鬼滅の雲   作:中太郎

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今回で最終選別編がやっと終了します。流石に自分でもペースが遅いかとも感じますが、細かい性格故に飛ばすことが苦手で、小刻みにしか進めません。
そのことを分かった上で見てくれる方。本当にありがとうございます!
m(*_ _)m

では、本編です。どうぞ!


第肆話 新たな道

俺たちはそれぞれ、2人ずつに別れて他の選別者を救うのと同時に鬼を倒していた。俺と錆兎、義勇と真菰に別れている。俺は錆兎が心配なので、原作の緩和のことも考えてこのようにしている。

 

─秋雨&錆兎サイド─

「おい!錆兎!あそこ!」

 

「分かっている!」

 

─ 水の呼吸 壱の型 水面切り ─

錆兎は息を研ぎ澄まし刀を横に一振した。

すると鬼は抵抗する間もなく首を落として消えていった...。

 

他の選別者を後一歩のところで救えることが出来た。

「あ、ありがとう」

 

「立てるか?」

 

「うん」

 

「よし!俺たちについて来い!」

 

「分かった」

 

このようにして、俺たちは他の選別者を救いながら、少しずつ仲間を作りながら徐々に鬼を倒していった。

 

そうして進んでいた時だ...。

辺りを異臭が包み込んだと同時に大きな足音がした。

ここまで言えば気づいているだろうが、そうあの手鬼である。

 

─義勇&真菰サイド─

「錆兎達大丈夫かな?」

 

「あいつらは心配しなくても死ぬことはないだろう」

 

「うん、そうだねどっちも強いもんね!」

 

「おい、真菰!いくぞ!」

目の前で人が今喰われようとしていた。

 

真菰「うん、私が助ける」

 

─ 水の呼吸 弐の型 水車 ─

真菰は一瞬の間に、前に飛び込むように一回転しながら敵の間合いに入り、そしてそのまま首を切った。

 

「ありがとう!君凄く強いね!助かった!」

 

助けられたのはセンター分けにした黒髪の少年だ。そう、義勇の同期こと村田さんである。

 

 

真菰は照れるように頭をかいた。

「そんな事無いよ///」

 

「おい、お前立てるか」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

「一緒に行くぞ」

 

「ああ。それと、俺も役に立つか分からないが手伝わせてくれ」

 

「そうか、それは助かる」

こうして義勇達もまた錆兎達程では無いが徒党を組んで戦っていた。

 

─秋雨&錆兎サイド─

俺達と手鬼が鉢合わせそうになっているところに、義勇達も合流した。

 

「良いところに来た!義勇、真菰、この辺りがピリつくのを感じるか?」

 

「ああ、今までの鬼とは明らかに違うな」

 

「凄い力を感じる」

 

「お前達油断するなよ」

錆兎がそう言うと同時にみんなの顔つきが変わり、構え出す

 

「分かってる」

全員がかかろうとすると同時に俺は皆を止めた。

 

「待ってくれ、俺に戦わせてくれないか?」

皆がザワザワし始めた。

 

「秋雨、まさか一人でと言うんじゃないだろうな?」

 

「おい!嘘だろ?いくらお前でもあれを…」

 

「ああ、ひとりで殺る」

 

「「「あれをひとりで!?」」」

 

「無茶じゃないのか?」

無理だと思ったのは錆兎達だけでは無い。村田とて同じだ。

 

「秋雨、お前が強いのは知っている。だが、あれは...。」

 

「頼む、俺の新しい技を試したいんだ!」

俺は、新技を試すには絶好の機会だと思った。

 

「新しい技ってあれだけじゃなかったのか?」

錆兎が言っている、あれというのは前日に見せてもらった岩を切る?時の型である。

 

「ああ、違う技。いや、呼吸だ。」

 

錆兎はそれに対して質問しようとするがそれは叶わなかった。次の瞬間手鬼の声が響き渡る

 

「おー、たくさんいるなぁあ。俺の獲物がぁ」

その鬼の前に秋雨が1人で立っていた。

 

「その汚い声で喋るな」

 

「汚い声だとおぉ!...ん?そういえばそのお面鱗滝の弟子の面だなあ」

 

この声だけは義勇達の耳にも入ったらしい

「「「「なぜお前が鱗滝さんを知っている」」」」

 

「クッフフフフッこれはついているなあ、4人もいるとはなあ、その面目印なんだよ、厄除の面と言ったか?それをつけているせいで皆俺に喰われた、皆俺の腹の中だぁ、鱗滝が殺したようなもんだぁ」

 

これを聞き義勇達も刀を握るが俺が手でみんなを制止する。

 

「おい手鬼、貴様今までに何人俺たちの弟子を喰ってきた?」

 

「なぜ俺の名ま」

 

「そんな事はどうでもいい早く答えろ」

 

次の瞬間手鬼は指で数え始めた

 

