もしかしたら、これまでみたいに投稿するのは無理かもしれません。
それでも、読んで下さる方には頭が上がりませんm(__)m
話の展開も遅くなってます。ご了承ください
──西暦1915年 7月15日 大正4年──
炭治郎は今、煉獄と共に煉獄家へと向かっていた
「竈門少年、もうそろそろで家に着くぞ。日の呼吸について何か知れるといいな」
「はい!」
それから数分歩いた後に煉獄家へと到着した。玄関先では杏寿郎の弟、千寿郎が箒がけをしている
「千寿郎!今戻ったぞ!」
「兄上!!おかえりなさい。…隣の方は?」
「ああ、この前手紙に書いて送っただろう、彼が竈門少年だ!」
「君は千寿郎…君?」
「ええ、そうです。僕は煉獄千寿郎です。あなたの話は兄上から聞いています。兄上と助けて下さったと」
「そんな!俺はただ一緒に戦っただけで…」
「ハハッ、謙遜しなくていい!!君に助けられたのもまた事実だ」
ある程度挨拶を終えると杏寿郎の父、槇寿郎が家の中から出てきた。
「騒がしいぞ!馬鹿息子!帰ってきたなら一言言え!!」
「父上!!昼間から酒を飲むなど体を壊しますよ!」
「俺は元柱だ、酒程度で体は壊さん」
「ですが、父上…」
「しつこい!大丈夫だと言っているだろう!それより何故今頃になって帰ってきた!」
「実はこの少年に見せたいものがあって」
「この少年?.....そこにいる小僧か?」
「竈門炭治郎です!よろしくお願いします!」
「炭治郎というのか、覚えておこう。とりあえずここでは何だから中で話をするぞ」
「はい」
廊下で話すのもなんだからと部屋の中へと炭治郎は案内された
「そこに座れ」
「はい」
そこには座布団が四枚置かれていて、槇寿郎と対面する形で座った
槇寿郎も酔いが少し覚めたようで先程よりも落ち着いた喋り方になっていた。
「さっきは言いそびれたが、杏寿郎、その腕はどうした?」
その腕というのは杏寿郎のなくなった片腕のことであった
「これは上弦の弍との戦いで失ってしまって…しかし、生きて戻れただけでも幸いでした。竈門少年がいなければ生きて帰ることすら出来なかったでしょうから」
「そうか…炭治郎、息子に変わって礼を言おう、杏寿郎を救ってくれてありがとう」
槇寿郎はこれでもかと言うくらいに長いお辞儀をした。
「いえいえ、顔を上げてください」
「そうだ、今日はこの家に用があるんだったな。話してくれ」
「はい、日の呼吸についての事なのですが…」
その話を出した瞬間、槇寿郎は目の色を変えて炭治郎を見入った。特に耳飾りにである。
「その耳飾りは!まさか、炭治郎は日の呼吸の使い手なのか?」
「はい、そうですけど…」
「ハッハッハッハッ!そうか…それが本当なら無惨のやつを殺れるやもしれんと言うことだな」
槇寿郎は無惨を倒せるかもしれない、今がその時なのかもしれないと好機だと思った
「父上?」
「はっ!すまんすまん、取り乱した。日の呼吸とは始まりの呼吸であり、一番初めに生まれた呼吸、最強の御技!
そして全ての呼吸は、"日の呼吸"の派生!つまり、無惨を殺せる可能性を一番秘めていると言える。」
「確かに竈門少年の一撃は相手の鬼にとって部が悪そうだったがそこまで凄い呼吸とは!」
「それで、少し話が反れてしまったが家に何の用があって来たんだ?」
「それは煉獄さんからここなら日の呼吸について詳しく書かれてる手記があるかもしれないとお聞きして…」
「その手記...あるにはあるのだが、今はとても読める状態じゃないんだ。悪いが、今日のところは帰ってくれるか」
先ほどとは打って変わってバツが悪そうに槇寿郎は炭治郎に帰ることを勧めた
「そうですか…なら仕方ないですね」
「すまない竈門少年こんなところまで足を運んでもらったというのに」
「しかし、今は読めないが俺は前に何度か読んだことがある。俺が覚えている話でもいいと言うなら話そう」
「本当ですか!!ぜひお願いします!」
「そうか、では話そう、これは最初の方に書いてあった言葉だ──
…という訳だ。これで少しでも役に立てればいいのだが」
「日の呼吸について一から知ることが出来て良かったです!ありがとうございました!」
「それなら良かった。俺が日の呼吸について分かるのはここまでだ。実技の方は杏寿郎が助けられたという程だから俺から言うまでも無いだろう。これからも杏寿郎と仲良くしてやってくれ」
「もちろんです!今日はありがとうございました!」
「父上、今日はいろいろと助かりました。俺はまだやることが残っているのでそれが落ち着いたら、またここに戻ってきます。では…」
「ああ、気をつけてな」
「はい!!父上も」
「兄上、炭治郎さん、お元気で!!」
「ああ!また会おう!千寿郎!」
「はい!そちらこそ!」
2人はそう言って煉獄家をあとにした
少し歩いたところで杏寿郎は立ち止まると
「少しいいか?炭治郎」
「どうしたんですか?煉獄さん…?」
そう言うと杏寿郎は懐から何やら大事そうに包まれているものをおもむろに出した
「…これは?」
「俺の日輪刀の鍔だ」
「…日輪刀の…鍔ですか?」
「ああ、竈門少年に使ってもらおうと思ったんだ。俺にはもう必要ないからな」
これまた普段の杏寿郎とは打って変わってとても落ち着いた声で話す杏寿郎
そんな煉獄に少し驚きながらも炭治郎は再び質問をした
「…どうして俺にそれを?」
「俺はもう最前線では戦えない。だから、竈門少年に俺の意志を託そうと思う!!」
「…!!嬉しいです。一緒に戦うことが出来て、俺…煉獄さんの分まで戦います!」
「一緒に戦う…か!良い表現だ!なら更に俺一人分強くならなければな!!」
先程の落ち着いた様子が嘘のように元気に話し出す煉獄。そして、煉獄の性格からして冗談とも取れないような言葉が煉獄の口から繰り出される。
「ははは…頑張ります」
思いがけぬ試練が炭治郎に降りかかるのであった。
二人が帰った後の煉獄家
「失礼します」
千寿郎は父の居る部屋の襖に手をかけ、丁寧に静かに開ける
「どうしたんだ?」
「先程兄上が改めて父上に体を大切にして欲しいと」
千寿郎はそれだけ言うと襖を閉めて部屋を後にする。
「ふっ…。余計なお世話だ。お節介なところは誰に似たんだか…。とにかく生きて戻ってきてくれて良かった…うっうっ」
槇寿郎は杏寿郎が上弦と戦った事は手紙で知っていた。いくら杏寿郎でも上弦相手では生きて帰って来るという保証はどこにも無かった。
そんな不安を吹き飛ばすように元気な様子で帰って来たことに喜び、千寿郎が部屋から出た後で一人泣くのであった
大正コソコソ噂話
槇寿郎さんは少し酒を飲む量を減らすようになったのだとか
久々に書くのでミスが多いかもしれません。それと途中、槇寿郎の話を割愛させていただきました。すみません。
物語の進むペースは妥当か
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早い
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遅い
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ちょうどいい
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少し早い
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少し遅い