逆にゼロワンを書いてみよう 作:ライティングゴート
その中で起きた開発中のヒューマギアが暴走し結果的に実験都市ごと大規模な爆発が起きたデイブレイク事件から12年
ある日当時開発中だった海底の衛星アークが怪しく光る
それと同時にどこかにある3Dプリンターが何かを製作を始めた。そして謎の少女ヒューマギアが目を覚ました
Take off for the dream_______
現在、昼前ー
「うわぁぁぁぁぁぁぁ遅れるー!」
必死の形相で自転車を漕ぐ青年がいた。彼こそが飛電インテリジェンス社長 飛電是之介の孫【飛電或人】だ
「セーフ!」必死の顔で向かった先は遊園地「くすくすドリームランド」のステージ会場
昼から行われるお笑いショーが目的だ。或人は立ち見にはなってしまったが何とか間に合うことができた
「腹筋パワー!!」そういって彼は腹筋を客前で爆発させる
お笑い芸人型ヒューマギア 腹筋崩壊太郎は今日もで笑いを取っていた
やっぱり腹筋崩壊太郎は面白いなぁ…さすが俺仕込みのお笑いヒューマギアだ!
飛電或人はそう言ってしみじみと周囲の観客の笑い声を噛みしめていた。
そこにくすくすドリームランドの支配人 根津光圀が歩み寄る
「或人君今日はどうしたのそんなに急いで」
「いやぁ、それが…」
ー回想:今朝 役員会議室ー
「えー、今回皆様にお集まりいただいたのはこの度、研修を終え、飛電或人を二代目飛電インテリジェンス社長として任命するかの採決を取るためです」
初めに発言をしたのは当会議の司会でもある副社長 福添准
「まだ早いと私はおもいますけどね」 「やはりもう少し様子を見るべきだろう」
「シェスタ」
福添が声をかけると福添の秘書型ヒューマギアが懐から遺書を取り出す。
『このように是之介社長の遺書に明確に飛電インテリジェンスの次期社長は飛電或人に任命すると記載されています』
「まぁまぁ、皆さんの意見は重々承知しておりますが先代がこう残されたことですし、ね」
福添の側近 山下 三造も付け加える。
「君はどうなんだ或人君」
パッとしない空気を見かね福添は或人にパスを出す
「えーっと、まだ不安はあるけどじいちゃんから託されたこの会社と夢のためにも皆さんと一緒に頑張っていきたいと思ってます。よろしくお願いします!」
不安ながらも覚悟ある態度を感じ空気は寛容的になっていく
「本人もこういっていますから、今回の採決は可決ということでいかかがでしょう」
その後福添が空気をまとめ採決を取り、或人は二代目社長に就任することになった
「ってことがあったんですよ」
「なるほどねぇ」
崩壊太郎の出番がが終わると或人は上機嫌な足取りで根津と崩壊太郎のもとへと向かう
「いやぁ~今日も冴えてたねぇ!腹筋ギャグ!」
『はい。観客席の皆さんの笑顔は92%でした。或人様の夢である100%の笑顔まであと8%です。』
「いいねぇ~この調子で頼むよ腹筋崩壊太郎!」
「ほんとにねぇ、或人君の考えたこのお笑いヒューマギア、最初はどうかと思ったんだけどお客さんも皆喜んでくれてるし導入してよかったよ。」
根津いつもに増してニコニコしている。
「ありがとうございます!これからのウチのヒューマギアをお願いします」
「それにしても去年、先代のおじいさんが亡くなられて大変だっていうときに或人君はがんばるね」
「はい!じいちゃんの夢だったこのヒューマギア事業をかなえるためにも止まってられないですからね
それにぃ~腹筋崩壊太郎の腹筋ギャグをみたら「ふっき」れちゃいました!」
「ハイ!アルトじゃ~ないと!」
「はは…思ったより元気そうだね…」 根津は安堵の苦笑いを浮かべていた
そんな穏やかな日を狙うように遊園地から謎の音声が上がれてくる。
《我々は滅亡迅雷.net。自らを神のごとく驕る人類に鉄槌を下すべく今日この日をもって我々は人類に対する宣戦布告を宣言する》
来場客たちは状況が理解できず、また理解しても何かの催しだろうとざわついていた。彼らをよそに滅亡迅雷.netが通信を終えると遊園地につながっていたヒューマギアたちは突如ハッキングを受けトリロバイトマギアへ変貌を遂げて来場客を襲い始めた。
先ほどまでの雑踏が悲鳴に代わり、根津は青ざめた顔で声を上げ始めた。
「皆様、これは訓練ではありません!身の安全を第一に今すぐ非難してください!!」
