鬼滅の雲   作:中太郎

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皆さん、おはこんばんは!

ここまで飽きずに読んでくださってありがとうございます!
読んでくださることが1番の支えになります。

では、本編です!どうぞ!


第参壱話 無限列車編・序

──西暦一九一五年 七月五日 大正四年──

 

 

 

俺たちは蝶屋敷で皆にお別れの挨拶をして、次の目的地へと向かった。

 

しのぶは家を大分任せっきりにしていたこともあって監視はカナエさんだけでも大丈夫だという話になり一旦別行動になる

 

「えーっ!!まだ指令来てなかったのかよ!!居て良かったじゃん!しのぶさんちに!!」

 

「いや.........治療終わったし一か所に固まっているより...」

 

「あんな悲しい別れをしなくても良かっただろ!」

 

「いや.........指令が来た時動きやすいように...」

 

「バカバカバカァ!!」

 

「まあまあ、炭治郎もそれなりに考えての事なんだからその辺にしといてやれよ」

 

伊之助はそんな事はいざ知らずと言った様子で目の前の物に夢中になっていた。そんな伊之助はこっちの様子は一切気にせずにしきりに呼んでくる

 

「オイ!」

 

「今忙しい!!」

 

「オイ!!.........オイ!!」

 

「何だよ!うるさいな」

 

「なんだあの生き物はー!!」

 

そこには無限と書かれた蒸気機関車があった。

 

山育ちの伊之助は列車というものを見たことも無く、知らなくて当然だった。

 

「こいつはアレだぜ。この土地の主...この土地を統べる者この長さ威圧感間違いねぇ。今は眠ってるようだが油断するな!!」

 

「いや汽車だよ。知らねえのかよ」

 

「シッ!!落ち着け!!」

 

「いやお前が落ち着けよ」

 

「主に人を乗せて移動する便利な乗り物だ。って言ったところで伊之助に分かるのかな?」

 

「都会じゃないとそうそう目にしないもの。仕方ないわよ」

 

「まあ、それもそうか」

 

「まず俺が一番に攻め込む」

 

「秋雨さんの言っていた列車ってこれのことだったんですね!!」

 

「おう、それはそうなんだけど.........これどうするよ?」

 

そう言って俺は奇怪な行動をしている伊之助の方を指差す。

 

「猪突猛進!!」

 

そこには列車に体当たりしている伊之助の姿があった

 

「やめろ!恥ずかしい!!」

 

その時警笛が聞こえてきた。流石に騒ぎすぎたのだろう

 

「何してる貴様ら!!」

 

「げっ!!」

 

「あっ!刀持ってるぞ...!!警官だ!警官を呼べ!!」

 

「まずい!!皆!とりあえず今は逃げるぞ!!全速力だー!!」

 

俺たちは列車が発車したのと同時に走り出した。

そして、追手の目につかなくなったところで列車に飛び乗る。

 

──列車の中──

 

「政府公認の組織じゃないからなあ。鬼殺隊は。今は銃刀法違反で刀持ってるってだけで騒がれる。鬼のことも信じてもらえないから弁明の余地もない」

 

「一生懸命頑張ってるのに......」

 

「まあ仕方ねぇよ。とりあえず刀は背中に隠そう」

 

善逸の言葉を聞いてないのだろう伊之助は刀が丸見えな背中を見せて威張っていた

 

「丸見えだよ。服着ろ馬鹿」

 

「無限列車っていうのに乗れば煉獄さんに会えるはずなんだけど.........既に煉獄さん乗り込んでるらしい」

 

「その人に会うのかよ。じゃあ切符買ってくるから静かにしてるんだぞ」

 

「わかった!ありがとう!」

 

「うおおおお!!腹の中だ!!主の腹の中dっ!」

 

「静かにしろ!」

 

俺はさっきみたいに警察に追われても困ると思い、軽く伊之助の頭を叩いて黙らせた

 

「柱だっけ?その煉獄さん。顔とかちゃんとわかるのか?」

 

「派手な髪色で声もハキハキしてるから、すぐ分かるさ」

 

「大丈夫だよ。匂いも覚えているから、だいぶ近づいて...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うまい!!」

 

人一倍大きな声が響いた。

 

「うまい!!うまい!」

 

その声のする両に入っていくと煉獄さんが駅弁をひたすらに食べている姿があった

 

「あの人が炎柱?ただの食いしん坊じゃなくて?」

 

「そうよ.........ね?秋雨くん」

 

あの煉獄の様子の前では自信を持って言うのには少し躊躇いがあった

 

「ああ.........」

 

「うまい!」

 

「あの...すみません」

 

「うまい!」

 

「れ、煉獄さん」

 

「うまい!」

 

「あ、もうそれはすごくわかりました.........」

 

炭治郎が困っている様子なので、俺が代わりに話しかける。

 

