初めての小説で右も左も分からない状態で、趣味感覚に始めたこの小説。
飽きずにここまで読んでもらえて感謝感激雨あられと言うものです。
引き続き頑張っていこうと思います!!
では、本編です!どうぞ!
第弐拾話 一旦の休息と備え
──西暦1915年 4月3日 大正4年──
伊之助が炭治郎の頭突きによって気絶したその後、屋敷の中で亡くなってしまった人たちの埋葬を行い、正一君達と別れ、新たに伊之助を入れた6名で山を降りた。
「次の任務は今までの退治とは訳が違う。本当の十二鬼月と戦うんだ。だからしっかり休まないといけない。そうだよな?しのぶ」
「ええ、そう御館様から伝言を預かってますが.........」
「義勇くんもくるのよね?しのぶ」
「はい」
「えっ!義勇さんもくるんですか?」
「そうだ、俺や傷を治すことの出来るしのぶやカナエさんがいるからよっぽどの事がなければ柱はこれ以上必要ない」
「じゃあ.........」
「そんなに強い鬼がいるってこと!?イヤァァァア!!!!」
「けっ、情けない奴だな。強い鬼と戦えるんだろ?楽しみじゃねえか」
「俺はお前とは違うの!!」
「善逸、怖がったところでしょうがないよ。どうせ行くんだから」
「そうだぞ、いい加減覚悟を決めろ」
「は.........はい」
「改めて話すが、そこでは隊士が何人も行っては殺られている。だから、もしかしたら上弦の可能性も視野に入れておいた方がいい」
「上弦って.........確か十二鬼月の中でも特に強い.........」
「ああ、まだそうと決まった訳では無い。だから、緊張しなくてもいいが油断はするなよ」
「はい!」
「油断なんかしねえ!全力でぶった斬ってやるだけだ!見てろよ春雨!!」
「コラ!!秋雨さんでしょうが!!」
「人の名前は間違えちゃダメですよー」
「うるせえぞ!名前なんてどうでもいいだろうが!」
「伊之助ー、女性に対してその態度はないんじゃないか?また痛い目見たいのかなー?」
俺は拳の形を作りグキッグキッと骨を鳴らす
「秋雨くん!さっき私暴力はダメって言ったよね!?ただでさえさっきので体痛めてるんだからね!!」
「はい.........すみません」
「ハハハハハ!!怒られてんの!!ダッセエ!!」
「伊之助!!お前もいい加減にしろ!!失礼だろ!!」
カナエさんと炭治郎に夫々怒られるのだった。なんだか伊之助と一緒に怒られるのって恥ずかしいな。気をつけよう
そして、鴉に連れられて俺たちは藤の花の家紋の家に来ていた。
それと今回の怪我の具合だが、しのぶが診察したところ、伊之助、炭治郎、善逸の順で悪いらしい。
(伊之助が一番重症って.........炭治郎の頭どんだけ硬いんだよ)
「カァアーッ!休息!!休息!!負傷ニツキ完治スルマデ休息セヨ!!」
しばらく門の前に立って待っているとおばあさんが家の中から出てくる。
善逸と伊之助以外がお婆さんに話す。
「「「「あっ!夜分に申し訳ありません」」」」
「お化けっ.........お化けだ!」
挨拶もせずに言う善逸に炭治郎が怒る。
「コラッ!!」
「はい.........鬼狩り様でございますね。どうぞ.........」
伊之助はというとお婆さんの頭をつついていたのですぐに止める。
「やめとけ(やべぇ.........笑いそう)」
そして、部屋へと案内される。するとまた善逸が妖怪だと言い出す。
「妖怪だよ!炭治郎!あの婆さん妖怪だ!速いもん!異様に!妖怪だよ!妖怪ババァ.........」
炭治郎に拳骨をくらう。
そして、改めて診察したところ、伊之助は善逸が最初に殴った時の衝撃で肋が三本、炭治郎は響凱の攻撃を喰らった時に肋を一本、善逸は軽傷だがかすり傷を少々と言った具合だ。
炭治郎たちの診察をした後、俺たちは夕食を済ませて、布団に入った。
夕食を食べる際など何かにつけて伊之助は炭治郎や俺に挑発してきたが、食べ物くらいでは怒らなかった。最初に殴った善逸にも挑発をかけていたが、流石に善逸も食べ物の事では怒らないようだ。
「2人共肋が折れているとはな.........」
「コイツらも折るか?」
「「なんでだよ!?」」
「コブが痛ェ...」
「ごめん」
炭治郎は謝罪したが、伊之助はしのぶやカナエさんに謝罪していない。
「伊之助、後でしのぶとカナエさんに謝っておけよ」