「皆さん逃げてください!」
ハッキングを免れた崩壊太郎も声を上げる。
「どうなってるんだ…」/「あぁ…私の夢が…」
根津と或人はそれぞれ自らの夢の形が何者かによって破壊されていく様に混乱していた。
「そうだ、福添さんに!」
混乱の中で或人は本社へ連絡を取ろうとライズフォンを手に取り電話をかけようとした時
暴走するマギア達の中を颯爽と歩くフードの青年がやってきた。
彼は不敵な笑みを浮かべながらまっすぐに腹筋崩壊太郎の元へと歩いて行き懐から謎の機械を取り出すと
崩壊太郎の腰元へ装着させる。
「ぐ、うぁぁ!ァ!!」
赤い雷と共に苦悶の表情を浮かべる腹筋崩壊太郎
「これで君も今日から僕たちの仲間だ。じゃあ初めにここにいるニンゲンをみーんな、滅亡させよ!」
「だ、ダメです。私の仕事は皆を笑わせること、もっとみんナの笑ガオを…」
「ちがうちがう。君は人類を殺すんだ」
«クアッガ ゼツメライズ»
ウマ科の生物クアッガの記憶を封したゼツメライズキーによって腹筋崩壊太郎はクアッガマギアへと変貌した。
「ぁあぁ…太郎!!!」
絶望の淵に立たされ呆然とする或人にクアッガマギアが襲い掛かる
或人はそれを交わして逃げることしかできない。
必死で逃げ惑う彼の前に一台の車が止まった。
『或人様』
白い女性秘書型のヒューマギアだ。
或人様は本日付で社長に任命されましたので。本日から仮面ライダーゼロワンとして活動していただきます。
え?さらりとマギアの攻撃をかわしながらスタスタと歩いてアタッシュケースからゼロワンドライバーを取り出し装着させ、ライジングホッパーキーを握らせる。
「え?これは、どういうことなんだ!説明してくれ」
『残念ですがそのような時間は無いようです』
どういう...そう言いかけてマギアの方を見ると蹄型の斬撃がこちらに向かって飛んできていた。
驚きに叫んだ次の瞬間或人は謎の空間に意識が移っていた。
「っ!ここはどこ」
『ここは衛星ゼアの中です。或人様の意識を一度こちらへ転送させました。』
「じゃあさっきの攻撃は」
『あと数秒でこちらへ被弾します』
「じゃあこんなことしてる場合じゃ…」
『大丈夫です。ここにつながれている間或人様の頭脳はヒューマギアや衛星ゼアと同じ処理速度で動くことができます。
ですからここでそのドライバーとこちらのプログライズキーの使い方をラーニングしていただきます。』
「迷ってる時間はなさそうだな…わかったラーニング開始だ」
《ゼロワンシステムのラーニングを開始します》
«Jump!» ラーニングを終えた或人は速やかに変身を開始する
《authorize》キーの認証によって或人の周りにはキーに封した生物を具現化したライダモデルであるバッタが飛び回っている
「変身!」
«プログライズ:ライジングホッパー!! "A jump to the sky turns to a rider kick."»
ライダモデルが装甲へと変換されて攻撃を受けると共に仮面ライダーゼロワンが現れる。
「俺が、お前を止める。俺がゼロワンだ!」
「フン、くだらない。ニンゲンもそのニンゲンの夢も俺が破壊する」
「俺たちの夢は絶対破壊させない!」
啖呵を切った二人は速やかに戦闘へと移行する
初撃は互いにパンチ、その後反対方向の腕でパンチを繰り広げマギアが大きく振りかぶったところをゼロワンが大きく飛んで躱す。
「うおー足の力ハンパねー!」
すかさず
戦闘中の最中来客の非難をしていた根津がトリロバイトマギア2体に襲われているところ目撃し、助け
「逃げて!」
手短に伝え戦闘に戻り二体と交戦、その隙をついてクアッガマギアも加勢する。
『或人様!』
秘書型のヒューマギアが或人に声をかけアタッシュケース型の剣【アタッシュカリバー】を投げ渡すも顔面に直撃。
『申し訳ありません』
「大丈夫!」
一声かけて戦闘に戻りアタッシュカリバーを剣モードに変形させて攻撃を開始。優勢になり勢いそのままにトリロバイトマギア二体を撃破。
残るクアッガマギアに再度集中して攻撃を始める。
場所は転々と移動し、駐車場へと移動していた。
両手から蹄型の斬撃を再度飛ばすと華麗に宙返りをして躱すゼロワン
ゼロワンは斬撃を受け爆発し宙に舞う車達を足場に上空から接近していきマギアもそれに向かって車を踏み台にジャンプして突撃する。
