…相手は?」
パチュリー「…貴方があの時戦った人達よ。」
幸太「そうか、霊夢にサイコパスに東風谷って奴か。面倒だな…」
パチュリー「いや、霊夢は居ないわね。二人だけよ。」
幸太「霊夢が居ない…まさか!」
咲夜「どうしたの?」
幸太「あいつが居ない理由で思い付くのは二つだ、一つは戦力温存の為に隠れてるか…もしくはとっとと終わらせる為に突っ込んでるか!前者ならともかく後者ならマズイ!!」
レミリア「そうね…もう、最悪。増援よ。」
パチュリー「あれは…月の使者のリーダーの妹の方ね。…かなりの強敵だわ。」
依姫「初めまして、終焉者たちの皆さん。私は
幸太「くそっ…こんなところで足止めされてる暇はねぇのに…」
レミリア「…魔理沙。」
魔理沙「何だ?」
レミリア「…ゴウキを連れて早く月に乗り込みなさい。」
幸太「お嬢!?」
レミリア「大丈夫、私達は死なない。言うまでも無いでしょ?」
幸太「…信じるぞ。魔理沙、全速力で飛ばしてくれ。」
魔理沙「分かった。後ろに乗れ。」
魔理沙は魔法の箒を取り出して外に出る。
幸太「邪魔する奴はぶっ飛ばしてやるからただ前を見てくれ。」
レミリア「ゴウキ、終わったら祝勝会だから準備を手伝いなさいね?」
幸太「りょーかい。」
依姫「行かせません。」
依姫は道をふさぎ、幻想郷の二人は武器を構える。
魔理沙「こいつは最後の切り札だぜ?止められるものなら止めてみな!!『ブレイジングスター』!!」
そして幸太と魔理沙を乗せた箒は超高速で月へ向けて飛ぶ。
依姫「止まれ!!」
幸太「待てと言われて待つ奴が居るかよ!!」
依姫が刀で斬りかかるのを幸太は大剣を使って弾く。そして全てを振り切るかのように二人は月へ飛んでいった。
依姫「しまった…」
レミリア「…さて、皆。私達はここで時間を稼ぐわよ。」
一同「了解!!」
静かの海(表)
幸太「前より速くなってねぇか!?」
魔理沙「へへっ…鍛えたからな!」
幸太「そうか!生憎このスピードじゃ群がる月の使者どもを振り払うくらいしか出来ねぇな!!」
魔理沙「それだけで充分!でもどうやって相手の本拠地に行くんだ!?」
幸太「話によると裏側はこっち側から見るようなゴツゴツした大地じゃなくて水が溢れてるらしい!そこにもう一人のリーダーが居る!!」
魔理沙「了解!!突っ込むぜ!!」
静かの海(裏)
魔理沙「はぁっ…はぁっ…もう…魔力…空っぽ…」
幸太「ゆっくり休んでな、後は俺がやる。」
そう言うと魔理沙を亜空間に送る。
?「ここまで来られるとは…想定外です。」
幸太「…よう、てめぇが月の使者のリーダーの姉の方だな?」
?「ええ、私は…」
霊夢「霊符『夢想封印』!!」
幸太「ちっ!!」
?「きゃっ!?」
霊夢「…まさか貴方までここに居るとはね。ゴウキ。」
幸太「お前こそ、こんな下らないことに付き合ってるとは思わなかったよ。博麗の巫女って暇なのか?」
霊夢「…私は博麗の巫女。幻想郷を護る義務がある…もう知ってるでしょ!!」
幸太「…はぁ…」
霊夢「…またため息…?」
遂に大将と対面した幸太。そして追い付いてきた霊夢。一発触発の中幸太は自分の思いを発する…
次回 第二十六話 「寝言は寝て言え」