幸太「珍しいなお嬢、夕食の買い物に付き合うなんて。」
レミリア「たまには身体を動かさないとね。」
咲夜「買う物は決めてあるので手分けして買いましょう。」
幸太・レミリア「「了解。」」
幸太「こんなところか…」
レミリア「ねぇねぇゴウキ。こんなの見つけたの。」
幸太「ん?なんだ?」
レミリアは『夏祭り開催のお知らせ』と書かれたチラシを持ってきた。
幸太「夏祭りか…そう言えばもうシーズン的にも夏だな…」
レミリア「皆で行かない?」
幸太「俺は賛成だな。祭りは好きだしな。」
咲夜「では浴衣の手配をしましょう。」
紅魔館 居間
パチュリー「何で私まで…」
小悪魔「似合ってるから良いじゃないですか。パチュリー様。」
美鈴「ちょっと胸がきついですね…」
咲夜「…切り落としてあげましょうか?」
幸太「落ち着いて咲夜さん。」
レミリア「もう…見苦しいわよ…」
フラン「皆着替え終わったの?」
幸太・咲夜(…この光景だけであと3年は頑張れる…)
レミリア「咲夜も似合ってるわね。」
咲夜「ありがとうございますお嬢様。」
幸太「確かにな。良く似合ってる。」
咲夜「…っ!!」(少し顔を赤らめる)
幸太「…?どうした?暑いのか?」
咲夜「…別に、何でもないわよ。」
幸太「…?そうか。」
レミリア(…この二人仲良いわね…)
パチュリー(…砂糖吐きたくなるわ…)
幸太「…そろそろ始まる時間だな…」
咲夜「…そうね。」
人里 夏祭り会場
幸太「盛り上がってるな…」
レミリア「そうね。」
フラン「ねぇねぇ、今日はここで買った物を夕食にしない?」
幸太「元々そのつもりだけど。」
パチュリー「ふぅ…疲れた…ゲホッ。」
小悪魔「ほら、パチュリー様。色々有りますから。」
パチュリー「むきゅ~…」
幸太「パチュリーはこあさんに任せるか。」
レミリア「全く…しょうがないわね…」
咲夜「お嬢様、何を食べましょうか?」
レミリア「そうねぇ…」
幸太「色々あるから迷うよな…」
チルノ「あれ?師匠?」
幸太「チルノ?…お前出店やってるの?」
チルノ「うん!かき氷屋さんやってるんだ!」
幸太「…あまり儲かってはないみたいだな。」
チルノ「うん…何が悪いんだろ。」
幸太「取り敢えず一杯くれ。味は何がある?」
チルノ「みずあじ!」
レミリア・幸太「「…?」」
チルノ「はい、用意出来たよ。」
幸太「…マジで水味だ…」
レミリア「えぇ…」
チルノ「どう?美味しいか?」
幸太「…チルノ…一般人には水味のかき氷は売れないよ。」
レミリア「私も同感ね。」
チルノ「…どうしよ。」
幸太「今から新しい味用意するしかないな。」
チルノ「…あたいお金殆ど無いよ。」
幸太「手伝うから待ってろ。」
青年準備中…
幸太「こんなところだな。」
チルノ「これって?」
幸太「今作ったシロップ。色んなの用意したから。」
レミリア「これ…美味しい…!!」
チルノ「本当だ!凄いな師匠!!」
幸太「レシピも用意したぞ。」
チルノ「どれどれ…?読めない…」
幸太「…終わったら作り方見せるから…」
レミリア「貴方も苦労してるのね…」
チルノ「?」
幸太「チルノ、気にしなくて良いぞ。お嬢、あんまり俺の弟子をバカにしないでくれ…」
レミリア「それは悪かったわ。」
幸太「さて、売ろうぜ!」
チルノ「うん!」
幸太「お嬢。俺ここ手伝ってるから。」
レミリア「分かったわ。」
チルノ「特製かき氷はいかがですかー!」
幸太「甘くて冷たくて旨いぞ!!」
小町「お、良いねぇ…って幸太?」
幸太「お、小町か。久しぶり。」
チルノ「知り合い?」
幸太「ああ。こいつはチルノ。俺の弟子だ。」
小町「弟子なんて取ってたのね。」
幸太「今のところこいつ一人さ。そっちは今どうしてるんだ?」
小町「甘味処で働いてるよ。楽しくさせて貰ってる。」
幸太「それは良かった。かき氷食ってくか?」
小町「頂くよ。ほい代金。」
幸太・チルノ「「毎度。」」
小町「…!これは美味しい!!」
おっさんA「お、小町ちゃんが美味しいって言ってるぞ。」
B「それなら安心して食えるな。」
若者「よし、買ってこう。」
幸太「それは良かった。」
チルノ「ありがとね。」
若者「すまんが一つ貰えるか?」
おっさん「俺には三つ。」
おばさん「私にも。」
チルノ「了解!…なんだ?急に売れ始めたぞ?」
幸太「そうだな…小町が美味しいって言ったからとか?」
チルノ「そうなのかな…」
幸太「…チルノ、シロップが品切れだ。」
チルノ「了解…完売だ!ありがとね!!」
チルノは完売の立て札を置く。
チルノ「今日はありがとな、師匠!」
幸太「良いんだよ別に。弟子を助けるのは師匠のやることだからな。」
チルノ「…だけど師匠が用意したシロップ、美味しかったな…もう一度食べたいな…」
幸太「そう言うと思って…実は二食分だけ別で用意してあるんだ。」
チルノ「本当!?」
幸太「ああ。」
チルノ「じゃあ早く食べよう!!」
幸太「待て待て、座れる所に行ってから食おうぜ。」
チルノ「そうだな!」
幸太「この辺で良いか。チルノ、氷。」
チルノ「はい!」
幸太「こうして…よし。ほれ。」
ゴウキはチルノに特製かき氷を渡す。
チルノ「頂きます!」
幸太「頂きます。…ん~冷たくて甘くて旨ぇ…」
チルノ「そうだね。あ、花火!!」
幸太「そういえば打ち上げの時間か。」
レミリア「あらあら、綺麗ね。」
幸太「お嬢か。…確かにな。」
チルノ「…楽しかったな…」
幸太「…そうだな。…あっ…キーンって来た…」
レミリア「あるあるよね…それ。」
チルノ「あたいはなった事ないけどな。」
幸太「へー。体質かね?」
チルノ「知らない。」
幸太「そうか。…今日は楽しかった。」
レミリア「ええ、そうね。」
チルノ「あたいも楽しかったぞ。」
幸太「そういえばその稼いだ金どうするんだ?」
チルノ「友達の大ちゃんとかに何か渡す時とかの為に貯めとこうかなって。」
幸太「そうか。…今日は頑張ったな。」
ゴウキはチルノの頭を撫でる。
チルノ「へへっ…誉められちゃった。」
レミリア「良かったわね。」
幸太「…もう終わりの時間か。」
レミリア「そろそろ帰りましょうか。」
チルノ「そうだな、またな師匠。」
幸太「ああ、またな。」