幻想紅英伝   作:最弱神

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明けましておめでとうございます。(もう13日ですが)
去年の12月から始めた幻想紅英伝ですが、もうUA数が300を越えました。ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。


第七話 「冥界の次は地獄かよ!!」

幸太「さて…やるか。」

 

咲夜「今日は何処を掃除するの?」

 

幸太「今のところ各部屋の予定。」

 

…?ホコリに足跡が残ってる…

 

幸太「なあこの部屋最近誰か入ったか?」

 

咲夜「いえ…しばらく入って無いわね…何でいきなりそんな事を?」

 

幸太「足跡が残ってた。紅魔館の者の靴じゃ無い。」

 

咲夜「侵入者?」

 

幸太「警戒しとこう。縛る為の縄を持ってきてくれ。」

 

咲夜「解ったわ。他の者には伝える?」

 

幸太「出来るだけ静かに頼む。侵入者に警戒してる事がバレたら逃げられるからな。よろしく。」

 

咲夜「はい縄。」

 

幸太「おう。」

 

続いてる足跡を追いかけると足跡が出来る瞬間が確認できた。

 

幸太「透明化でもされてるのか?」

 

咲夜「かもしれないわね。」

 

幸太「レイスかよ…咲夜さんは時を止めて回り込んでくれ。挟み撃ちにする。」

 

咲夜「解った。始めるわよ。」

 

ギュゥーン…

シャキン!!

 

カチャ…

 

幸太・咲夜「「動くな。」」

 

?「!?」

 

幸太「ここは紅魔館の敷居だ。透明化を解除しろ。」

 

咲夜「逃げ出そうとか考えるのは愚策だと思うわよ。」

 

?「…」

 

ダッ!

 

咲夜「待ちなさい!!」

 

咲夜さんの横をすり抜けるのは無理と判断したのか、こちらの横をすり抜けようとした。

 

幸太「残念。」

 

?「!?」

 

足を引っ掻けてコケさせた後手足を縛る。諦めたのか透明化を解除していた。帽子に隠れた緑色の髪が見える。

 

幸太「拘束完了。」

 

咲夜「取り敢えずお嬢様に報告ね。」

 


 

レミリア「で、拘束したと。」

 

幸太「ああ。お嬢の知り合いに居るか?」

 

レミリア「その子は古明地(こめいじ)こいし。こう見えてEXボスよ。」

 

幸太「EX?」

 

レミリア「簡単に言うと弾幕ごっこが物凄く上手い。」

 

幸太「成る程…」

 

こいし「どうやって私を見つけたの?」

 

幸太「足跡が残ってた。潜入するなら次からは足元に気を付けておけよ。で?目的は?」

 

こいし「無意識であそこに居ました。」

 

幸太「…ふざけてるのか?」

 

咲夜「彼女の能力は『無意識を操る程度の能力』よ。その影響で放浪癖があるらしいわ。正直出会えただけで凄く貴重な体験よ。」

 

幸太「へぇ…」

 

レミリア「そういえば貴女、さとりから捜索願いが出されてたわよ。たまには帰ったら?」

 

こいし「う~ん…」

 

幸太「行った方が良いぞ。よく言うだろ。『恩返ししたい時には人は無し』って、人に限った話じゃねーけど。」

 

こいし「じゃあたまには顔を見に帰ろうかな…」

 

レミリア「じゃあゴウキ。」

 

幸太「何だ?」

 

レミリア「地獄まで護衛しなさい。」

 

幸太「へ?」

 

レミリア「挨拶周りも一緒に済ませなさい。」

 

幸太「ああそういう事。解った。」

 

こいし「宜しくね。おじさん。」

 

幸太「おじさん言うな!俺はまだ19だ!」

 

こいし「お返しよ。」

 


 

幸太「ここか。地獄へ続く縦穴は。」

 

こいし「そーだよ。旧だけどね。」

 

幸太「旧?」

 

こいし「今の地獄は別の所に有るの。行こうと思えば行けるけど。」

 

幸太「へぇ…」

 

こいし「さっ、早く行こう。」

 

幸太「ああ。はぐれるなよ。」

 


 

?「待ちなさい!!」

 

幸太・こいし「「?」」

 

?「何よ!あなた達!!妬ましいわ!!」

 

幸太「は?」

 

こいし「彼女は水橋(みずはし)パルシィ。簡単に言うとここの番人だよ。」

 

幸太「はぁ…嫉妬深いのか?」

 

こいし「そういう能力を持ってるの。」

 

水橋「何よ!さっきから私を除け者にして!!妬ましいわ!!」

 

幸太「シカトで良いか?」

 

こいし「良いと思うよ。」

 

水橋「ちょっと待ちなさい!!待ちなさいったら!!」

 


