歩夢「スクールアイドルラップバトル?」 作:gleebear
歩夢「そうですよね…色々考えて、私をメンバーから外したんですよね…」
果林「そうよ!色んな道を探して…それで選んだのがこれなの!あなたを参加させるとかそんな選択肢はもう捨ててるの!」
果林「あなたがどれだけ決意しようが、私たちのやってきたことを無駄になんてさせない…」
果林「それが、私のわがままなの!」
歩夢「…私が今日まで目を背けてたものに果林さんたちはちゃんと向き合ってくれていたんですよね」
歩夢「本当にみんな優しくていい人たちです」
果林「わかってるなら止まりなさいよ!変なところだけ強情なんだから!」
歩夢「だけど!」
歩夢「この鎖が果林さんの想いだとしても」
歩夢「この牢屋が、檻が、同好会のみんなの優しさだとしても」
歩夢「私はそれに甘えていたくはない」
歩夢「果林さんたちがもうこれ以上捨てなくてもいいんだって、私自身が証明するんです!」
歩夢「このマイクと私の声で!」
歩夢「それが、私のやらないといけないことで、やりたいことだから!」
歩夢「何度だって叫んで、伝えてみせる!」ヒューン
【歩夢】
やっと見つけた感謝のガーベラ
絶対負けないこの気持ちがあれば
打ち破るんだ心の牢なんて
咲かせる!折れないローダンセ
知ったんだ重い鎖の正体を
だからこの想いは腐りなどしないよ
雨降る沿道もみんなで歩いていき
トゥルーエンドにかけるんだ虹
歩夢「これが、私のわがままなんです!」
歩夢「もう、果林さんたちの優しさに甘えて立ち止まったりなんかしない!」
歩夢「ちゃんと自分で選んで、自分の手で摘み取るんです!」
歩夢「だから、鎖とか檻とか牢屋とか…」
パリーーーーン!
歩夢「そんなもので、守ろうとしてくれなくていいんです!」
歩夢「守られるだけの未来なんて私は選ばないんです!」
果林「………」
果林「…………」
果林「なによ…」
果林「今更、そんなこと言わないでよ…」
歩夢「果林さん…」
果林「私たちの覚悟はなんだったの?」
果林「私たちがやってきたことはなんだったの?」
果林「無駄だったの?」
歩夢「…無駄なんかじゃないです」
歩夢「果林さんたちが私の代わりに決めようとしてくれなかったら、今こうして果林さんがラップバトルを受けてくれなかったら」
歩夢「私は何も気づけないままだった」
歩夢「果林さんたちがくれたんです。私に選ぶ強さを」
歩夢「だから無駄になんかなってないし、私が無駄になんてさせません」
果林「そっか…」
歩夢「はい………」
エマ「あ、あの!!!」
エマ「ねえ…バトル中なんだけどいいかな?」
果林「何よエマ?」
エマ「あのね、私思うんだ…これは歩夢ちゃんと果林ちゃんだけの問題じゃないって」
エマ「だから、ここにいる10人でもう一度話し合いたい」
エマ「この1ヶ月も歩夢ちゃんの頑張りも無駄になっちゃうかもしれないけど、みんなでこれからのことを決めたい」
かすみ「エマ先輩ずるいですよ!それかすみんが言おうと思ってたのに」
しずく「私も今の歩夢さんと果林さんのバトルを見た上で改めて話し合いたいです」
彼方「果林ちゃんにいろんなこと押し付けちゃったし、このままだといけないと思うな」
愛「歩夢と果林はどうだか知らないけど、愛さんは二人でラップバトルして決めましたーなんて納得できないよ」
璃奈「このままだと、不完全燃焼」
せつ菜「お二人のバトルを見て、黙ってるような人はここにはいませんよ!」
侑「そうだよ…今度こそみんなで決めよう」
果林「あなたたち…」
果林「…あーあ、もう続ける意味なんてないわね」
果林「いいわ…朝香果林は戦意喪失、このバトルはあなたの勝ちよ歩夢」
歩夢「果林さん…」
侑「じゃあ」
果林「ええ、ラップバトル大会については一旦白紙にして」
果林「改めて話し合いましょう。ここからはマイク無しでね」