歩夢「スクールアイドルラップバトル?」 作:gleebear
歩夢「あの!果林さん!」
果林「何?もう満足したからやめたい?」
歩夢「今、私をメンバーから外したくないって…」
果林「…耳でもおかしくなった?言ってないし、微塵も思ってないわよそんなこと」
歩夢(そうだよね…ここまで強く具現化するってことは果林さんは本気ってことだもん)
歩夢(本気で私を止めようとしてる)
果林「…言っておくけど、またおかしくなったらそこでもうおしまいよ」
果林「まっ、そんなことになる前に終わりそうだけどね」
果林「どんどん行かせてもらうわ」ヒューン
【果林】
リードつけても暴れる猛犬?
違うわあなたに必要なのは
前もろくに見えてない妄言を
正しくリードする盲導犬
ひと時の勘違い、8人の見解
どっちが強いかは明らかじゃない?
ましてや先輩がしてるの心配
想いの強さでも上よ何千倍
ドオオオオオン!
歩夢「うわあああっ!!」
歩夢「っつ!」
歩夢(わかる…さっきのは果林さんの声だけど、果林さんの本音とかじゃない)
ザザザザッ
果林『絶対に諦めたりしないわよ』
歩夢(また果林さんの声がする…なんなのこれ?)
(えっと、ごめん…カッコよく別れたばっかりなんだけど…ちょっといいかな?)
歩夢(これ、あなたがやってるの?邪魔しないで)
(ひどいな、ヒントあげようと思ったのに…そもそもこれはあなたがやってるんだよ?)
歩夢(…どういうこと?)
(私は上原歩夢だけどあなたじゃない、あなたが選ばなかった上原歩夢…その声がなんでこうやって聞こえてると思う?)
歩夢(選ばなかった…私の声?そういえばさっき繋がったとか…)
ザザザザッ
果林『大丈夫よ!歩夢が決めたんだったら後悔なんて私がさせない』
果林『立ち向かうことを選んだあなたなら、もう負けたりなんかしない』
歩夢(もしかして…これ…)
ザザザザッ
果林『そう…あのね。私は思うの』
果林『立ち向かわないことをちゃんと言える勇気は立ち向かう勇気と同じくらい尊いんだって』
歩夢(わかった気がする…これが何なのか)
歩夢(私が何をしてきたのか…果林さんたちに伝えなきゃいけないものは何なのか)
歩夢「千歌ちゃんが言ってた…"ニジガクの問題は"私がどうにかするしかないんだって」
歩夢「穂乃果ちゃんが言ってた…私も"相手も"不器用なんだって」
歩夢「届かないのは…当たり前だったんだ」
歩夢「一番言わないといけない言葉を言ってなかったんだから…」
(言葉が届かない…か、私だったら相手の事情なんかお構いなしに無理矢理にでも届けるんだけど)
歩夢(…それは私にはできないよ)
(そうだね。あなたが捨てたから私はあなたと話せるんだもん)
(じゃあ、がんばってね、私)