鬼滅の雲   作:中太郎

24 / 43
今回は、シンプルに闘いが多いのでこのようなタイトルにしました。
(決して、思いつかなかったとかでは無いです。.........多分)

では、本編です!どうぞ!


第弐参話 戦闘

──那田蜘蛛山──

善逸が累の兄を倒した後。

 

ドドォォン!!

雷の様な音が鳴り響く。

 

「今の音...雷が落ちたのか?」

 

「知るか!!」

 

「雷雲の匂いはしないと思うけど.....刺激臭が強くなっててわからない...」

 

 

追いついた善逸は2人に声を掛ける

「炭治郎!!伊之助!!」

 

「紋逸!!」

 

「善逸だから!」

 

「善逸、どうしてここに?」

 

「炭治郎ォォオ!!」

善逸が突然炭治郎に怒鳴り出す

 

「えっ!何があったんだ?話してくれ!!」

 

「.........禰豆子ちゃんを何で連れて来たんだよ!!」

 

「なんでって...残して行く訳にもいかないだろ?」

 

「俺に任せて置いていけば良かっただろォ!!」

 

「ご、ごめん.........それよりどうしてここが?」

炭治郎は咄嗟に謝ったが何故誤っているのかは自身でも分かっていない。

 

「途中で秋雨さんに会って『炭治郎たちはあっちだ』って教えてもらったから」

 

「そうだったのか」

 

その時だった.........

バシャッ!

 

突然川の方から音がして、見てみるとそこには白髪の長髪を結んだ鬼がいた。

 

「えっ!!鬼!?」

 

「おおお!!ぶった斬ってやるぜ!!鬼!コラ!!」

 

「伊之助!」

 

「待っ.........」

 

「お父さん!!」

累の姉は逃げながら叫んだ。

 

累の姉がそう呼ぶと、突拍子もなく上から、蜘蛛のような顔をした大柄の鬼が現れる。

 

咄嗟に炭治郎が伊之助を後ろに引っ張って助ける

「「「!!」」」

 

「オレの!家族に近づく!な!!」

次の瞬間、鬼の口から言葉が発せられたと同時に鬼の強烈な突きが放たれる。それを炭治郎たちが避ける。

 

すると、突きによって生じた衝撃波で、川の水が跳ねて底が露になる。そして、川の底が呆気なく砕かれた。

 

もし、これを食らっていればひとたまりもなかっただろう。

 

炭治郎が先手必勝と言わんばかりに相手が攻撃するよりも速く型を出す。

 

「日の呼吸 壱ノ型 円舞」

 

上から下に向かって、美しい弧を描く強烈な斬撃を放つ。しかし、刃は鬼の手で防御され、鬼の手にも刃が通ることは無かった。

 

これが原作通りだったら手は容易く斬れていただろう。だが、仮にも下弦の参の血を受けもらっているであろう父鬼。そう簡単には倒せない。

 

そして、刃が抜けないでいる炭治郎に鬼の拳が飛んでくる。これを伊之助が下に斬りつける。

 

「硬えええ!!」

 

鬼が腕を上に上げて、振り払おうとするので、その前に鬼の身体を蹴って後ろに宙返りして躱す。

 

鬼が手を上げて無防備になったところを見逃さない。

 

シイイイィィィ!!

辺りに呼吸音が響き渡り、その音がし出した数秒後

 

 

 

 

 

 

──雷の呼吸 肆ノ型 遠雷 ──

 

 

 

 

 

放射状に稲妻が発せられ、鬼の身体が発行して、光が収まった頃には鬼の身体は血だらけになっており、両手も斬られていた。

 

「すげええ!!これあいつがやったのか!?」

 

「やっぱり善逸は強いんだ!!」

 

「俺の家族に近づくなァアアア!!」

善逸に向かって、突進して手を思いっ切り振るが、善逸は後ろに跳んで避ける。

 

その隙を狙って後ろから伊之助が斬り掛かるが、鬼は斬られる前に気づいて、振り返りながら肘打ちをする。

 

その攻撃を伊之助は咄嗟の判断で、鬼の手に刀を刺して、それを支えに攻撃を躱すようにして足を後ろに振り上げ、その勢いで前に宙返りする。

 

「危ねぇ.........」

 

それとほぼ同時に炭治郎が木を斬って、鬼の上に木を倒す。

鬼は木の下敷きになり、炭治郎が攻撃しようとする。

 

しかし、鬼が木を持ち上げて、炭治郎ごと遠くに吹っ飛ばした。

 

「けんたろう!!」

 

「!!炭治郎」

 

炭治郎「二人とも死ぬな!!俺が戻るまで!死ぬな!!絶対に死ぬな!!」

炭治郎は吹っ飛んでく間、善逸たちに忠告しながら吹っ飛んで行った。

 

 

──その頃──

(あいつらなら問題無いとは思うけど大丈夫かな?)