「断る!」
「謝るんだ!」
「断る!」
「謝れよ!」
「断る!」
頑なに謝ろうとはしなかった。
一方、しのぶ達はというと、禰豆子と(箱に入れて)別の部屋で寝ている。
そして、就寝する少し前、善逸が炭治郎に向けて箱に入っている鬼の事を聞いた。
「.........炭治郎誰も聞かないから俺が聞くけどさ、鬼を連れているのはどういうことなんだ?」
「!!善逸.........分かってて黙ってくれてたんだな。善逸は本当にいい奴だな。ありがとう」
「おまっ!そんな褒めても仕方ねえぞ!!うふふっ!」
そう言ってはいるが嬉しそうだ。
「俺は鼻が利くんだ。最初から分かってたよ。善逸が優しいのも強いのも」
「いや強くはねぇよ。ふざけんなよ」
「いい加減認めろよ。あの鬼を倒したのは善逸なんだよ」
「だから俺そんな強く無いですって」
俺はもう一度真剣な空気に戻すために黙った。
「.........」
「鬼は俺の妹なんだ」
「えっ.........でも鬼なんて連れてたら鬼殺隊に」
「ああ、確かに隊律違反になる。でも、人を今まで1人も喰ってない。それに飢餓状態の代わりに寝ることで食欲を抑えている」
「ほんとに?」
「本当だよ。でも、それを証明しないといけないから、こうして柱の人達が付いてるんだ」
「そんなんだ.........」
「そうだ、柱の中には鬼は問答無用で斬るって奴がたくさんいる。だから、そいつらにも鬼の事を少しでも理解してもらうためにこうして俺たちが同行してるんだ」
「そうだったんですね.........だから、こんなに強い方がたくさん」
「ああ、余談だが、十二鬼月とは1ヶ月後に戦う事になるだろうから、その間に体を治す。そして、そのあとで身体のなまりを取るために修行をする。」
「嘘でしょ!?」
「本気だけど?それと怪我していても出来る修行もあるから、それから先にやっていくよ」
「そんな修行が?」
「あっ、炭治郎は同時進行で日の呼吸についても一緒に研究しよう」
「はい!ありがとうございます!」
伊之助は疲れたのか既に寝てしまっていたので、次の日の朝に説明しておいた。
──西暦1915年 5月15日 大正4年──
藤の花の家紋の家にて養生して1ヶ月後
炭治郎、善逸、伊之助が全集中・常中が出来るようになり、炭治郎は日の呼吸が完璧に使えるようになった。完璧と言っても威力は原作よりもまだまだなのだが。
伊之助は我流で教えようが無いので剣筋などの荒いところを直しておいた。善逸はというと.........
「もっと速く!!」
「はっ.........はい!!」
俺と打ち合いをしていた。
「遅い!!こんなんでは鬼の頸に届かないぞ!!」
「も.........もう、、無理ィ!!」
「はぁ.........まあ1ヶ月だとこんなもんか。良くなったほうかもな。後は身体を休めとけ」
少し呆れたように俺は言った。
善逸はかすり傷が多かっただけなので、意外と早く治り、炭治郎や伊之助よりも早く修行に入っていた。
そのおかげで、俺が雷の呼吸の心得があったこともあり、善逸は壱の型以外にも使えるようになっていた。
もちろん、まだ壱の型以上の威力はない。更に言えば使わせるために教えたのではなく壱の型の発展に繋がるかと思ったから教えたに過ぎない。
しかし、これで、壱の型しか使えない善逸では無くなった訳だ。原作と比べたら、炭治郎よりも上がり幅はあるだろう。
原作では、最後まで全部の型を使えなかった善逸が全ての型を使えるようになっているのだから。雷の呼吸についての理解度が原作とは段違いなわけだ。
それから、少しして鴉の指令が来た。
「では行きます!お世話になりました!」
「ありがとうございました!」
俺、炭治郎、善逸の三人でお辞儀をした。
しのぶやカナエさんは医師としての仕事もあるので、一度蝶屋敷へと帰還していた。なので、任務に来るのは遅れるようだ。
そして、いよいよ俺たちは那田蜘蛛山に向かって出発した!
大正コソコソ噂話
秋雨さんは兎に角絵が上手い。日の呼吸について説明するために態々絵に描いてくれたよ
いかがだったでしょうか?
今回はあまり話は進みませんが、次からは、しっかり戦いに入っていきます。
なので次回お楽しみに!
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