怪異調査記録   作:ポリエチレンテレフタレート

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書け麻雀の請求が来たので投稿します


蛇の話-2-

──────朝、宿にて──────

 

 

ここ? 

この人みたい、大切になれるかも

 

(欠伸をしつつ布団から出・・・はだけてる)

 

「まあ暑いですしね、仕方ないです」

 

(昨日の感じだと今日か明日にでも教授は来るみたいだけど、どうしていきなり来る気になったんですかね?)

 

「・・・んーやっぱり考えても分かりませんし、いつも通り過ごしますか!」

 

(・・・?)

 

気づかれた? 

 

(なにか違和感が・・・)

 

気づかれたかな? 

 

(気の所為ですかね?)

 

大丈夫みたい

大人しくしておこうか、大切になる前に気づかれるかも

 

 

──────同時刻、教授──────

 

 

研究室に紙をめくる音、コンピューターの動く音が響く。

 

「やはりそうだ、あの村は」

 

昨日から資料を漁り続けていたようだ

 

「十五年前から出生届が出されていない」

 

「それどころか婚姻や十代それ未満の出入届すらないんだ」

 

「つまり、弥子君の言っていた小学生は」

 

「いるわけが無いんだ」

 

 

──────数時間後、弥子──────

 

 

村の中央に存在する休憩所にて

 

「昨日の夕御飯も美味しかったですけど、やっぱり山が近いと山菜とかの山の幸が美味しいですねえ」

 

美味しいって、良かったね

えへへ、よかった

 

(・・・やっぱり何かいる?)

 

あぶない、きづかれるところだった

ばれたら大切にすら出来ないんだからね! 

 

(昨日までなかった違和感がある、確かに"有る")

 

(でもなんなのかがわかんないし教授を待った方が・・・)

 

(いや、少しでも調べて結果を出した方が教授も助かるんじゃ?)

 

「よし! 今日の方針決まりー!」

 

「決まったんですか?」

どういう方針にしたのか聞かないと

 

「うわぁっ! 吃驚したあ!」

 

「ふふ、ごめんなさいね? 弥子さん」

 

「麻弥さんでしたか、いいですよう!」

 

「それで、今日の方針って? もしかして案内は必要無いかな?」

 

「実はですね・・・って」

 

(あれ? この違和感・・・麻弥さんからも少ししてる?)

 

「弥子ちゃん? どうしたの?」

聞き出して伝えないと、何かあるかも

 

「あっ、その・・・そう! 昨日に行ったことの無いところにも行きたいなっておもったんです。だから、案内は必要ですよう!」

 

「そうだったの、分かったわ」

 

「何かおすすめってありますかねえ?」

 

「うーん・・・ちょっと待ってね? 考えるから」

何も無いのかしら? 

 

「はい!」

 

(じゃあ今のうちにどうするか考えておかないと。昨日は教授に何を伝えた? ・・・小学校に子供がいた事? それが何か教授にとってヒントになった? ってことは、小学校に何かある?)

 

唐突に着信音

 

「わっ! すいません麻弥さん、今のうちに考えておいてください!」

 

「分かったわ」

どうしたのかしら

 

「ありがとうございます、もしもし?」

 

『弥子か、今向かっているが大丈夫か』

 

「へ? まあ大丈夫ですけど、どうしたんです? 着いてからでも良かったんじゃないですか?」

 

『今近くに人はいるか?』

 

「え? まあはい、麻弥さんが」

 

私の名前? 

 

『マヤ? 現地人か?』

 

「はい、何か問題でも?」

 

『問題だな、すぐに離れられるか? 一人になれるか、という意味でな』

 

「ええっ? いきなり言われても無理ですよう」

 

『取り分を五分増やす』

 

「それなら・・・頑張ってみますけどお、でもいきなり何で?」

 

『昨日俺はなんて言ったか覚えてるか?』

 

「へ? えっと、明日には向かうとか」

 

『その理由の方だ』

 

「あっ、ほぼ確実になったとか言ってましたねえ」

 

確実? もしかして

 

『その説明をしてやる』

 

「良いんですか?」

 

『だがお前が一人の時の通話か、会えたらな』

 

「むう、今日は麻弥さんと村を回ることになってるんですけど」

 

弥子ちゃんの大切が来るの? 

 

『何? ・・・ふむ、ならいいだろう。今日の深夜か明日の早朝に着く、それまで大人しくしてろ』

 

「えっ? はい、分かりました? ・・・切れちゃった」

 

何か言われてる? それに了承して切った? ってことは

 

(毎回説明が足りないんですよねえ、教授は・・・あっ違和感があること伝えてなかった、まあ大丈夫でしょう! 教授ですし!)

 

「弥子ちゃん」

まずいわ、誰か来る、弥子ちゃんの大切が、

 

「はいはい麻弥さんどうしました?」

 

(・・・っ、またこの違和感)

 

「今日案内する所なんだけどね? ハイキングにでもしようかなって」

大切が来たら、私達より大切なら、

 

「ハイキング・・・えっとそれは、つまり?」

 

「ええ、山登りよ、実は地元の人しか知らない絶景があるの!」

帰っちゃう、やだ、やだ! 

 

「絶景ですか! それは良いですねえ」

 

(違和感がどんどん強くなる、なんなんだろう・・・何か、見えない、のに"有る"感じがする?)

 

 

──────同時刻、教授──────

 

 

国道を走る自動車の中、彼が走らせるそれもあった

 

(やはり暑いな・・・だが仕方あるまい、怪異が関わっているとなればアレが大人しくしている筈も無い、だが昨日の時点で弥子君は違和感は無いと言っていた、ならまだ表には出てこない・・・筈だからな)

 

「想定で動くのは嫌いなんだが、つい思考してしまうな」

 

彼の乗る車は弥子のいる鷹吊村へと向かっていた。

 

 

 

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