鬼滅の雲   作:中太郎

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皆さん!おはこんばんは!

言い訳にはなってしまいますが、学生の身なもんで、書く時間を確保出来ず、話が小分けになってしまいます。時間が出来たらしっかり作るつもりですので、それまではすみません。

では本編です!どうぞ!


第参伍話 無限列車編・終

現在、鬼殺隊の史上最も厳しい戦いを強いられていた

 

──月の呼吸 伍ノ型 月魄災禍──

黒死牟はノーモーションで無数の月輪の刃を纏った斬撃を繰り出してくる。

 

「お前は本当に人の身なのか?痣者でも無く、日の呼吸の使い手でも無いというのに.........」

 

「そうかもな.........俺はとうの昔に人間辞めてるのかもな.........鬼でも無ければ人でも無い。次元を超えた魂、分からないんだ俺自身が.........」

 

「それはどういう.........」

 

「自分でも解らないものを答えられるかよ」

 

──雲の呼吸 肆ノ型 波雲──

 

その瞬間、波が押し寄せるかのように雲が現れ黒死牟の技をその波に攫っていく

 

「!?まさか私の業をも無に還すというのか」

 

黒死牟は恐怖していた。目の前の鬼でも無く、人とも思えない──瑞雲秋雨という生き物に

 

その場にいる誰もが目を疑った。先程まで黒死牟は型を使わずにこちらを様子見をするように戦っていた。

 

なので、周りの者も攻撃を防げてることに理解は出来たが、今度は初見の技を呼吸をまるで知っていたかのように無傷で受けきるのだ。これには猗窩座や技を使った黒死牟ですら驚いた。

 

「なんなんだあの男は?黒死牟殿の攻撃を見切り、更には無傷で受けきっているだと!?」

 

「!?(俺は今まであんな凄い人に教えてもらっていたのか.........!)」

 

炭治郎は知らなかった。秋雨が強いということは漠然と知っていたが、その強さの根源を目前にしたのはこれが初めてだった

 

「これでは自分が柱なのか怪しくなってくるな....秋雨こそ柱と呼ぶに相応しい!だが!俺も負けてられん」

 

煉獄も炭治郎と同じく秋雨の強さを見せつけられて士気は極限まで高まっている

 

「秋雨くん、またあの時のように皆を!!」

 

「畜生!!俺も戦いてえ!!でも邪魔になっちまう!!それが分からねえほど俺は馬鹿じゃねえ!悔しいぜ!なあ善逸!!」

 

「伊之助くん.........」

 

カナエと伊之助は飛んでくる土埃や砂利から善逸や一般人を守っていた。戦いで巻き起こる爆風で飛んで来る物の勢いは刀で防がなければ元も子もない程だ

 

カナエは祈るしか無かった。戦えるようになってはいるが柱の時のように上弦と渡り合えるほどの力は持ち合わせていなかったから。自分を童磨から守ってくれたあの時のように、と

 

「猗窩座!!待ってろよ.........こいつを倒したら今度はお前の番だ!!」

 

猗窩座は圧倒的強者の前に震え上がっていた、自分よりも遥かに強いはずの上弦の壱を圧倒しているその姿に驚愕している

 

強者と戦えることからの興奮と純粋無垢な強さに対する恐怖の感情の両方を抱いていた

 

しかし、猗窩座は直ぐに我に戻り、煉獄達との戦いに集中すべく、動き出す

 

「今まで殺してきた柱たちに炎はいなかったな!柱と同等の力を持つ見習いもだ!そして俺の誘いに頷く者もなかった!

 

なぜだろうな?同じく武の道を極める者として理解しかねる!選ばれた者しか鬼にはなれないというのに!

 

素晴らしき才能を持つ者が醜く衰えてゆく!俺はつらい!耐えられない!死んでくれ杏寿郎、炭治郎!若く強いまま!!」

 

──破壊殺・空式

 

──炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり

 

猗窩座の数多の真空撃と煉獄のうねりを用いた刀が炎を纏いながらぶつかりあう

 

虚空を伝ってくるこの拳は非常に厄介で、頸を斬るには近づく必要があった

 

煉獄が頸を斬るべく近づける限界の距離まで近づく。それに加勢して炭治郎も近づいた。

 

「この素晴らしい反応速度!この素晴らしい剣技も失われていくのだ!杏寿郎!悲しくはないのか!」

 

「誰もがそうだ!人間なら!!当然のことだ!!」

 

「失われはしない!!俺たちが生きている限り!」

 

──炎の呼吸 伍ノ型 炎虎!!!

