鬼滅の雲   作:中太郎

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本当に遅くなってしまいすみません。とりあえず、今年いっぱいはこんなペースで書かせていただくことになるかと思います。戦いのシーンが少ないですが、次話くらいからアクションが増えて行くかなと思います。

では、続きをどうぞ!m(__)m


第参玖話 波乱の予感

──西暦1915年 7月15日 大正4年──

 

 

煉獄家から帰る途中である

 

「竈門少年!先程も家にいる時に少し話したと思うが、俺は用があるからこの辺で別れようと思う!」

 

「分かりました!気をつけて!」

 

「また会おう!」

煉獄は鬼殺隊の中で階級が低い者を招集するために動き始めていた。もちろんそれは、煉獄がその隊士達を鍛え上げるために、である。

 

炭治郎は蝶屋敷まであと少しの所まで帰って来ていた。ところが、少し後ろに人影が見えたので凝視して見ると、そこには鋼鐵塚が立っていた…

 

「刀を失くすとはどういう料簡だ貴様ァアアアア!!万死に値する…万死に値するゥ!!!」

 

そう叫びながら鋼鐵塚は全速力で炭治郎を追いかける。

 

「アアアアアアアア!!!」

 

「すみませんすみません!!もうほんとにごめんなさい!!」

 

炭治郎も謝りながらも全速力で逃げた

 

夜明け近くまでこの鬼ごっこは続いたという

 

 

 

それから時は過ぎ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇蝶屋敷◆

 

あの列車での壮絶な戦いから四ヶ月が過ぎようとしていた

 

その間秋雨は鍛錬はもちろんしているが、以前よりカナエと多くの時間を共有していた

 

まあ恋仲なのだから、なんら不思議では無い。とはいえ軽いスキンシップやお出かけをするなどして仲を深める程度だ。

 

炭治郎たちはというと毎日鍛錬をしながら、合間に入る鴉からの指令に従い、それぞれ鬼を倒しに行った

 

炭治郎は柱だが、今以上に戦い、「炭治郎が無惨に今以上に警戒でもされたら危険だ」と秋雨は考え、産屋敷にいつも通りの話術で善逸たちと同じ扱いにしてくださいと頼んだので展開に支障は無いだろう

 

秋雨の指導があってか一人で行く任務の時も善逸は駄々をこねなくなった。やはり寝ながらでなくとも戦えるようになったことが成長への引き金になったのだろう。

 

「禰豆子ちゃんの応援が欲しいなあ…」

 

しかし、善逸も人の子そう簡単に性根は変わらないのであった

 

伊之助は以前より尚更猪突猛進になった

 

「骨が砕けるまで走り込みだ!!来い!!お前ら!」

 

実際に言葉通り猪突猛進で走り込みに参加させられる炭治郎たちであった

 

「善逸!もうちょっとだ頑張れ!」

 

「分かってる!!だいたいなんでこんな目に会わなきゃ行けないんだよ!!」

騒ぐ元気はあるようだ。

 

「なんで俺まで?」

 

そう言いながらも秋雨は敢えて絶妙に1番前を保守していた。炭治郎たちに慢心させないためだ

 

「涼しい顔して今更!!?」

 

それには善逸もツッコまずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──数日後──

その日は特にいつも通りの蝶屋敷だった

 

そして、何かあるといけないので特に任務も無かった俺は珠代さんからの研究の進行に関する手紙を読んだり、知人に当てて手紙を書いていたりしたところだった

 

◇蝶屋敷の外◆

 

炭治郎は単独任務を終え蝶屋敷に帰還している最中

 

蝶屋敷の門近くまで来ていた炭治郎の耳には、蝶屋敷の庭から響く悲鳴がはっきりと聞こえた。

 

「!?」

 

足早で庭に行く。

このタイミングで俺も気づいて外に出た。

 

そこでは──

 

「放してください!私っ…この子はっ…」

 

「うるせぇな黙っとけ」

 

「音」の呼吸法を使用する音柱▷宇髄天元がアオイを肩で担ぎ、なほを

脇に抱えて持っている異様な光景が広がっていた。

 

「やめてくださぁい」

 

「はなしてください…」

 

二人はそんな事態に泣いてしまっている。

 

担がれているアオイとなほが一緒にいたカナヲに助けを求める。

 

「カナヲ!」

 

「カナヲさまーーっ」

 

そこでカナヲは炭治郎に言われた『心のままに』という言葉を思い出し、宇髄を行かせまいとアオイとなほを掴んで引き止める。

 

そんな普段のカナヲからは想像も出来ない行動にアオイたちは引き止めたことに驚きながらも嬉しくも思うのだった

 

いつまでも無言で掴んだまま話さないカナヲに耐えきれず怒鳴る宇髄、それを合図にきよとすみが一斉に宇随に飛びかかる

 

ここで俺と炭治郎はその現場を見る。

「女の子に何をしてるんだ!!」

 

「宇髄さん!手を放してください!」

そこで二人は改めて見て思った

 

群がられてるいるのか、捕まっているのかどっちなのだろうと

 