 

その頃カナエさん、しのぶや隠の人達がやってきたので、怪我人を任せて炭治郎達の元へ向かう。

 

「あっ!秋雨くん!!」

 

「大丈夫でしたか?秋雨さん」

 

秋雨「俺は大丈夫だ。しかし、こいつらの怪我が酷い。この隊員達のこと頼んでもいいか?」

 

「はぁ.........相変わらず冷静に言いますね」

 

「あれ?炭治郎くん達は?」

 

「先に行って、鬼と戦ってるはずです」

 

「なんで秋雨くんが行かなかったの?」

 

「いや行っても良かったんだが、この隊員達に蜘蛛が寄ってくるんでそれを倒すのが忙しくて.........こういうことは俺の方がアイツらよりも得意だろうから、あいつらなら強い鬼が出てきても大丈夫だろうと先に行かせた」

 

「では、ここは私達に任せて早く向かって上げて下さい」

 

「ああ!恩に着る!!」

急いで俺は炭治郎達の気配がする方向へ向かう。

 

秋雨は直感という機能を昇華させ、気配を感じ取れるようになっていた。

ちなみにこれはつい最近のことである。

 

 

 

 

 

 

──炭治郎の飛ばされた後──

 

 

 

 

 

炭治郎は吹っ飛ばされて、地面に叩きつけられそうなのを型を出して防ぐ。

 

─日の呼吸 拾弐ノ型 炎舞──

 

 

大きな半円を描いて地面に向けて斬撃を二度放つ。

一度目で落下速度を落として、二度目の斬撃で着地によるダメージを無くす。

 

「!?」

目の前を見ると.........

 

「ギャアア!!」

そこには累の糸で顔面を血だらけにされている累の姉の鬼がいた。

 

「何見てるの?見せ物じゃないんだけど」

 

その姉は涙を流していた。

 

「.........何してるんだ...!!仲間じゃないのか!!」

仲間だろう者にそんなことをしてるのを炭治郎は当然見過ごせない

 

 

「仲間?そんな薄っぺらなものと同じにするな。僕たちは家族だ。強い絆で結ばれているんだ。それにこれは僕と姉さんの問題だよ。余計な口出しするなら刻むから」

 

「家族も仲間も強い絆で結ばれていればどちらも同じように尊い。血の繋がりが無ければ薄っぺらだなんてそんなことはない!!

 

それから強い絆で結ばれている者は信頼の匂いがする!だけどお前たちからは恐怖と嫌悪の匂いしかしない!こんなものを絆とは言わない!紛い物...偽物だ!!」

 

そこにあの男がやって来る。

サイコロステーキ先輩だ。

 

「こんなガキの鬼なら俺でも殺れるぜ」

 

「!?誰だ!!」

 

「お前はひっこんでろ。俺は安全に出世したいんだよ。出世すりゃあ上から支給される金も多くなるからな。隊は殆ど全滅状態だが、とりあえず俺はそこそこの鬼一匹倒して下山するぜ」

 

「よせ!!君では...」

 

累が攻撃の準備をする。

 

その時

 

 

 

──雲の呼吸 漆の型 雲散霧消

 

 

 

 

 

 

累がサイコロステーキ先輩が名前の通りバラバラになるまで後少しのところを俺が助ける。

 

「!!.........はっ、危なかったあ」

 

「君はもう山を降りろ。そんな様ではこれからやっていけない」

 

「なんだと!」

 

「もう一度鍛え直してもらえ。風柱の住所だ。ここへ向かえ。絶対だ!いいな?」

 

普段出さない様な声を出して、圧をかける。

 

「は、はいィ!!」

サイコロ先輩はそう言って下山して行った。

 

話は終わったかと言わんばかりに累が話しかけてくる。

 

「お前、さっき何て言ったの?」

その瞬間、空気が重く濃くなった気がした。

 

