歩夢「スクールアイドルラップバトル?」   作:gleebear

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track1:その通告は痛覚を生んだ(1)

~翌朝・通学路~

 

歩夢(うう…結局眠れなかった)

 

侑「歩夢~」

 

侑「あ、ゆ、む~~~!」ガシッ

 

歩夢「きゃあっ!」

 

侑「さっきから呼んでるのに歩夢が無視する~」

 

侑「歩夢は私のことなんてどうでもいいんだ~」

 

歩夢「ゆ、侑ちゃんごめんね!私は…」

 

侑「また、ラップバトルのこと?あれは歩夢のせいじゃないしもうみんな気にしてないよ」

 

歩夢「うん…」

 

侑「それに歩夢を止めようと千歌ちゃんや愛さんたちが頑張ったおかげでスクールアイドルラップバトルが評価されたんだから結果オーライだよ」

 

歩夢「あはは…」

 

歩夢(それもおかしな話なんだよね)

 

歩夢(あの日、アキバドームには他のスクールアイドルや観客がいた)

 

歩夢(その人たちは私がおかしくなったことも、それを千歌ちゃんたちや愛さん璃奈ちゃんが止めるために大変な思いをしたことも見ていた)

 

歩夢(だけど、スクールアイドルラップバトルの再開に対して反対する意見というのはあまりない…あったとしてもいつの間にか消えてしまう)

 

歩夢(逆に賛成意見はもてはやされ、賛成派の人がテレビに出たりしている。スクールアイドルラップバトルは評価されている…ということになっている)

 

侑「歩夢がやりたいようにやればいいと思うよ」

 

歩夢「そういうわけにはいかないよ…みんな、特に愛ちゃんと璃奈ちゃんには迷惑かけちゃったし」

 

歩夢「そうだよ…簡単には決められない」

 

歩夢(私なんかが決めちゃいけないんだ)

 

歩夢(お父さんが、お母さんが、ことりちゃんのお母さんが、ニジガクのみんなが、他にもいろんな人が守ってるものを私が壊しちゃいけないんだ)

 

 

 

~練習開始前~

~スクールアイドル同好会部室~

 

彼方「ふいー、今日は彼方ちゃんお目目ぱっちりだよ」

 

しずく「ずいぶん気合が入ってますね」

 

せつ菜「寝落ちしない彼方さんを久しぶりに見れる気がします!」

 

 

歩夢「…ねえ、みんなにちょっと話があるんだけどいいかな?」

 

かすみ「歩夢先輩…」

 

果林「まあ…こうなるわよね」

 

エマ「ラップバトルのこと…だよね?歩夢ちゃん」

 

歩夢「うん、あのね…また出るのかどうか決めておかないとかなって」

 

歩夢「あ、もちろんみんなが出たくないなら…」

 

果林「…出るわよ」

 

歩夢「え?」

 

果林「何?そんなに意外?」

 

歩夢「え…そっか、うん!じゃあ練習しないとだね!私も頑張っ…」

 

果林「歩夢、話は最後まで聞きなさい」

 

果林「私たち虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はスクールアイドルラップバトルに出場する…ただし」

 

果林「歩夢…あなたは抜きでね」

 

歩夢「…どういうことですか?」

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