二人はもつれ込むようにバスの中へと入っていく。
狭い空間では分が悪いとカリバーをマギアの方へと投げつけるも首を傾げ交わされ反撃される
ゼロワンは手すりを使ったアクロバティックな動きでするりと回避しキックでバスの外へとマギアを蹴りだし
マギアはバス事爆破させようと鬣ビームを撃つもゼロワンは停車ボタンを蹴り飛ばし脱出
《次、止まります》
そう残してバスは爆発四散した。
にらみ合う両者はその場を後にした
少し遅れて対人工知能特殊機関A.I.M.S.(エイムズ)が現着した
A.I,M.Sは人工知能を扱った犯罪などを阻止、規制するために存在している組織で武装も許可されている。いわば人工知能犯罪の対策チームである。
A.I,M.Sの隊長不破諫の号令で遊園地の内外に一斉に配置につく隊員たち
後ろから一人スーツ姿の女性A.I,M.Sの技術顧問である刃唯阿が銃を構える
発砲を行うも当所表れた新手の兵器に銃の効果は薄い
耐えかねた不破は急いで護送車に戻り最新兵器であるショットライザーに手をかける
「待て、その武器はまだ許可を出していない!やめろ!」
「そんなこと言ってられるか、ここでは俺がルールだ!」
刃の静止も聞かず保護ガラスを肘打ちで破壊して銃を撃ち始める
「待てッ…!」
静止をかける刃の頬を銃弾が横切ってトリロバイトマギアに当たった
驚いて固まる刃を他所に不破はマギアの元へと戻っていった
「おい待て!」
刃は気を取り戻し持ち場へ戻っていった。
その頃クアッガマギアがが劣勢になり最後の対決の場として当初の広場へと戻ってきた二人を屋上からフードの男が観覧していた
「これがゼロワンか、面白いなぁ。がんばれーゼロワンをぶったおせー!」
まるで子供のような無邪気な声援を送っていると屋上に暴走したトリロバイトマギアが男に襲い掛かるが手慣れた様子で首をロックされて拳銃で頭を撃ち抜かれて停止した
何食わぬ様子でゼロワンたちの方へ目を向けると
マギアが劣勢のまま大きな隙を見せていた。そこにキックを受け吹っ飛ぶマギア。
ここぞとゼロワンはドライバーを発動させ。必殺技を撃つ。
≪ライジング
インパクト≫
バッタの力によって繰り出された巨大な足にマギアは立ち上げる姿勢から上空で仰向けになり、それにとびかかり巨大な足に変化した蹴りの一撃によって破壊。戦闘は終了した。
が、最初の戦闘であったためかゼロワンは着地に失敗し瓦礫の山へと前転していった。
「いてて…」
『大丈夫ですか或人様』
「あぁ…大丈夫大丈夫」
変身を解除し笑って見せる或人
助けてもらった仮面ライダーを追いかけて根津もこちらへ向かってきた。
「あれ?さっきの黄色い人は?」
『彼は先ほど戦闘を終え、どこかへ消えてしまいました』
すかさず秘書型ヒューマギアが発言する。
「そうなんだ、せめてお礼くらいは、と思ったんだけど…」
あれ?という顔をした或人の疑問を遮って根津もまた疑問をぶつける
「ところでさ、失礼なんだけど…君、誰?」
見たことのない型のヒューマギアに聞かずにはいられなかった
『私は社長秘書のイズと申します。この度或人様の社長就任に際し配備されました』
「そうなの!?」
驚いたのは或人の方だった。
『はい、よろしくお願いいたします。或人「社長」』
「あぁよろしく」
『それでは根津支配人、私たちはこの辺で』
「あぁ、そう。じゃ黄色い人にまた会ったらありがとうって言っといてね
それでさ或人君、僕もお客様のためにも早くこの遊園地を復旧させるからさ、また来てね」
「はい、俺もこの事件を早く何とかしてまたヒューマギアが皆の夢に役立てられるように頑張ります」
互いに決意を新たに笑顔で別れた後イズと或人は社用車に乗った
『それで或人社長、先ほど名刺が完成いたしましたのでライズフォンに転送しておきました』
「ほんと?どれどれ…」
[飛電インテリジェンス 社長 飛電或人]
顔写真付きでデザインされた名刺を見つめ喜ぶ或人
「これはぁ~…名刺を見つめる名シーン!! はい、アルトじゃ~ないと!」
『これは名刺と名シーンをかけた小粋なジョークですね』
「チッチッ、これはギャグだよギャグ、俺の爆笑ギャグ」
『ではこれは名刺と名シーンをかけた素敵なギャグですね』
「そうそう、って俺のギャグ解説しないでーーーー!!」
これからゼロワンの物語は始まるのであった。