あの頃、僕たちは輝いていた   作:ryanzi

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模倣する少年

心根は前世では病弱な人間だった。

そんな彼が見たのはLobotomy Corporationの実況だった。

そのゲームで、主人公は人類の病気を治そうとしていた。

そんな主人公に、彼は少し憧れを抱いた。

ついに彼が天に召される日が来てしまった。

彼は恐怖などなかった。ただ、少し寂しい感じがした。

そして、神様に転生させてもらうことになった。

その時、願ったのはE.G.Oの発現能力だった。

 

「・・・眠っちまっていたか」

 

心根は工匠学舎の屋上で寝てしまっていた。

時計を確認すると、まだ昼休みは残っていた。

彼はマギレコのストーリーはある程度は知っていた。

作者と同じように、Pixiv頼りだったが。

ゲームをする時間がなかったからだ。

動画は見れるけど、ゲームはできないというのはよくあること。

まだ時間はたっぷりとあるので、校舎内をぶらぶらと歩いた。

その途中で、生徒の作品が展示されているスペースに立ち寄った。

そこには彼の作品が一番目立つ場所に置かれていた。

それが一番出来が良かったからだ。

そして、その隣に置かれた作品は心根の作品に似ていた。

それもそのはず、彼は隣の作品の生徒の工房の作風を真似たからだ。

しかも、それは元の工房以上の出来栄えだった。

 

「またカワイくない真似したんだね?」

 

「アシュリーか・・・参考にしただけだぞ?」

 

アシュリー・テイラー、アメリカからの留学生だ。

知らない?北米版限定だもんな。

 

「それはパクりというの。作品はカワイイのに」

 

「参考にしてやっただけ感謝しろってんだ。

俺が参考にするくらいに、その工房の作品は良かったんだ」

 

「ワオ、ジャイアニズム」

 

「何とでもいえ」

 

「それでフレンズ失ったら意味ないよ。ロリコンさん」

 

「誰がロリコンだ」

 

「理子があなたのことをよく話すもん。

あの子は確かにカワイイけど、手を出したらアウトだよ!」

 

「出さねえよ。そもそも、そんな気すら起きねえよ」

 

「へえ、だってさ理子ちゃん」

 

「えっ」

 

だが、そこに理子の姿はなかった。

 

「やーい、引っかかった!」

 

「おいおい・・・」

 

それを不快そうに見ている生徒が二人いた。

まず、参考にされてしまった生徒。

彼にとっては、パクられたも同然だ。

しかも、自分の作った作品よりも完成されているのだ。

それで一番目立つ場所に置かれているから、余計に嫉妬心が湧くのだ。

次に、宮尾時雨という少女。

彼女は心根のもう一つの側面を知っている魔法少女だ。

神浜市は魔女が多いので、心根はたまにE.G.Oで戦うことがあるのだ。

時雨はそれを偶然目撃してしまった。

本来、一般人は魔女には成す術もないはずなのだ。

だが、その一般人のはずである彼は異様な武器で、魔女を瞬殺したのだ。

そのことが時雨に大きなショックを与えることになった。

時雨でさえも敵わないような魔女を瞬殺する彼。

どんな工房の作品でも作れてしまう彼。

理子やアシュリーといった魔法少女と仲の良い彼。

時雨からしてみれば、心根はまさに人生の勝利者。

魔法少女至上主義など、心根という人間の前には無意味だ。

もし彼女が心根が転生者だということを知っていたら、少しマシだっただろう。

だが、そんなことを知らない彼女からしてみれば、心根は謎の存在だった。

 

「ところでさ、前にカワイイ作品作ってたじゃん」

 

「ああ、罰鳥のことか?」

 

「そう、竹細工のPunishing Bird。あれの名前の由来って何なの?」

 

「俺の脳内設定だぞ?聞きたいのか?」

 

「聞かせて聞かせて!」

 

「じゃあ、話すか・・・と言いたいところだが、作成予定の作品のネタバレになるからな」

 

「えー!?教えてよー!」

 

アシュリーは心根の腕に抱き着いて、駄々をこねた。

これには、先程の二人だけでなく、他の男子生徒も不快感を示した。

悪質一流模倣犯のくせに、美少女留学生とイチャイチャしていやがるのだ。

さて、時間を進めて、夕方。帰り道のことであった。

 

「おい、小僧。我に恵め」

 

橋の上で乞食に遭遇した。

 