「俺が話そう.........煉獄」

 

「うむ!秋雨か!それにカナエも!こんなところで会うとは!」

 

「任務の付き添いでな」

 

「お久しぶり!私も付き添いで」

 

「そうか!!それでどうした!」

 

俺は日の呼吸について事細かに説明した

 

元々はヒノカミ神楽から考えて作ったこと、炎の呼吸とは別物であることなどを分かりやすく説明した。

 

「うむ!そういうことか!だが知らん!「ヒノカミ神楽」という言葉も初耳だ!少年の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいが、この話はこれでお終いだな!」

 

「えっ!?ちょっともう少し...」

 

「俺の継子になるといい面倒を見てやろう!」

 

「いやそういうことじゃなくてだな!ってどこ見てんの!?」

 

俺のことは見ておらず、煉獄の目の先には炭治郎の帯刀があった。どこまでも己を突き通す人だ

 

「炎の呼吸は歴史が古い。炎と水の剣士はどの時代でも必ず柱に入っていた。炎・水・風・岩・雷が基本の呼吸だ。他の呼吸はそれらから枝分かれしてできたもの。溝口少年!君の刀は何色だ!」

 

「!?俺は竈門ですよ!色は黒です」

 

「黒刀か!それはきついな!」

 

「きついんですかね?」

 

「黒刀の剣士が柱になったのを見たことがない!さらにはどの系統を極めればいいのかもわからないと聞く!」

 

「その点は大丈夫だ。ある程度目安はついている。日の呼吸の適正者のみが黒刀になるのだと俺は考えている」

 

「うむ!そうか!秋雨が言うのならそうなのだろう!俺の所で鍛えてあげよう!もう安心だ!」

 

「あら?日の呼吸の話はどうなったのかしら」

 

「いや、だからなんでそうなる?」

 

俺とカナエは同じ疑問を抱いたが答えを聞く前にそれどころではなくなってしまった

 

なぜなら伊之助が窓から身を乗り出して叫んでいたから

 

「うおおお!!すげぇすげぇ!速えぇぇ!!」

 

「伊之助くん!危ないからやめましょ!」

 

「危ない!馬鹿この!」

 

「俺外に出て走るから!!どっちが速いか競争する!!」

 

「馬鹿にも程があるだろ!!」

 

「こいつは懲りねえのか!!コラ!」

 

今度は羽交い締めをして伊之助を止める

 

「危険だぞ!いつ鬼が出てくるか分からないんだ!」

 

「嘘でしょ!鬼出るんですか!この汽車!」

 

「出る!」

 

「出んのかい!嫌ァーッ!!鬼の所に移動してるんじゃなくてここに出るの?嫌ァーッ!俺降りる」

 

「短期間のうちにこの汽車で四十人以上の人が行方不明となっている!数名の剣士を送り込んだが全員消息を経った!だから柱である俺が来た!」

 

「はァーッ!なるほどね!!降ります!!」

 

「切符..拝見..致します...」

 

「??何ですか?」

 

「車掌さんが切符を確認して切り込みを入れてくれるんだ」

 

多分だが、切り込みを入れると切符に触れた対象者が眠るように細工されているのだろう。

 

だから、切り込みを入れるよりも早く、俺は席を立ち車掌さんの腕を掴む。

「ちょっといいか!車掌さん!あんた酷い汗かいてるな。何かあったのか?教えてくれ」

 

鬼気迫ると言った感じの声で車掌さんに訊く。そして、俺たちが鬼狩りだと言うことも話すと

 

「.........実は.........」

 

そう言って車掌さんはこれまでの経緯を話してくれた。

 

 

突如列車に鬼が現れて、その鬼は俺たちを眠らせた対価として良い夢を見させてあげると車掌さんに言ったと言うのだ

 

「なるほど!そうであったか!それにしても秋雨は何故気づいたんだ?」

 

「勘だよ。少し嫌な予感がしてね」

 

「そうか!勘だけで気付くとは凄いな!」

 

「流石秋雨くん!」

 

「俺も気づけなかったです!相変わらず秋雨さんの勘はすごいですね」

 

「ハッ!俺だってそのくらい気づいてたぜ」

 

「お前は張り合わなくていいの、そんなことよりも〜」

 

カナエさんと俺が親しそうにしているのが気に食わないのだろうか、善逸は少し険しい顔をしている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──その頃──

 

列車の上には、車掌から話が漏れていることを知らない者がいた

 

 

 

 

 

「夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね」




大正コソコソ噂話
しのぶが、炭治郎たちを煉獄と同じ任務に同行させるようにお館様にお願いしたらしいよ

いかがだったでしょうか?
今回、無限列車編に入りましたね。これからどのように改変されていくのか見物ですね!

物語の進むペースは妥当か

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