「何度でも言ってやるお前の絆は偽物だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──一方、善逸と伊之助──

父鬼から一時離れ、隙を伺っていたが、我慢出来なくなったのか伊之助が鬼の前まで出ていく。

 

「伊之助!!」

 

伊之助は炭治郎が戻ってくるまでどうしようかと考えていた自分に嫌気がさしたらしい。

 

「オォオ!!クソがァア!!豚太郎の菌に汚染されたぜ!危ねぇよ所だったァァ!考える俺なんて俺じゃねぇぇえぇ!!」

 

伊之助は片方の刀を先に鬼の腕に振り下ろし、さらにその刀の上からもう一方の刀で押して、鬼の体に刃を通す。そして、ついに腕を斬り落とす。

 

「しゃァァ!斬れたァア!!簡単なことなんだよ一本で斬れないならその刀をブッ叩いて斬ればいいんだよ!!だって俺刀二本持ってるもん!ウハハハハ!!最強!!」

 

しかし、鬼は何を思ったのか伊之助から逃げるように伊之助に背を向けて走り出した。

 

「何逃げてんだコラァアア!!」

 

 

 

 

次の瞬間

──雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃・神速

 

 

 

善逸の体から雷が出るようにして善逸から音が鳴り響く。

「なんだァ!?」

 

そして、善逸は目にも止まらぬ速さで鬼に追いついて、鬼の体を横に真っ二つに斬った。

 

「速ぇ!!すげええ!!」

 

「早くこいつの頸斬れ!」

 

「!!そんなことは言われなくても分かってるわ!!」

 

─獣の呼吸 参の牙 喰い裂き

 

倒れた鬼の頸に向かって、真下に向かって二刀を振るう。その刃は交差するようにして鬼の頸に入り、二方向から加わる力によって鬼の頸が斬れた。

 

そうして父鬼は灰のようになり消えていった。

 

 

そこに、義勇がやって来る。

「秋雨からお前たちの話は聞いている。あの鬼は十二鬼月では無いが、よくやった。秋雨からご教授されているだけあるな」

 

「あ!あなたが秋雨さんの話していた.........」

 

「柱の冨岡義勇という者だ。二人共大分疲れが見えるな。後は任せて休んでおくといい」

 

「あ?何言ってんだよ!俺は怪我もしてないし、疲れてもねぇよ!半々羽織り!!」

 

「!!ここで強がり言ったって仕方ないだろ?休んだ方がいいって!!」

 

「じゃあお前だけ休んどけよ!!とにかく俺は疲れてねぇ!!」

 

「いや、それは嘘だろ」

 

「怪我はしてないようだが、これ以上戦えば身体が無事ではいられないだろう。己の状態も分からない奴は戦いに関わるな」

 

「ハアアア!?何言ってんだよ!!ふざけんなよ!」

 

「もう止めとけって!!この人は俺たちの身体気遣ってくれてるんだってば!!」

 

義勇の言う通り2人は疲労を無視して体を酷使し続けていたので、2人の身体の疲労は計り知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──累との戦い──

 

 

「お前は一息では殺さないからね。ズタズタにした後で刻んでやる。でもさっきの言葉を取り消せば一息で殺してあげるよ」

 

「取り消さない!!俺の言ったことは間違ってない!!おかしいのはお前だ!!」

 

「その通りだ!炭治郎!!間違ってるのはお前の方だ」

 

「訂正だ。お前たちはズタズタにして刻んでやる」

 

炭治郎は勢いよく累の方に飛び出して行く。

 

その時累は糸を飛ばして来るが炭治郎は華麗に避ける。

 

(思ったより頭が回る奴だ。恐怖に怯まない。...まぁ関係ないけどね)

 

炭治郎は下の方に飛んできた糸に向かって型を使う。

─日の呼吸 肆の型 灼骨炎陽

灼熱の炎の如き強大な力を持つ高速回転斬りが、累の強靭な糸を切る。

 

 

 

戦いの幕開けを知らせるように.........




大正コソコソ噂話
善逸は、型を使うと本当に雷が落ちたように地面が焼けるよ。

いかがだったでしょうか?
今回はついに累の闘いに入って来ましたね。
炭治郎達は原作崩壊した累の強さに打ち勝つことができるのでしょうか?

次回お楽しみに!

物語の進むペースは妥当か

  • 早い
  • 遅い
  • ちょうどいい
  • 少し早い
  • 少し遅い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。