「お前のような傲岸不遜な乞食がいるか」

 

心根は以前、別の転生者と戦ったことがあった。

その転生者は目の前の男、ギルガメッシュを召喚して、心根の殺害を試みた。

・・・無論、失楽園というE.G.Oで撃退したが。

 

「というより、お前の財宝少し売ればいいじゃん」

 

「・・・あのバカがそれをやらかしたのだ。

今頃、警察と考古学会に追われているだろうな。

だから、他国で売り払えと言ったのに。

そういうわけで、我はお尋ね者にはなりたくないのだ」

 

「まあ、乞食の方がまだマシだな」

 

彼は竹細工を恵んだ。

 

「俺の作品は高く売れる。それで我慢しろ」

 

「むう、仕方あるまい。ところで、気を付けた方がいいぞ」

 

「何がだよ」

 

「最近、お前を襲おうという輩がいるそうだ。

ずいぶんと恨みを買ったようだな?」

 

「月咲の奴・・・まあ、あいつは姉がいないと雑魚だから気にしなくていいか」

 

「おいおい、慢心したら足元すくわれるぞ」

 

「お前に言われたくないわ」

 

そこに、一人の少年が近づいてきた。

 

「・・・心根、何をしているんだ?」

 

「おっ、正史郎じゃん。お久しぶり」

 

仏英正史郎、大東区出身の中学生だ。

心根と同い年で、栄総合学園に通う生徒で、しかも転生者だ。

 

「お久しぶり、という場合じゃないぞ。

お前、大東区の奴らから狙われてるんだぞ」

 

「えっ、大東区からも?何もした覚えないぞ?」

 

「からもって・・・だから模倣はやめろと言ったのに。

まあいい、お前が狙われる理由はただ一つ。

最近、西の人間と仲良くなったそうじゃないか?」

 

「西の人間って・・・お前も西の学校に通ってるじゃん」

 

「俺はタルト様一筋だからいいんだ。

お前は見方によっては八方美人だぞ?

東西関係なくいい顔しているからな。

まあ、馬鹿馬鹿しいとは思うけどな」

 

正史郎はこれで二回目の転生だという。

一回目は、百年戦争、つまり魔法少女たると☆マギカの時代だったらしい。

ちなみに、タルトという女性の絵ばかり描くので、大東区では腫物扱いだ。

 

「ご忠告ありがとよ。まあ、自分の身は自分で守るさ」

 

そして星条旗は立てられた。

三人は大東と工匠の男子生徒たちに囲まれていた。

 

「貴様がフラグを立てたせいで、我も巻き込まれたではないか!」

 

「知らんがな!おい、こうなりゃヤケだ!正史郎、お前も一緒に戦え!」

 

「はあ、わかったよ。・・・ラ・リュミエール」

 

三分の一が全滅した。

正史郎はただ光を放っただけだが。

 

「くっ、この変態め!裏切りやがったな!」

 

「もともと味方だった覚えはないが?

そもそも、俺たちを襲って、お前らの価値が変わるとでも。

それだから貴様らは西とやらから蔑まれるんだ」

 

「こ、この変態が・・・!」

 

「おっと、貴様らの相手は我だ」

 

「はあ、乞食は黙って・・・」

 

相手が悪かったという他ない。

 

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)

 

金製の棍棒が次々と放たれる。

この攻撃により、残っていた敵の半分が全滅した。

 

「槍や剣ではなかっただけ、ありがたいと思え」

 

残るは工匠学舎の男子生徒のみだった。

 

「あのなあ・・・俺はお前らの工房の技術を参考にしてやったんだ。

それだけでも、感謝してくれてもいいじゃないか」

 

「ふざけんな!この泥棒!」

 

「お前はただ技術を盗んだだけじゃないか!」

 

「オリジナルの技術で何か作ったことあんのかよ!?」

 

「お前のせいで、皆が迷惑しているんだ!」

 

心根は溜息をついた。

 

「・・・それで?お前らはオリジナルの技術とやらで何か作ったのか?

