鬼滅の雲   作:中太郎

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皆さん、おはこんばんは!

今回は那田蜘蛛山での戦いが始まります。長くなるかもしれませんが、なるべく短く収められるように頑張ろうと思います。

では、本編です!どうぞ!




第弐弐話 大戦の幕開け

──那田蜘蛛山にて──

 

現在、俺たちは操られた隊士と戦っている。そして、伊之助が操っている鬼の居場所を見つけたのだが、この隊士達に足止めされて行くことが出来ないでいた。

 

「ここは俺たちに任せて君も先に行け!!」

 

そこで、村田がこのままでは拉致があかないと思ったのか、炭治郎と伊之助に向かって叫ぶ。

 

「えっ.........」

 

「小便漏らしが何言ってんだ!!」

 

「誰が漏らしたこのクソ猪!!テメェに話しかけてねぇわ黙っとけ!!」

 

俺はこのやり取りを見て笑いそうになるが必死に堪える。

 

「情けない所を見せたが俺も鬼殺隊の剣士だ!!ここは何とかする!!糸を斬ればいいというのがわかったし、ここで操られている者たちは動きも単純だ!蜘蛛にも気をつける!鬼の近くにはもっと強力に操られている者がいるはず。三人で行ってくれ!!」

 

「.........わかりました!!感謝します!!」

 

「任せて悪いな村田」

 

「これくらいどうってことない」

 

「一発殴ってからな!!誰がクソ猪だ!!戻って来たら絶対殴るからな!」

 

「いいから速く行くぞ!!」

 

 

炭治郎が伊之助を強引に連れて行き、しばらく走ったところ

「アイツ絶対ぶん殴ってやる!!」

 

「そういうこと言うのやめろ!!」

 

「クソ猪とか言われたんだぜ紋次郎!」

 

「炭治郎だ!!」

 

「「「!!」」」

 

二人の隊士を殺したと見られる、操られた隊士が目の前にいた。

 

「駄目.........こっちに来ないで。階級が上の人を連れて来て!!そうじゃないとみんな殺してしまう!!お願い.........お願い!!」

 

累の母がたぶん累に早く俺たちを倒すように急かされたのだろう.........

 

操られた者がむちゃくちゃな剣さばきをしながらこちらに迫ってくる。

 

「逃げてェ!!操られているから動きが全然違うのよ!!私たちこんなに強くなかった!!」

 

少しでも遅れるとこの人の骨が折れるかもしれないと思い、鬼が操るよりも速く俺は隊員の背後に回り糸を斬った。

 

「えっ!!いつの間に!?」

 

「俺は階級・柱、及び隊士管理係の瑞雲秋雨だ」

 

「あなたが噂の隊士管理係.........」

 

「.........流石だ。速い!」

 

「.........いつあそこまで行ったんだ?」

 

「ここは俺に任せて速く行け!!」

 

「.........!!秋雨さん!ありがとうございます!!」

 

「分かった!!速く行くぞ!すみ太郎!!」

 

「だから炭治郎だ!」

 

炭治郎達が行った後

先程の隊員とは違い、関節が変な方向に曲がっていたり、骨が見えていたり更に重症の隊員二人が出てくる。

 

「こ...殺してくれ.........手足も...骨...骨が...内蔵に刺さって...るんだ...動かされると....激痛で...耐えられない...どの道...もう...死ぬ。助けてくれ...止めを刺してくれ...!!」

 

先程の隊員にやった時と同じように素早く背後に回り糸を斬る。

そのまま地面に倒れると危ないので、支えて優しく仰向けに倒して寝かせる。

 

そして、その間も蜘蛛が再び糸を繋ごうとするので、自分に繋げられないように気をつけながら、その人たちの近くにいる蜘蛛も斬る。

 

 

 

 

「.........!!ありえない、こんなに早く斬られるなんて.........あの人形を出すしかないわね......!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──炭治郎&伊之助──

 

「こっちだかなり近づいてるぜえ!!」

 

炭治郎は鬼を匂いから探り、木々の中に隠れている鬼を見つけた。

 

「伊之助!!」

 

「俺の方が先に気づいてた!!」

 

「「!?」」

 

そこには頭の無い両手が蜘蛛のような二足立ちの鬼がいた。

 

「頸が無ェェェ!!アイツ急所が無ェぞ!無いものは斬れねぇ!!