「人さらいです〜っ!助けてくださぁい!」

 

「この馬鹿ガキ…」

 

「キャー!!」

 

よっぽど怖かったのか大声をあげるきよ

 

その様子を見て宇随に頭突きをかますべく勢いよく飛び出す炭治郎。

 

「おいっ!やめっ…」

 

気づいた時には遅かった。炭治郎から繰り出された渾身の頭突きは、炭治郎が原作よりも遥かに強くなっていることもあってか、宇髄が避けるのが間に合わずクリーンヒットしてしまう

 

その時中に放り出されたきよとすみを俺とカナヲでキャッチした。

 

秋雨はそんな炭治郎に呆れるしかなかった。

 

「イテテテテ…お前マジでやる奴があるか!?1発殴らせろ!!」

 

「まあまあまあ…炭治郎も悪気は無いでしょうから」

 

ガチギレする宇髄を宥める

 

俺を除き炭治郎たちは宇髄のことを人さらいや、変態呼ばわりした

 

それには、当然キレる宇髄

 

(え?俺が宥めてたの見てたよね?馬鹿なの?)

 

炭治郎に付き合う善逸の気持ちを改めて知る俺

 

「てめーらコラ!!誰に口利いてんだんだコラ!!俺は上官!!柱だぞこの野郎!!」

 

(そりゃそーなるわ)

これには俺も唖然として声も出ない。

 

「お前を柱とは認めない!!むん!!」

 

「むんじゃねーよ!!お前が認めないなら何なんだよ!?秋雨がいなかったら今頃てめーらどうなってたか知らねえぞ!!」

 

宇髄はその後もキレたまま説明を続け、任務で女の隊員がいるから連れて行くとのこと、それに継子じゃないものは胡蝶の許可をとる必要も無いとまで言う。

 

きよがなほは隊員では無いことを言うと宇髄は放り投げる。それを炭治郎がキャッチし、人でなしと叫ぶ。

 

しかし、アオイは一応隊員なので連れて行くとのこと。

 

そこで炭治郎たちは反論する。

「人には人の事情があるんだから無神経に色々つつき回さないでいただきたい!!アオイさんを返せ!!」

 

「ぬるい、ぬるいねえ。このようなザマで地味にぐだぐだしているから鬼殺隊は弱くなっていくんだろうな」

 

「おい、言い過ぎだ宇髄頭を冷やせ」

これには流石の俺も口を出さずにはいられなかった。普段、敬語で話してはいるが、この時ばかりはそんなこと言ってられなかった。

 

「ちっ…確かにお前の言う通りだ。頭に血が昇りすぎだな。仕方ねえ今回は従ってやるよ」

 

「確かにこいつはまだ感情任せな所もあります。ですが、こいつのそんな性格のおかげで煉獄さんが助かったのも事実です。少しは認めてあげてくださいよ」

 

「はっ、分かった分かった認める。」

 

「俺はこいつじゃなくて炭治郎です!!秋雨さん!」

 

「まあこういうところは困ってるんですけどね…はは」

苦笑いをしながら言う。

 

「なんかお前も大変そうだな」

 

なんか謎に同情されて少し悲しくなる

 

「んで、結局どうするんだ?」

 

「アオイさんの代わりに俺たちが行きます」

 

そこにベストタイミングで任務を終えた伊之助たちも帰ってくる

 

「今帰ったところだが俺は力が有り余ってる。行ってやってもいいぜ!」

 

「ア、アオイちゃんを放してもらおうか。たとえアンタが筋肉の化け物でも俺は一歩もひ、引かないぜ!」

 

「何があったのかよく分からないけど、私にも手伝わせて頂戴」

 

善逸は原作よりも言葉に詰まることなく喋っているイメージだ。こんなところにも根性を鍛え直した成果が現れるとは…

 

一瞬宇髄の気迫におされる炭治郎たちであったが意外にも宇髄本人はケロッとしていた

 

「あっそォ、じゃあ一緒に来ていただこうかね」

 

その様子に炭治郎もビックリする

「!?」

 

「そうだ、こいつ返しとくわ」

 

と宇髄が言ってすぐにアオイさんはカナヲの手へと返された

 

「で?どこ行くんですか?宇髄さん」

 

「どこ行くんだオッさん」

 

「どこに向かってるの?天元くん」

 

「そろそろ俺たちにも教えてくださいよ」

 

俺たちは宇髄の後ろを歩きながら次々に訊いた

 

すると宇髄さんは「日本一色と欲に塗れたド派手な場所」と言った。そして、そのあとに付け足して宇髄さんは言う

 

 

()()()()遊郭だよ」




いかがだったでしょうか?

この辺は大した変化がないので原作がしっかり頭に入ってる人は読まなくても分かるかもしれませんが一応話の流れなので入れさせていただきました。

大正コソコソ噂話
秋雨さんの背は宇髄さんとそれほど変わらないらしい

物語の進むペースは妥当か

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  • 遅い
  • ちょうどいい
  • 少し早い
  • 少し遅い
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