俺より優れた何かを作れたのか?お前らの工房の技術を昇華させたのは俺だぞ?」

 

これ以上は付き合っていられなかった。

彼は『お前、ハゲだよ...』のE.G.Oを発現させた。

そして、次々と生徒たちに拳銃をぶっ放した。

 

「髪が、髪が・・・!」

 

「いやだ、ハゲになりたくない!」

 

「助けて・・・!」

 

こうして男子生徒たちはハゲになりながら、逃げだした。

幸運にも攻撃を避けれた男子が一人残っていた。

昼休みに不快そうに心根を見ていた生徒だった。

 

「さて、残るはお前ひとりか。ハゲになりたくなけりゃ、逃げ・・・」

 

想定外だったのは、意外とそいつの身体能力が高かったことか?

 

「死ね!自分だけのものを作れないくせに!」

 

彼は川に吹っ飛ばされてしまっていた。

そこは意外と深く、心根の意識はだんだんと暗くなっていった。

 

「才能がない」

 

走馬灯というものだろう。

これは・・・二回目の人生の初期の記憶だ。

 

「お前には、才能がないんだ」

 

「・・・どうして?こんなに上手く作ったのに」

 

子どもらしく振舞うのは、当時はなかなか大変だった覚えがある。

 

「お前はただ他の職人を真似ただけだ。

自分だけのものを、今まで作った覚えはあるか?

ないよな?創造力のない奴はこの地区では生きていけないんだ」

 

「そんなあ・・・」

 

こう言ったのは、父親だった。もちろん、今回の人生における父親だ。

その時、彼は無性に前世の父親が懐かしくなったのだ。

前世の時から、彼は他人の作品を参考にするのが得意だった。

前世の父親は、それを率直に褒めてくれたのだ。

 

「せがれはあんなことを言っておるが、気にするな」

 

今回の人生において、一番大きな味方は祖父だった。

 

「儂もこの通り、木彫りをやっておるが、儂独自のものではない。

技術も、見た目も、他の人から引き継いだもんだ。

せがれも含め、最近は創造力とかオリジナリティーとやらに囚われておる。

そんなもんは他人を真似て、初めて出来上がるんだ。

もちろん、時間はかかるがな!」

 

心根は自覚していた。オリジナルのものを作る才能なんて、なかった。

時間は一気に飛んでいく。

 

「竹細工に、ガラス細工に、歯車仕掛け・・・素晴らしいですね!」

 

工匠学舎の先生が心根の作品をそう褒めてくれた。

それはまさに『複合』という言葉が似合っていた。

 

「これって・・・ウチの工房の技術、使ったよね?

デザインまでなんか似すぎているんだけど?」

 

先輩にあたる天音月咲はすぐに気づいた。

 

「使ったけど・・・何が悪いんだ?わざわざ、中等部にまで来て言うことか?」

 

「・・・心根くんのオリジナルの部分はどこにあるの?

このガラス細工も、歯車仕掛けも・・・。

どれも、他の職人さんのを真似ただけじゃん!」

 

「それで、先輩は作れるんですか?

先輩のオリジナリティーとやらで、俺の作品を上回るのを」

 

「・・・」

 

彼女が何と言ったのか、聞き取れなかった。

 

「何か言いましたか?」

 

「泥棒」

 

「はっ、自分の工房嫌っている奴に言われ・・・あっ」

 

つい、原作知識とやらを言ってしまった。

 

「・・・もう二度と、ウチの工房に近づくな。この泥棒」

 

もちろん、心根を擁護する友人たちも多かった。

それでも、彼を泥棒と罵る生徒も多くなっていった。

走馬灯の時系列はバラバラになっていく。

 

「はっきり言おう。私はお前のことが嫌いだ」

 

「・・・どうしてだ?」

 

「お前がそれを知る必要はない」

 

十七夜からはそう言われてしまった。

当たり前だろう、心を読めない人間など不気味に違いない。

 

「一緒に将棋しているときに言われても説得力ないけどな」

 

「ははは、それもそうだな!」

 

「なんで嫌いな奴と将棋打ってんだよ?」

 

「それは・・・普通に勝てるからな」

 

心の読める彼女からしてみたら、ある意味、心根は対等な存在だったが。

 

「ひかりくーん!見て!」

 

「わあ、花冠じゃないか!作ったの?」

 

みたまは幼稚園児の時はまだ無垢だった。

神浜市を滅ぼそうとは思ってすらいなかった。

 

「おっす、みたま。久しぶ・・・どうしたんだ?」

 

「・・・大丈夫よお」

 

わかっていた。彼女に何があったのかは。

でも、巻き込まれたくなかったから、知らないふりをした。

走馬灯が途切れた。これが彼の今回の人生。

こんなことをするために、自分は転生したのだろうか?

