鬼滅の雲   作:中太郎

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皆さん、おはこんばんは!

平日に書いたものは話のテンポが遅くなることがあります。
ご了承ください

では本編です!どうぞ!


第弐漆話 賽は投げられた

──西暦一九一五年 五月十八日 大正四年──

炭治郎の裁判が終わった後の話。

 

炭治郎は蝶屋敷に連れて行かれた。お館様が炭治郎の去り際に『珠世さんによろしく』と言っていたので、柱合会議で聞こうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──柱合会議──

 

「では柱合会議を始めるよ」

 

「御意」

 

「まず、今回の任務の件だけど秋雨、しのぶ、御苦労だったね」

 

「「ありがとうございます」」

 

「秋雨と炭治郎が無惨を見た件について話を伺いたいのだけどいいかな?」

 

「御意、まず無惨の見た目ですが、全身スーツの男で、白い帽子をしていました」

 

「でもよー秋雨から過去にも会った事あると話を聞いたけど、そんな見た目じゃ無かったよな?」

 

宇髄は首を傾げて質問した

 

「はい。無惨は人間に紛れて生活しています。なので姿形は自在に変えられるものと考えています」

 

「そうか!では無惨をどのように見分けたのか話を聞きたい!」

 

「はい。無惨は目だけは変えられないようです。猫のような瞳孔をしていて、黒目の部分は充血したように赤くなっています。

 

それとこれは、見た者の五感で差異があるとは思いますが、圧倒的な気配があるので直ぐに気づけるかと...

 

それと人を鬼に変えるところを目にしましたが、一秒もかかってはいなかったように思えました。戦う時に鬼に変えられたりなどしないように気をつける必要があります」

 

「秋雨、有益な情報をありがとう。報告にあるように鬼の被害は今まで以上に増えている。人々の暮らしがかつて無く脅かされていることだね。鬼殺隊員も増やさないといけないが皆の意見は」

 

「人が増えれば増えるほど制御統一は難しくなっていくものです。今は随分時代も様変わりしていますし」

 

「お館様。珠世さんのことをご存知であられたこと、話を伺いたいのですが....」

 

「珠世さんのことは鴉から話を聞いていた。しのぶと協力して鬼を人間に戻す薬を作っているらしいね」

 

「なんと!それは真かしのぶ!!」

 

「ええ、本当ですよ。鬼の血を採取して研究してるんです」

 

「珠世さんも鬼ではあるが、敵意はないし、むしろ鬼殺隊にとって貴重な人材だ。禰豆子のこともあって、受け入れ難いかもしれない。でも、皆にも容認してほしいと思っている」

 

「うむ!先程の鬼を見て、考え改めた!鬼もまた未知の存在!殺すだけでは何も変わらない!」

 

「......」

柱の中でも上位の力を持つであろう煉獄さんが言うのだ。誰も反論できまい。

 

「理解してもらえたようで何よりだ。しかし、今回、これだけ下弦の参が大きく動いたということは那田蜘蛛山近辺に無惨はいないのだろうね。

 

浅草もそうだが、隠したいものがあると無惨は騒ぎを起こして、巧妙に私たちの目を逸らすから、なんとももどかしいね。

 

ここにいる柱は戦国の時代、始まりの呼吸の剣士以来の精鋭たちが揃ったと思っている。

 

宇髄天元

煉獄杏寿郎

胡蝶しのぶ

甘露寺蜜璃

時透無一郎、時透有一郎

悲鳴嶼行冥

不死川実弥

伊黒小芭内

冨岡義勇

瑞雲秋雨

 

ここにはいないが、真菰、錆兎

 

私の子供たち、みなの活躍を期待している。

以上で柱合会議を終わる」

 

 

 

 

 

──蝶屋敷にて──

 

 

「ごめんくださいませー!!」

 

「ごめんくださいませー」

 

「ごめ....

