歩夢「スクールアイドルラップバトル?」 作:gleebear
果林「………」
果林「ねえ…いつまでそうやってるのかしら?」
果林「もう限界ならさっさと折れてほしいところなんだけど」
歩夢「いえ、まだ…行けます!」
歩夢「ごめんなさい、果林さん!」
歩夢「果林さんの言う通り…私…見えてませんでした…」
果林「次は何よ…」
歩夢「果林さんもみんなも、ちゃんと選んでいた。なのに私は…」
歩夢「私は今日までどっちも選ばなかった、立ち向かうことも逃げることも選ばなかった」
歩夢「だから、果林さんたちは捨てるしかなかったんですよね…」
歩夢「"私に選ばせる"という選択肢を」
果林「……」
歩夢「私…ここからは果林さんたちのことちゃんと見て伝えます…だから」
歩夢「見てて下さい…果林さん!」 ヒューン
【歩夢】
あの花もこの花もみんなキープ?
いや、最初(ハナ)から無理だよ足りない水
ねえ?時間稼ぎで目逸らしどこに行く?
そりゃ枯れちゃうよね花も涙も
どっちつかずの花壇はぼろぼろ
雑草だらけだ火つけりゃぼうぼう
代わりに手入れした人の手どろどろ
戻った私、恩知らずおろおろ
ヒュウウウウ…
歩夢「そうだよ…誰が何を言おうと」
歩夢「私だけは、目を逸らしちゃいけなかったんだ!」
歩夢「だから…やるよ!」
ドオ゛オ゛オオオンッ!
歩夢「あ゛あっ!!」
侑「歩夢!?」
歩夢「…はは…やっぱりこうなるんだ…」
歩夢「でも!まだ、まだあああ!」
ドオオオ゛オオオン!
侑「自分で、自分を…攻撃…?」
歩夢「耐えてみせる…耐えて…伝えるんだ…」
歩夢「こんなの…!果林さんたちの痛みに比べたら!!」
ドオオオオオオン!!!
歩夢「ああああああっ!!」
ドオオオオオオン!
ドオオオオオオオオオオオオン!
歩夢「ぐっ…はあ…はあ…」
歩夢「超えて…みせるんだ!」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
歩夢「うあ゛あ゛あああああっ!!!」
歩夢「はあ…はあ…」
シュゥゥゥゥウウウウ…
歩夢「はは、これで最後…かな?」
果林「歩夢、あなた…何やってるの」
侑「ちょっと!自分を攻撃って…何してるの歩夢!」
歩夢「あのね…私、思うんだ。鎖も檻も…果林さんの出したものは確かに自由を奪うものなんだけど…」
歩夢「大切な何かを守るためのものでもあるんじゃないかな?って…」
果林「……」
歩夢「果林さんは、守ろうとしてくれたんじゃないですか?大事なものを」
歩夢「それが、たとえ周りから非難される方法でも、正しさなんて関係なく果林さんはちゃんと自分の手で選んだ」
果林「……」
歩夢「そういう想いを覆すには…自分勝手に喚くだけじゃダメなんだよ」
歩夢「ちゃんとその想いを受け止めて返さないと言葉が届くはずなんてない」
果林「面白い考察ね。だけど…」
果林「…なにそれ?自分を攻撃って馬鹿にしてるの?」
果林「くだらない、そんなので私に言葉が届くとか笑わせないで!」
果林「もうそんなことが言えないくらい、徹底的に潰してあげる」
【果林】
自傷行為で主張通し?
呆れたそれこそ卑小な逃避
メンヘラの極みね ただの脳死
頭を冷やしなさいな本当に
命、代償とか、やること奇異
投げ捨てるものなど安物品
履き違えてる覚悟の意味
ちょうどいい示すわ確保の意義
ジャラララララララ
歩夢「また鎖が」ギギッ
果林「縛っとけば自傷行為もできないわよね?」
果林「だいたい何?自分で自分傷つけてそれ見せつけて、私が同情するとでも思った?」
果林「あのね、そんな同情なんて買おうとする人の言葉なんて誰にも届かないの」
果林「まったく、こんな馬鹿とは思わなかった…」
歩夢「ふふっ…」
果林「?」