歩夢「スクールアイドルラップバトル?」 作:gleebear
歩夢(できないの?私の言葉は果林さんには届かないの?)
(ふふっ…)
(ねえ?また私が助けてあげようか?)
(ぶつけるんでしょ?私のオモイを?)
歩夢「私の…」
歩夢「私の…ワたしのおもイ…?」
侑「歩夢?」
愛「あれって…この前と同じ」
璃奈「なんで?またマイクの故障なの?」
歩夢「私の…私は……」
歩夢「う…うう…」
果林「…もうやめにしましょう!こんなの続ける意味ないわ」
歩夢「待ってください!」
歩夢「…少しだけ、時間をください」
歩夢(あなたは私…なんだよね?)
(ずっとそう言ってるよ?…って言ってもまだ2回目だし…あなたは私のことそんなによく思ってないみたいだけど)
(まったく、この前はいきなり繋がったと思ったら、よってたかってボコボコにされるし、なんで私があんな目にあわないといけないんだか)
歩夢(あれは、あなたが悪かったんじゃないかな)
(そのくせこの一ヶ月、見事に無かったことにしてくれちゃってさ、声すら聞こえてなかったでしょ)
歩夢(…ごめん、それは謝る)
歩夢(間違いなくあなたは私だよ…自分の気持ちをどうしていいかわからなくて、歯止めがきかなくなっちゃう…そんな部分が大きくなった)
歩夢(私がそうなりたくないと願った、とてつもなく不器用な上原歩夢)
(…馬鹿にされてるのかな…それは…)
(でも、認めてくれたのならそれでいいか…)
歩夢(ありがとう…あなたはずっと私と一緒にいて助けようとしてくれてたんだよね)
歩夢(でもね、もう助けてくれなくていいよ)
歩夢(一歩一歩夢へと向かう…それが上原歩夢)
歩夢(だから、あなたの手なんか借りない。貸すとか借りるとかじゃなくてさ、一緒に強くなろう)
(…………)
(そう…それを選ぶなら止めはしないよ)
(私の気が変わるまで私の頑張りを見守ることにするね)
歩夢(じゃあ、ずっと見守ってくれるってことかな?)
歩夢(だって、私はあなたの力を借りるつもりなんてこれから先も無いんだから)
(強情なところはさすが私か…)
(じゃあ…またね…)
歩夢(うん…)
歩夢「ありがとう…これからはちゃんと私自身が戦うよ」
歩夢「ごめんなさい果林さん!待たせました!」
果林「何やらふっきれたみたいだけど、楽しませてくれるくらいにはなったのかしら?」
歩夢「はい!覚悟してください、果林さん!」
歩夢「今までの分…取り返します!」
【歩夢】
そうだよこれはゲームじゃない
攻略本もレールもない
だけど同じだ投げ出したら終わり
ダメもとで踏み出したら活路あり
もう頼らないよチートなコード
本当の武器はリアルな衝動
幾度もぶつかるルートの分岐点
行くぞ、湧き上がるこの奮起で
スドーーーン
果林「くっ」
歩夢「そうだよ…強くなるんだ、こんな鎖なんかで…」
歩夢「私は止まらない!」
果林「なんか様子がおかしくなってたみたいだけど…ようやく本気ってわけ?」
歩夢「少しだけど通った?でも…」
果林「そうね、まだまだ足りない。まあ、攻撃にはなってるのかしら?」
歩夢「どうして…まだ何か…足りないの?」
ザザザザッ
『私は…歩夢が立ち直ってくれることにかけたい』
『メンバーから外すことなんてないじゃない!歩夢の努力を無かったことにしたくない!』
歩夢「え?これは…」
歩夢「果林さんの…声?」