 

煉獄の刀即ち炎が虎の形を作って、猗窩座へと牙を向く。

 

──日の呼吸 拾壱ノ型 幻日虹!!!

 

炭治郎は日の呼吸を用いて高速の捻りと回転で猗窩座の攻撃を躱す。そして、その流れから華麗に攻撃へと移る

 

視覚の優れた猗窩座はそれを目で追うが、それが裏目にでた。残像を捉えてしまい、背後に回られた。

 

──破壊殺・乱式!!!

 

それに対抗して猗窩座も殴打を乱撃するが、前後に挟まれているため二人に攻撃するために威力は半減し、追い込まれていた。

 

──日の呼吸 陸ノ型 日暈の龍・頭舞い

 

今度は虎に加えて、龍のようにして陽が猗窩座の目の前に現れる。今度こそはと猗窩座もそれに反応し炭治郎へと反撃した。しかし、次は炭治郎が気づけなかった。猗窩座の死角からの攻撃に

 

その事に煉獄は気づき庇うようにして、猗窩座と炭治郎の間に割って入った。

 

炭治郎はその隙に猗窩座の背後に回り込み、型を構えた。猗窩座は煉獄への攻撃を中止し、後ろに回り込んだ炭治郎に向けて肘打ちをした

 

その隙を煉獄は見逃さず攻撃した。猗窩座が炭治郎に肘打ちするのが先か煉獄が猗窩座に攻撃するのが先か、その刹那の攻防の行方は戦っている当人ですら脳の処理が追いつかない

 

やがて、双方の攻撃が止まり、周りを覆っていた砂埃も消えた

 

そこには、血だらけで手を失っている猗窩座と左目が潰れ、片手が無くなった煉獄と肋骨の砕けた炭治郎がいた。

 

「.........!!?煉獄さん!!!.........すいません!!俺のせいで.........」

 

「悲観するな!!君のおかげで俺はあの鬼に傷をつけられたんだ!自分を誇れ!!」

 

「でも、目と左手が.........」

 

「まだ片手と脚が残っている!!俺は戦える!」

 

猗窩座に有効打を与えることが出来たのは間違いないが、煉獄は炭治郎を庇って左目を炭治郎は煉獄を間接的に庇ったことで肋骨が折れてしまっていた

 

「ガハッ!!.........傷が戻らない。鬼であれば瞬きする間に治るはず.........鬼が人間に負けるというのか...そんなもの俺は認めない!!」

 

この回復の遅れには炭治郎の攻撃が深く関係していた。炭治郎の日の呼吸による斬撃が陽の光がもたらすような熱い一撃を猗窩座に浴びせていた。

 

「俺は俺の責務を全うする!!ここにいる者は誰も死なせない!!」

 

「俺は皆の想いに応える!!お前を倒す!!」

 

煉獄は片手で出せる、最大限の力を込めて構えた

 

炭治郎はその煉獄の闘志に倣うように型を構えた

 

(煉獄さんの足を引っ張るな!引っ張るな俺!!今出せる全力を尽くすんだ!肋骨が折れていたらなんだ!両手も両足もあるんだ!)

 

──炎の呼吸 奥義 玖ノ型・煉獄

日の呼吸 円舞一閃

 

「素晴らしい闘気だ.........それ程の傷を負いながらその気迫、その精神力!一部の隙もない構え!やはりお前たちは鬼になれ!炭治郎、杏寿郎!!俺と永遠に戦い続けよう!!」

 

──術式展開 破壊殺・滅式

 

煉獄はこれ以上、戦いを長引かせないために一瞬で鬼に致命傷を与えようとしていた。炭治郎はそんな煉獄に応えるように考えに考えて型を放つ。

 

猗窩座はそれを迎え撃とうと持つ力を全て使った。煉獄は炭治郎とほぼ同時に攻撃に移る。

 

その攻撃は人力を超えていた。それを速さが物語っていた。

 

炭治郎は秋雨から聞いたことのある、雷の呼吸の話を参考に即興で型を編み出した。そして、今この場で現実のものとした。

 

これは秋雨が期待も兼ねて話したことだった

 

そして、次に土煙が消えた時、そこには.........




大正コソコソ噂話
秋雨さんは、黒死牟を倒すためだけにこの技を作ったらしいよ。

無限列車編が終わったら少し区切りをつけて休みに入ろうと思います。
もちろんその間もストックは増やし続けるつもりなのでご安心を

次回もお楽しみに!

物語の進むペースは妥当か

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