 

どっ.........はァ!?」

伊之助は頸が無い鬼の対処法が分からず混乱していた。

 

 

「伊之助!」

 

「どうすんだ!どうすんだ!」

 

「落ち着け!!袈裟斬りにするんだ!!右の頸の付け根から左脇下まで斬ってみよう!広範囲だし!かなり硬いと思うが多分...」

 

言い終わる前に伊之助が先走って行く。

 

「イヤッハーッ!」

 

「待て!!一緒に...っ」

その時には既に伊之助は鬼の攻撃が届く位置にいて、攻撃しようとしていた。

 

しかし、鬼もただ攻撃されるだけの的では無かった。次の瞬間、鬼による素早い攻撃が伊之助を襲う。

 

それを伊之助はあと少しのところで躱して後ろに下がるが、蜘蛛に糸を繋がれていたのか動きが止まってしまう。そして、鬼の手が、動けない伊之助に迫る.........

 

そこを炭治郎が伊之助の前に出て庇う、真っ直ぐに突き刺そうとしてくる鬼の手を刀で後ろに流して、鬼に次の攻撃をさせないように刀をいつもより速く振ってわざと鬼を後ろに引かせる。

 

「伊之助!!一緒に戦おう!一緒に考えよう!この鬼を倒すために力を合わせよう!」

 

「てめェェ!!これ以上俺をホワホワさすんじゃねぇぇ!!邪魔だそこ!!」

 

「俺を踏め!!」

 

炭治郎は鬼の手を躱しながら伊之助が踏めるように、身を屈める。

 

「伊之助!跳べ!!」

伊之助は禰豆子の入った箱を踏み台に鬼の頭上を高く跳んだ。

 

炭治郎は頭だけで身体を支えながら、鬼の手足を斬る。

 

 

──日の呼吸 参ノ型 烈日紅鏡

 

 

左右対称の鋭い斬撃を放ち、流れるようにして鬼を斬った。

 

「袈裟斬りだ!!」

 

伊之助はその合図に合わせて鬼を袈裟斬りにする。

そして、斬った流れで、そのまま伊之助が炭治郎に突進する。

 

「速く鬼の頸斬って来やがれェ!!ふん!ぬア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アアア!!」

炭治郎の身体を下から持ち上げて空高く投げる。

 

炭治郎は突然投げられたことに驚いたが、すぐに冷静になり、操っている鬼を見つけて、斬る構えに入る。

 

「壱ノ型........」

 

しかし、なぜか鬼はその攻撃に対抗しようともせず、むしろ殺されることを待っているかのように頸を差し出す。

 

炭治郎はそれに気づいて、すぐに型を変えて鬼の頸を斬った。

 

 

 

 

 

──水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨

 

 

 

 

次の瞬間、優しい雨に打たれているかのような感覚が鬼を支配して、そしてそのまま痛むことも苦しむことも無く、ただ暖かい雨に包まれて死んでゆく。

 

そして、鬼は感謝するようにお礼をするように炭治郎に助言をして消えていく。

 

「十二鬼月がいるわ。気をつけて...!!」

 

「!?」

 

炭治郎はその言葉に酷く驚いた。秋雨から聞かされてはいたのだが、鬼の口から聞いたことにより、真実味が増したのだ。

 

それと同時に、十二鬼月の血を採れるかもしれないので、嬉しくもあった。

炭治郎の胸の内は、驚きと喜びの感情で満たされていた。

 

 

炭治郎は伊之助のところに急いで戻る。

 

「倒したかよ!!」

 

「倒した。伊之助大丈夫か...」

 

「俺に対して細やかな気遣いするんじゃねえ!!いいか?わかったか?俺はお前に出来ないこともできるんだからな!もう少ししたら俺の頭もお前の頭より硬くなるし!それからな.........」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──善逸side──

俺は、炭治郎達を見つけようと四方八方を歩いて回っていた。

 

「ぎゃっ!蜘蛛!!」

 

手に乗っていた蜘蛛を見つけて思わず払う。

 

しかし、この行動は間違っていなかった。なぜなら毒を持った蜘蛛なので噛まれたら危険だからだ。

 

「炭治郎たちも見つかんないし最悪だよ!どこ行ったのよ!どっちよ!!そして、くさいんだよ!この辺!!くさい!!もう泣きたい!!」

 

蜘蛛がカサカサ音を出しながら俺へと近づく。

 

「蜘蛛がカサカサする音すごい気持ち悪いし!いや蜘蛛も一生懸命生きてるんだろうけどさ!」

 

まだ音がするので、振り向くと.........人面蜘蛛がいた。

 

こんなことある!?人面なんですけど!!人面蜘蛛なんですけど!!どういうこと!これどういうこと!?夢であれ!夢であれよお願い!!夢であってくれたなら俺頑張るから!起きた時禰豆子ちゃんの膝枕だったりしたらもうすごい頑張る!畑を耕します一反でも二反でも耕してみせる!!

 

悪夢から覚めてくれぇーーっ!!

