幻想紅英伝   作:最弱神

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UA数が二百を越えててびっくりしました。ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。


第五話 「弟子が出来ました。」

レミリア「ここが貴方の部屋よ。」

 

幸太「だいぶ広いな。」

 

レミリア「男性自体そんなに居ないから。女性用従業員室はギチギチだけど男性用従業員室はガラガラなのよ。」

 

幸太「一人一部屋って大盤振る舞いだな。そう言えば人里も男と女の割合が1:9だったな…」

 

レミリア「模様替えも好きに行って良いわよ。」

 

幸太「助かる。」

 

ひとまず作業台を用意しよう。スマホの充電用のコンセントは…有るわけ無いか。どうしよう…

 

レミリア「それじゃあお休み。ゴウキ。」

 

幸太「お休み。お嬢。」

 

まあ明日考えるか…

 


 

朝の準備を終わらせて、何をしようか考えてた頃。

 

『従業員は会議室に来てください。』

 

幸太「!」

 

呼ばれたか…何の用だ?

 

幸太「はよ。」

 

咲夜「おはよう緋劉。全員集まったわね。今日の従業員会議を始めるわよ。」

 

そういうのが有るのか…

 


 

咲夜「以上。解散。」

 

長い割に内容の薄い会議だったな…

 

幸太「んじゃ、俺着替えてくる。」

 

咲夜「え?」

 

幸太「掃除するのにこの格好じゃやりずらい。」

 

咲夜「ああ。何処をやるの?」

 

幸太「廊下をふく。」

 

咲夜「何処の廊下?」

 

幸太「全部。」

 

咲夜「…え?」

 

幸太「全部。」

 

咲夜「空間弄ってるからどれくらい有るかわからないわよ?」

 

幸太「目標は30分。じゃ。」

 

さて、頑張るか…

 


 

咲夜「まさか本当に30分足らずで終わらす何て…」

 

幸太「もともと結構綺麗だしな。実家に比べたら軽い軽い。」

 

咲夜「貴方の実家ってどれだけ広いの…」

 

幸太「そう言えば他の仕事は有るか?」

 

咲夜「今の所無いわね…」

 

『緋劉幸太さん。至急図書館へ。』

 

幸太「俺ちょっと言ってくる。」

 

咲夜「ええ。」

 


 

幸太「要件は何だ?」

 

パチュリー「貴方の魔力とかの測定をしようと思って…ゲホッ。」

 

幸太「おう、どうやってやるんだ?」

 

パチュリー「これに手をかざして…ゲホッ。」

 

幸太「こうか?」

 

パチュリー「…これは…亜空!?」

 

幸太「どうした?」

 

パチュリー「貴方の魔力は亜空間魔法に特化している!」

 

幸太「何だその亜空間魔法って?」

 

パチュリー「この空間と別の空間を繋げる魔法よ。」

 

幸太「成る程…他には?」

 

パチュリー「実戦で使えるのは身体能力強化くらいかしら…」

 

幸太「そうなのか…」

 

パチュリー「えらくテンション下がったわね…ゲホッゲホッ。はいこれ。」

 

幸太「本?」

 

パチュリー「魔法語の事典よ。これで覚えたら?」

 

幸太「取り敢えず読んでみるよ。」

 

…あれーおかしいなー読めるぞー?

 

幸太「パチュリー。」

 

パチュリー「何…ゲホッ。」

 

幸太「亜空間魔法についての本を取ってくれ。」

 

パチュリー「ええ、こあ。」

 

こあ「はいこの本です。」

 

幸太「ありがと。」

 

パラパラパラ…

 

幸太「よし。理解した。」

 

パチュリー・こあ「「早っ!?」」

 

パチュリー「何で読めるの!?人間が魔法語を覚えるのに一ヶ月は掛かるのに!?」

 

幸太「こんな感じか…?」

 

ブゥン。

 

幸太「おお、上手くいった。」

 

パチュリー・こあ「「え!?」」

 

パチュリー「緋劉って…一体何者…?」

 

幸太「じゃあ俺筋トレでもしてるから。いい場所教えてくれ。」

 

