歩夢「スクールアイドルラップバトル?」   作:gleebear

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track4:伝えたい!伝えないといけない!(2)

歩夢(できないの?私の言葉は果林さんには届かないの?)

 

(ふふっ…)

 

(ねえ?また私が助けてあげようか?)

 

(ぶつけるんでしょ?私のオモイを?)

 

歩夢「私の…」

 

歩夢「私の…ワたしのおもイ…?」

 

侑「歩夢?」

 

愛「あれって…この前と同じ」

 

璃奈「なんで?またマイクの故障なの?」

 

歩夢「私の…私は……」

 

歩夢「う…うう…」

 

果林「…もうやめにしましょう!こんなの続ける意味ないわ」

 

歩夢「待ってください!」

 

歩夢「…少しだけ、時間をください」

 

 

 

歩夢(あなたは私…なんだよね?)

 

(ずっとそう言ってるよ?…って言ってもまだ2回目だし…あなたは私のことそんなによく思ってないみたいだけど)

 

(まったく、この前はいきなり繋がったと思ったら、よってたかってボコボコにされるし、なんで私があんな目にあわないといけないんだか)

 

歩夢(あれは、あなたが悪かったんじゃないかな)

 

(そのくせこの一ヶ月、見事に無かったことにしてくれちゃってさ、声すら聞こえてなかったでしょ)

 

歩夢(…ごめん、それは謝る)

 

歩夢(間違いなくあなたは私だよ…自分の気持ちをどうしていいかわからなくて、歯止めがきかなくなっちゃう…そんな部分が大きくなった)

 

歩夢(私がそうなりたくないと願った、とてつもなく不器用な上原歩夢)

 

(…馬鹿にされてるのかな…それは…)

 

(でも、認めてくれたのならそれでいいか…)

 

歩夢(ありがとう…あなたはずっと私と一緒にいて助けようとしてくれてたんだよね)

 

歩夢(でもね、もう助けてくれなくていいよ)

 

歩夢(一歩一歩夢へと向かう…それが上原歩夢)

 

歩夢(だから、あなたの手なんか借りない。貸すとか借りるとかじゃなくてさ、一緒に強くなろう)

 

(…………)

 

(そう…それを選ぶなら止めはしないよ)

 

(私の気が変わるまで私の頑張りを見守ることにするね)

 

歩夢(じゃあ、ずっと見守ってくれるってことかな?)

 

歩夢(だって、私はあなたの力を借りるつもりなんてこれから先も無いんだから)

 

(強情なところはさすが私か…)

 

(じゃあ…またね…)

 

歩夢(うん…)

 

歩夢「ありがとう…これからはちゃんと私自身が戦うよ」

 

 

 

 

歩夢「ごめんなさい果林さん!待たせました!」

 

果林「何やらふっきれたみたいだけど、楽しませてくれるくらいにはなったのかしら?」

 

歩夢「はい!覚悟してください、果林さん!」

 

歩夢「今までの分…取り返します!」

 

【歩夢】

そうだよこれはゲームじゃない

攻略本もレールもない

だけど同じだ投げ出したら終わり

ダメもとで踏み出したら活路あり

 

もう頼らないよチートなコード

本当の武器はリアルな衝動

幾度もぶつかるルートの分岐点

行くぞ、湧き上がるこの奮起で

 

スドーーーン

 

果林「くっ」

 

歩夢「そうだよ…強くなるんだ、こんな鎖なんかで…」

 

歩夢「私は止まらない!」

 

果林「なんか様子がおかしくなってたみたいだけど…ようやく本気ってわけ?」

 

歩夢「少しだけど通った?でも…」

 

果林「そうね、まだまだ足りない。まあ、攻撃にはなってるのかしら?」

 

歩夢「どうして…まだ何か…足りないの?」

 

ザザザザッ

 

『私は…歩夢が立ち直ってくれることにかけたい』

 

『メンバーから外すことなんてないじゃない!歩夢の努力を無かったことにしたくない!』

 

歩夢「え?これは…」

 

歩夢「果林さんの…声?」

 

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