 

しばらく走ると、糸で吊るされている家や人がある場所に行き着く。

そして、その家から一際デカい人面蜘蛛が姿を見せる。

 

善逸はそのデカさに驚き急いで逃げる

 

「俺お前みたいな奴とは口効かないからな!!」

 

「くふっ.........逃げても無駄だぜ。お前はもう負けてる」

 

「話しかけんなよ!!嫌いなんだよお前みたいな奴!!」

 

「手を見てみな。くふふっ」

 

「はぁ!?手!?手が何さ!!何にもなってないけど!?」

 

「毒だよ。咬まれたろ?蜘蛛に.........何にもなってないだと!?」

 

「ああ、何にもなってないけど?もしかして、やたら蜘蛛が身体についてきたのもお前のせいだったの!?」

 

あの後も何度か蜘蛛が身体についてきたが直ぐに気づいて全部払っていた。

 

「はったりなんだろ?今更遅いんだよ.........」

 

「だから!!何にもなってないんだってば!!」

 

「何!?本当に噛まれていないのか?」

 

「そう言ってるでしょ!!」

 

「あの数の蜘蛛を全部振り切ってきただと!?でもどうせここでお前は毒に侵されて蜘蛛になる。俺の毒でな.........くふ。見てみろ時計だ」

 

そう言うと鬼は時計を出して丁寧に時間を指して症状を説明し出した。

 

「ギャアアアッ!!ギャーーーッ!!」

足元に人面蜘蛛が寄ってくる。

 

「アーーッ!」

俺は悲鳴を上げて逃げる。

 

「逃げても.........」

 

「無駄ね!ハイハイハイ!!わきャッてんだよ!!わかってんの!!」

善逸は木の上に逃げる。

 

「何してるんだお前」

 

「うるせーーよ!!うるせぇ!!」

 

「怯えることはないぞォ。毒が回りきって蜘蛛になったら知能もなくなる」

 

「いや、だからそれが嫌なんだわそれが!!なんでわかんないのお前さ...!!友だち・恋人いないだろ!嫌われるよ!!ひぃいいい!!ひぃいい!嫌だ嫌だァ!あんなふうになりたくないひぃいいいい!!」

 

その時俺は自分の人生を思い返し、嘆いた。その間も人面蜘蛛は登って来る

 

「ヒギャ...登ってくんなよ!!ちょっとでいいから一人にして!!ちょっとでいいから!」

ついに善逸は数多の人面蜘蛛に囲まれ気絶して、木から落ちる.........

 

 

 

─雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃

 

 

 

落ちる身体をしっかり着地して守り、勢いよく木を蹴って鬼へと向かって行く。

 

 

─血鬼術 斑毒痰

 

 

鬼はそれに対して毒を吐いて対応する。それを俺は空中で身を捻り、避けた。

 

「飛びかかれ!!」

人面蜘蛛が迫ってくるが、それを斬って後ろに下がる。

 

 

─雷の呼吸 弐ノ型 稲魂

 

 

抜刀状態から放たれる五連攻撃が人面蜘蛛を無情にも葬り去る。

 

善逸は走馬灯を見ているかのように師の言葉を思い出す。

 

『善逸、極めろ。泣いてもいい逃げてもいい。ただ、諦めるな。信じるんだ地獄のような鍛錬に耐えた日々を。お前は必ず報われる。

 

極限まで叩き上げ、誰よりも強靭な刃になれ!!一つのことを極めろ』

 

鬼は再び毒を吐いたが俺は落ち着いて避ける。

 

「刺せ!!もっと毒を打ち込め!!」

 

人面蜘蛛はその合図で毒針を口から出して俺を刺そうとするが、俺は蜘蛛を一体一体確実に倒して行く。

 

 

──雷の呼吸 参ノ型 聚蚊成雷

 

 

無数の斬撃が人面蜘蛛を襲う。本来なら少しずつ相手にダメージを蓄積させて行く技なのだが、相手は弱いため、一回で斬れてしまう。

 

そして、次の瞬間、今までとは違う、空気が揺れるような気配が辺りを包む。

 

 

 

──雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 六連

 

 

 

 

鬼はその違和感にすかさず毒を吐くが俺には当たらない。

 

俺は自分の出せる最速で、吊るされた家を突き破って鬼の頸に迫り、遂に鬼の頸を斬る。

 

それから、その家の上に落ちて、受け身をとった。

 

「はぁ.........はぁ何とか毒を食らわずに倒せたぁ」

俺は呼吸を使い、回復をすることに専念した。

 

こうして、炭治郎と伊之助は母鬼を倒して、善逸は兄鬼を1人で倒した。

残るは父鬼、姉鬼、そして.........

 

 

 

 

 

─下弦の参 累




大正コソコソ噂話
秋雨さんは蜘蛛が苦手らしいよ

いかがだったでしょうか?
いよいよ本格的に闘いが始まりましたね。修行をした炭治郎たちならば大丈夫だとは思いますが、果たしてどのように変わっていくでしょうか?

次回お楽しみに!

物語の進むペースは妥当か

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