 

 

全然誰も来ねぇわ。勝手に上がるのもなぁ...庭の方回ってみるか?」

 

 

 

 

 

──蝶屋敷・庭──

 

 

「お前自分で歩けよな」

 

「すみません。ほんともう体中痛くていたくて...」

 

「お爺さんかよ。あっ いる、人いる」

 

「あれはえーっと....そうだ。継子の方だ。お名前は...」

 

「継子って確か.........柱が育てる隊士のことですよね?」

 

「栗花落カナヲ様だ。相当才能があって優秀じゃないと選ばれない。女の子なのにすげぇよなあ」

 

「胡蝶様の申し付けにより参りました。お屋敷に上がってもよろしいですか?」

 

カナヲは隠をニコニコして見ている。

 

「よろし.........い?」

カナヲは隠をニコニコして見ている。

 

「よろしいですかね.........?あの...えー」

カナヲは女隠をニコニコして見ている。

 

こんな一方通行な会話が続いた後。後ろから声がかかる。

 

「どなたですか!!」

 

「胡蝶様に.........」

 

「いえっ!あのっ!」

 

「隠しの方ですか?怪我人ですね。こちらへどうぞ」

スタスタと歩いて行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──蝶屋敷・病室──

善逸、伊之助の両名がベッドに寝ていた。

 

「善逸!!」

 

「ギャーッ!」

 

「大丈夫か!?怪我したのか!?」

 

「た...炭治郎...」

 

「うわぁあ炭治郎聞いてくれよーっ!起きたら全身筋肉痛で体全く動かないんだよーっ!さっきからあの女の子にガミガミ怒られるし最悪だよーっ!」

 

「伊之助は?村田さんは見なかったか?」

 

「ちょっと離れろよ.........俺関係ない.........」

 

善逸は鼻水を垂らして隠に抱きついていた。

「村田って人は知らんけど伊之助なら隣にいるよ」

 

「あっ!ほんとだ!思いっきりいた!!気づかなかった!伊之助!!無事で良かった...!!ごめんな助けに行けなくて...!!」

 

「.........いいんだ。気にするな」

 

炭治郎はいつもの破天荒では無い伊之助を見て驚く。

 

「あのあと、俺が鬼の胴体切って、伊之助が鬼の頸切ったんだけど、なんか自分があんまり役に立て無かったとか言って落ち込んでんだよね。それですごい丸くなっててめちゃくちゃ面白いんだよな。

 

ウィッヒヒッ!」

 

「なんでそんな気持ち悪い笑い方するんだ?どうした?」

 

 

怪我の状態はこんな感じだ。

炭治郎は、顔面及び、腕・足に切創。擦過傷多数。全身筋肉痛。重ねて肉離れ、下顎打撲。

 

善逸は、全身筋肉痛。重ねて肉離れ、足骨折。最も重症

 

伊之助は、全身筋肉痛。重ねて肉離れ。

 

禰豆子は寝不足。

 

4人は蝶屋敷でそれぞれが回復するための休息に入った。

禰豆子は寝まくり、炭治郎と善逸は痛みに耐えまくり、

 

「ごめんな。弱くって」

 

「がんばれ伊之助!がんばれ!」

 

「お前は頑張ったって!」

 

落ち込みまくる伊之助を両側から励ましまくる。

そんな毎日だった。

 

お見舞いが来た。

「よっ」

 

「大丈夫か?怪我は?」

 

「村田さん!秋雨さんも!」

 

村田は那田蜘蛛山での仔細報告のため柱合会議に召喚された。

 

「地獄だった....怖すぎだよ柱。なんか最近の隊士はめちゃくちゃ質が落ちてるってピリピリしてて皆。那田蜘蛛山行った時も命令に従わない奴とかいたからさ.........その育手が誰かって言及されて」

 

「まあまあ、村田のせいじゃないと思うよ、俺は」

 

「ほんと、庇ってくれるのは秋雨だけだよ」

 

「オイオイ.........」

 

村田は愚痴ばっかりだった。

 

「こんにちは」

 

「あっ!どうもさよなら!!」

しのぶがやってくるとバツが悪そうにして逃げるように村田はそそくさと帰って行った。

 

「どうですか。体の方は」

 

「かなり良くなってきてます。ありがとうございます」

 

「では、そろそろ機能回復訓練に入りましょうか」

しのぶは満面の笑みでそう言う。

 

「.........機能回復訓練?」

 

こうして、炭治郎たちの過酷な訓練が始まった。




大正コソコソ噂話
秋雨さんは敬語は出来ても、畏まったのは苦手らしいよ

いかがだったでしょうか?
今回は、柱合会議~炭治郎たち療養までを書きました。
戦いはしばらくの間無いかもしれませんが、この先も楽しんで読んでもらえるといいかなと思います。


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