パチュリー「そ、そうね、屋上なんかどうかしら?」

 

幸太「屋上ね。んじゃ俺屋上に居るから。」

 


 

幸太「お、先客か。」

 

美鈴「緋劉さんでしたか。廊下が騒がしかったのは?」

 

幸太「俺が掃除してた。」

 

美鈴「成る程。一つ良いですか?」

 

幸太「何だ?」

 

美鈴「私と戦った時に見せた『CQC』って何ですか?」

 

幸太「あぁ、あれは伝説の特殊潜入員が作ったとされる近接戦闘術だよ。主にナイフを使う。」

 

美鈴「へぇ、面白いですね。」

 

幸太「おう。そうだな。っと、そろそろ始めるか。よいしょ。1…2…3…」

 

俺と美鈴は懸垂を始めた。

 

美鈴「私も負けませんよ。4…5…6…」

 

幸太「7…美鈴?」

 

美鈴「9…何ですか?」

 

幸太「お前門番の仕事は?」

 

美鈴「十分ほど休憩を頂いてます。」

 

幸太「そうか。21…」

 


 

500回目を越えた所でタイマーが鳴った。

 

美鈴「じゃあ仕事に戻ります。」

 

幸太「おう。516…」

 


 

そして900回を越えた頃…

 

チルノ「たのもー!!」

 

幸太「ん?」

 

聞き覚えの有る声が聞こえた。この声はまさか…

 

チルノ「緋劉幸太ー!隠れて無いで出てこい!!」

 

美鈴「ですからアポを…」

 

トンッ…スタッ

 

幸太「何しに来た?チルノ?」

 

チルノ「何処に隠れてた?あたいに勝ったのに?」

 

幸太「オメーの対応が面倒だからどうしようか考えてた。」

 

チルノ「失礼な奴だな!!」

 

幸太「で?要件は?」

 

チルノ「はっきり言うぞ!!弟子にしてくれ!!」

 

幸太「…え?」

 

予想の斜め上を行く回答に動揺が隠せない。

 

チルノ「お前はあたいに勝った。正直悔しい。ただあたい一人じゃ、お前を越えられない。だからお前に強さを習いたい。」

 

幸太「おいおい…俺は弟子何て取ってない。」

 

チルノ「そこを何とか!」

 

幸太「…どうしよう、美鈴。」

 

美鈴「私に聞かれても困ります…」

 

幸太「…しょーがねーな。ただ手取り足取り教える予定は無いぞ。」

 

チルノ「宜しく師匠!!」

 

じいちゃん。生まれて19年。初めて弟子が出来たよ。

 

 

主人公である緋劉幸太には弟子と呼ばれる者は居なかったという。ただ一人を除いて。その弟子は最初は弱々しかったが、後に妖精とは思えないほどの力を得て、その力で人間と妖精の共存を行う事に尽力した。弟子の名はチルノ。後に『絶対零度の氷帝(ぜったいれいどのひょうてい)』と呼ばれる者なり。

 

 


 

幸太「取り敢えず基礎能力を鍛えようか。」

 

チルノ「具体的には?」

 

幸太「この霧の泉を15週する。」

 

チルノ「えーつまんない。」

 

幸太「やったら良いもの用意してやる。」

 

チルノ「良いものって何だ!?」

 

幸太「それはお楽しみって奴だ。」

 

チルノ「よーし、走るぞ!!」

 


 

チルノ「つかれてきた…」

 

幸太「歩くな。あと3週。」

 

チルノ「ひー!!」

 


 

幸太「15週を五時間でか。もう少し速くしよう。」

 

チルノ「ぜぇ…ぜぇ…そう言う…師匠は…どれくらい…かかるの…?」

 

幸太「一時間。」

 

チルノ「師匠ってホントに人間…?」

 

幸太「失礼な。俺は100%人間だそ。」




チルノを弟子にとり、紅魔館での生活にも慣れてきたゴウキ。レミリアから挨拶周りの命令を受けるが…
次回 第六話 「ここに居るのは戦闘狂ばっかりか!?」
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