歩夢「スクールアイドルラップバトル?」 作:gleebear
歩夢「ふふっ…果林さんせっかちですよ」
果林「あーあ、頭まで壊れちゃった?」
歩夢「違いますよ果林さん」
歩夢「…ここからなんです」
歩夢「ここからが私の見せたいものなんです!」
歩夢「選ぶことからも、みんなの気持ちからも、目を逸らし続けた私が見せないといけないものなんです」
歩夢「だから、目を離さないでください!果林さん!」
歩夢「私の、全力を見せます!」
【歩夢】
自傷行為?それは違うよ
私がすべきは除草行為
さっきの話は序章ストーリー
不甲斐ない私を自嘲し更新
もう逃げないんだ摘み取る責任
生き抜く命を自分の手で切り
背は向けないんだ罪取る痛みに
本当の私を咲かせるために
ドオオオオオン!
果林「ぐっ!」
歩夢「選ぶってことは、捨てるってこと、殺すってこと…それがどんなに一生懸命生きている草でも、邪魔なら摘み取らなきゃいけない」
歩夢「それは残酷なことだけど、叶えたい願いがあるなら逃げちゃいけないんだ!」
歩夢「果林さん…ごめんなさい」
ビキッ…
侑「…歩夢を縛ってる鎖が…閉じ込めてる檻が」
ビキッビキッ …
歩夢「悪いんですけど…果林さんたちの優しさ…」
歩夢「踏みにじります!」
バキッ!
歩夢「私は臆病だった」
歩夢「選ばないものを決めて、可能性を自分の手で摘み取るのは…心が痛いんだ」
歩夢「だから迷って、先延ばしにしているうちに自分で選ぶ責任からも目を逸らして…」
歩夢「あのままじゃ、誰も手入れをしない花壇みたいに私はダメになってた」
歩夢「果林さんたちがしてくれたこと…選ぶ痛みを肩代わりしてくれたこと…感謝してます」
歩夢「でも…決断するのは私じゃなきゃいけなかったんです!」
歩夢「だって、私の花壇に咲かせたい花がわかるのは私だけなんだから!」
歩夢「お願いします!果林さん、もう一度だけ私に選ぶチャンスをください!」
歩夢「みんなと一緒に進むことを選ばせてください!」
歩夢「その先に何があるとしても、この選択に後悔なんてありません!」
果林「……」
果林「そう…それが歩夢の伝えたいこと」
果林「…認めるわ、歩夢はちゃんと私たちを見て自分の言葉で気持ちを伝えてくれた」
果林「選ぶのは自分でないといけない、歩夢の言う通りだと…私も思うわ」
歩夢「じゃあ…」
果林「そうね…どんな理由であれ、あなたの意志を無視したことは謝るわ」
果林「…だけど、ラップバトル大会には出さない」
歩夢「そう…ですか…」
果林「当然でしょ?私は歩夢を出さないことを選んだの」
果林「私の意志で選択したの、わかる?」
果林「だからね…これはもう、私と歩夢の個人的なわがままのぶつかり合いでしかないのよ」
歩夢「え?」
果林「…続けるわよね?ラップバトル」
歩夢「…もちろんです!まだ私はやれます」
果林「じゃあ…いかせてもらうわ」
果林「そうだ…!ラップバトルならこれが必要ね」
果林「では…」
果林「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、朝香果林!私のパフォーマンスで視線釘付けにするわよ!」