「せっかちな奴だなぁ、俺は今までに人を50人は喰ってきたが、その中でも11人は喰ってきたなあクッフフフフッ」

 

「このクソ野郎が!絶対に許さない!死んで詫びろ!!いや、地獄に行くなら会えないか」

 

「ごちゃごちゃうるさいガキだあ、死ねえ!」

手鬼は全ての手を存分に使い攻撃してきた。しかし、次の瞬間手鬼の周りを雲が覆った。それも、雷の混ざった雲が、だ。

 

「なんだ?」

 

「「「「「これは!?」」」」

もちろん驚いているのは手鬼だけではない。周りの人間も等しく驚いていた。

 

─ 雲の呼吸 壱の型 源雷(げんらい)

そして、その雷は雲と共に全て手鬼に集約され、辺りが光ると共に手鬼が叫び声を上げて跡形もなく消えていった。そして、手鬼は消える瞬間秋雨と鱗滝の姿が重なるように見えていた

 

「あぁぁぁぁあぁあぁ!鱗滝ぃ....」

残っていても握る気は無いが、握れたかもしれない手すら無くなっていたので少し敵ながら同情する。

 

「す、凄い.......本当に1人で」

周りの人はその様に声も出なかったようだが、皆の声を代弁するかのように村田さんが言う。

 

「強いとは分かっていたが、ここまで差がついていたのかよ!俺達も追いつかないとな!」

遅れて義勇も反応すると、それに呼応して錆兎と真菰も返事する。

 

「そうだな、秋雨はどこまで強くなるんだろうか、このままではどんどん差が開いてしまうな。俺ももっと頑張らなければな」

 

「うん!ここまで秋雨が強くなってたなんて!私も驚いたよ」

 

この後に義勇は努力の末、拾弐の型『凪』を考えた。原作とは違い、秋雨が生み出した拾壱の型が既にあるので、拾弐の型となるのだが...。

 

ちなみに、義勇は拾壱の型『渦潮』も出来るようになるため、この時点で原作の義勇を技数だけでも既に越している。

 

秋雨には殺されたはずの先代の弟子達が見えていた

 

『ありがとう』

 

「良かった、、仇を討つことが出来た、、」

そしてその子供達は魂となり狭霧山の方向へと帰っていくように見えた。

 

 

─手鬼討伐後─

 

手鬼を倒した後、手鬼以上の鬼が出てくる事は無かったそれどころか、雑魚鬼すら出てこなくなった。

 

何故なら、俺が雲の呼吸を使った時に、鬼だけを覇気で戦意喪失させてしまっているからだ。もちろんこれは岩を切る時とは違い、反省を踏まえた上で、他の人に、ほんの少しでも被害が行くことが無いように加減した上でだ。

 

そして、そのまま俺達は最終選別を通過出来た。

 

「お帰りなさいませ。おめでとうございます。全員ご無事で何よりです」

 

 

「どうやら全員救うことが出来たらしいな」

 

「ああ、そうみたいだ。誰も死ぬことがなくて良かったな」

 

「まずは隊服を支給させていただきます─階級は十段階ございます甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸─」

 

説明が終わり、それからしばらくして俺達のところに鎹鴉が来た。

 

俺の鎹鴉は仕事が出来そうな感じで安心した。

鎹鴉「カアァァ!ヨロシクタノムゾ!」

 

アニメでも見たが鴉が喋っているというのはやはり新鮮だ。

幸郎というらしい。

 

錆兎、真菰の鴉も問題無さそうだが

原作通り義勇の鴉が年老いているようで少し不安だ。

 

「皆さんには今から玉鋼を選んでいただきますが、刀が出来上がるまで10日から15日程お待ちいただきます。ではあちらから刀を造る鋼を選んでくださいませ。鬼を滅殺し己の身を守る刀の鋼は御自身で選ぶのです。」

 

俺は言われた通りに鋼を選ぶ。俺は前世から直感が人並み外れて良かった。なので、この世界でも自分の直感を信じて選んだ。

 

そしてそれに釣られて、俺の後に続くようにして他の人も手に取っていった。

 

 

全員受かることは出来たが、その後の皆の行動は十人十色だ。あまりの過酷さに諦めて隠になろうとする者や秋雨に憧れて切磋琢磨する者、マイペースにコツコツ頑張る者などがいた。

 

『全員生き残ったのかい、とても優秀だね。また私の剣士が増えた.......どんな剣士になるのかな。最終選別の時に強い剣士がいたのだろう。そうでなければ全員生き残るなんてのは不可能だろうからね』




いかがだったでしょうか?最終選別編
遂にタイトルの伏線回収をすることが出来ました。
雲の呼吸、完成させるために主人公がいろいろ無茶な修行をしました。

明治コソコソ噂話
幸郎は秋雨と同じで万能で、読み書きもお手の物らしいよ
↑真菰が言っている体でお願いします

物語の進むペースは妥当か

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