 

旧地獄 繁華街

 

幸太「この奥だったっけ?」

 

こいし「そうだよ。地霊殿(ちれいでん)はこの先。」

 

?「これは、珍しいモンが見えたな。」

 

幸太「誰だ?」

 

勇義「私は星熊勇義(ほしぐまゆうぎ)、鬼さ。」

 

幸太「そうか。俺は緋劉幸太。人間だ。何の用だ?」

 

勇義「いや…こいしが居ること自体かなりレアだが、霊夢以上に強そうな人間に出会えた事が珍しくてな。声かけちまった。悪い。用事があったか?」

 

幸太「ああ、ちょっとな。」

 

こいし「久しぶりに顔を見に行くの。」

 

幸太「俺はその護衛。」

 

勇義「へぇ…じゃあ今度暇なら手合わせしてくれよ。」

 

幸太「暇な時にな。じゃ。」

 


 

地霊殿 玄関

 

幸太「デカいな。紅魔館と同じくらいあるぞ。」

 

こいし「へへっ…じゃあ入ろうか。」

 

ガチャッ、ギイィィ…

 

こいし「ただいま…」

 

?・?・?「「「!?」」」

 

ドタドタドタ…

 

?・?・?「「「お帰り!!こいし!!」」」

 

こいし「ちょ、お姉ちゃん!?お空!?お燐!?重いって!?」

 

姉・お空・お燐「「「あ…」」」

 

…この場に俺要らなくないか?

 


 

さとり「守って頂きありがとうございます。こいしの姉のさとりです。」

 

幸太「おう。俺は紅魔館執事の緋劉幸太だ。初めまして。」

 

取り敢えず俺は客間に通された。…紅魔館とは方向性が違うな。和風…とはちょっと違うか。

 

さとり(…どういう事!?あの人、表面心理は分かるけど深層心理が全く読めない!!)

 

幸太「どうした?ボーッとして。」

 

さとり「!?い、いえ何でも無いですよ。」

 

幸太「そうか。」

 

さとり「それよりも私に警戒を抱かないのですか?」

 

幸太「何で?」

 

さとり「私は覚り妖怪。人の心が覗けるのですよ?嫌わないのですか?」

 

幸太「お嬢の友達と聞いてるからな。嫌う理由は今の所無い。」

 

さとり(…本心だ。嘘をついてない。)

 

幸太「今『この男…嘘をついてない!?』とか思った?」

 

さとり「!?」

 

幸太「やっぱりか…嘘つく理由も無いだろ…」

 

さとり(末恐ろしいわね…この男…)

 

幸太「そろそろ帰るか…」

 

さとり「お帰りですか?」

 

幸太「ああ。そろそろ暗くなるからな。」

 

さとり「それでは緋劉さん。さようなら。」

 

幸太「おう。じゃあな。」

 

帰りは異空間を…って余計な奴が憑いて来やがった。除霊の方法を聞かないとな。

 

ブゥン。

 


 

博霊神社

 

ブゥン。スタッ

 

幸太「霊夢ー居るか?」

 

霊夢「呼んだ…って何その怨霊の量!?」

 

幸太「地底でたっぷり憑かれた…除霊の方法を教えてくれ。」

 

霊夢「一先ずこれを体に貼りなさい。」

 

幸太「札?」

 

霊夢「対霊体用の札よ。怨霊くらい軽く一捻りよ。幾らか持っていきなさい。」

 

幸太「おう。解った…って良いのか?こんなに?」

 

霊夢「どうせ暫く使わないし良いわよ。倉の肥やしになるよりマシだし…タダで良いわ。」

 

幸太「ありがとう。お嬢に迷惑掛けるのは避けたかったから。」

 

霊夢「えらく仲良くなったわね…」

 

幸太「へへっ、そういえば…」

 

霊夢「ん?」

 

幸太「これどうにか出来ないか?」

 

懐に仕舞っておいた『文々。新聞』を取り出す。

 

霊夢「あー…成る程。この件に関しては直接文に言った方が良いわね…」

 

幸太「何処に居るんだ?その文って天狗は。」

 

霊夢「妖怪の山よ。でも今日はもう止めといた方が良いわよ。」

 

幸太「ああ、もう暗いしな。札ありがとな。」

 

霊夢「じゃあね、ゴウキ。」

 

幸太「さいなら。霊夢。…首洗って待ってろ天狗共…痛い目見せてやる…」

 

霊夢「やり過ぎない様にね…」




さとりに多少の警戒心を抱かせたが、上手く切り抜けたゴウキ。次の目的地は天狗達の居る妖怪の山だ。
次回 第八話 「ハロー天狗達、泣く準備は良いか?」
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