歩夢「スクールアイドルラップバトル?」   作:gleebear

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track5:ありっけのジョソウで、未来へ(1)

 

歩夢「ふふっ…果林さんせっかちですよ」

 

果林「あーあ、頭まで壊れちゃった?」

 

歩夢「違いますよ果林さん」

 

歩夢「…ここからなんです」

 

歩夢「ここからが私の見せたいものなんです!」

 

歩夢「選ぶことからも、みんなの気持ちからも、目を逸らし続けた私が見せないといけないものなんです」

 

歩夢「だから、目を離さないでください!果林さん!」

 

歩夢「私の、全力を見せます!」

 

【歩夢】

自傷行為?それは違うよ

私がすべきは除草行為

さっきの話は序章ストーリー

不甲斐ない私を自嘲し更新

 

もう逃げないんだ摘み取る責任

生き抜く命を自分の手で切り

背は向けないんだ罪取る痛みに

本当の私を咲かせるために

 

ドオオオオオン!

 

果林「ぐっ!」

 

歩夢「選ぶってことは、捨てるってこと、殺すってこと…それがどんなに一生懸命生きている草でも、邪魔なら摘み取らなきゃいけない」

 

歩夢「それは残酷なことだけど、叶えたい願いがあるなら逃げちゃいけないんだ!」

 

歩夢「果林さん…ごめんなさい」

 

ビキッ…

 

侑「…歩夢を縛ってる鎖が…閉じ込めてる檻が」

 

ビキッビキッ …

 

歩夢「悪いんですけど…果林さんたちの優しさ…」

 

歩夢「踏みにじります!」

 

バキッ!

 

歩夢「私は臆病だった」

 

歩夢「選ばないものを決めて、可能性を自分の手で摘み取るのは…心が痛いんだ」

 

歩夢「だから迷って、先延ばしにしているうちに自分で選ぶ責任からも目を逸らして…」

 

歩夢「あのままじゃ、誰も手入れをしない花壇みたいに私はダメになってた」

 

歩夢「果林さんたちがしてくれたこと…選ぶ痛みを肩代わりしてくれたこと…感謝してます」

 

歩夢「でも…決断するのは私じゃなきゃいけなかったんです!」

 

歩夢「だって、私の花壇に咲かせたい花がわかるのは私だけなんだから!」

 

歩夢「お願いします!果林さん、もう一度だけ私に選ぶチャンスをください!」

 

歩夢「みんなと一緒に進むことを選ばせてください!」

 

歩夢「その先に何があるとしても、この選択に後悔なんてありません!」

 

果林「……」

 

果林「そう…それが歩夢の伝えたいこと」

 

果林「…認めるわ、歩夢はちゃんと私たちを見て自分の言葉で気持ちを伝えてくれた」

 

果林「選ぶのは自分でないといけない、歩夢の言う通りだと…私も思うわ」

 

歩夢「じゃあ…」

 

果林「そうね…どんな理由であれ、あなたの意志を無視したことは謝るわ」

 

果林「…だけど、ラップバトル大会には出さない」

 

歩夢「そう…ですか…」

 

果林「当然でしょ?私は歩夢を出さないことを選んだの」

 

果林「私の意志で選択したの、わかる?」

 

果林「だからね…これはもう、私と歩夢の個人的なわがままのぶつかり合いでしかないのよ」

 

歩夢「え?」

 

果林「…続けるわよね?ラップバトル」

 

歩夢「…もちろんです!まだ私はやれます」

 

果林「じゃあ…いかせてもらうわ」

 

果林「そうだ…!ラップバトルならこれが必要ね」

 

果林「では…」

 

果林「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、朝香果林!私のパフォーマンスで視線釘付けにするわよ!」

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