いや、Lobotomy Corporationの主人公になろうとしても、

結局はただの模倣に過ぎなかっただろう。

結局、自分はどこまで行っても、模倣するしかないのだ。

自分に敵対してきた転生者だってそうじゃないか。

あいつも結局は、Fateを模倣したに過ぎないのだ。

E.G.Oでさえも既存のものしか発現できなかった。

ただ真似をしただけの人生。

こんな人生に、意味はあるのか?

そうだ、もう一度やり直せばいい。

転生できるはずだ。そこで、最初からやり直せばいい。

 

「光、人間死ぬとき、何かを残さなければならん。

本でも、絵でも、子供でも、なんでもいいんだ」

 

途切れたはずの走馬灯が再び始まった。

 

「死んだとき、お前の魂の行き場になるものを残すんだ」

 

「それは・・・自分だけのものじゃなくちゃダメなのか?」

 

「いいや、真似でもいいんだ。最近は独自性にこだわるが、

よく考えてみろ。結局は似たり寄ったりになるんだ。

儂の木彫りの人形だって、誰にだって作れるんだ」

 

「ふーん・・・」

 

そして、祖父が死んだとき。心根は泣いたものだった。

祖父の死だけじゃない。もう二度と、祖父の木彫りの人形は作られない。

もう二度と、何か面白い冗談や、教訓話を話してくれない。

祖父のしてくれたことのために、泣いたのだ。

気がつくと、祖父が目の前に立っていた。

 

「まだ来ちゃいかんぞ。神様に押し戻すように、きつく言われとるんじゃ」

 

「・・・結局、俺は能力すら活かせなかった」

 

「何を言っておる?お前はたくさんモノを作った。

模倣だろうが何だろうが、それはお前の残したもんだ。

それに、ここで死んだら、二人は悲しむぞ」

 

脳裏に、笛吹と碑石の顔がよぎった。

アイツらは、絶対に立ち直れないに違いない。

 

「わかった。それで、どうすりゃいい?」

 

「安心せい、お前は助かる運命にある」

 

「そうなのか・・・その、じっちゃん。ずっと言えなかったことだけど・・・」

 

「本当の孫じゃなかった、っていうつもりだろ?」

 

「・・・うん。俺、転生してきたから」

 

「気にせんでいい。もともと人間は転生という概念は知っておる。

もしかしたら、儂ももとは別の人間だったかもしれんからの。

そうなると、前のお前も別の誰かだったかもしれん」

 

祖父は意外とこういうことにはこだわらない性格だった。

 

「まあ、お前が前世では違う人間だったとしても、お前はずっと儂の孫だ」

 

「・・・うん」

 

「あと、”えご”だったか?お前の”えご”は発現しとる」

 

「はっ?」

 

彼は現実に戻っていた。

彼はコンクリートの上で目を覚ました。

右隣には、ギルが白目を剥いて倒れていた。

さらにその隣にはどういうわけか月咲が同じようになっていた。

そして、左にはなぜかみたまが添い寝していた。

 

「やっと起きたか」

 

「仏英か・・・何があったんだ?」

 

「お前を助けようとした慢心王がよりにもよって黄金装備で川に飛び込んだ」

 

「・・・言葉にできんな。それで、どうして月咲も?」

 

「お前が溺れていると聞いて、変身せずに川に飛び込んだ」

 

「・・・マジ?」

 

「本当だ。意外と嫌われていなかったようだな」

 

心根は笑った。少し馬鹿らしくなったからだ。

 

「それで、これは貴様の彫刻刀だろ?」

 

仏英はひょいっと投げ渡した。

 

「・・・えっ?」

 

「やっぱり覚えていないか。お前は無意識にそれを壁に突き刺していたんだ。

慢心王も、月咲も、そうやって流されずにいたお前にしがみついて助かった。

まあ、危うく溺死するところだったがな」

 

その彫刻刀は、なぜか自分の肉体のように感じられた。

これが、彼だけのE.G.O。彼はついに発現できたのだ。

 

「ちなみに、引き上げは俺とこの女と一緒にやった」

 

「そうか・・・腹減ったなあ」

 

「そういうだろうと思って、弁当を注文してやったぞ」

 

予想外のことに、弁当を配達してきたのはメイド姿の十七夜だった。

 

「あれ、理子は?」

 

「私じゃ不満か」

 

「そういうわけじゃないけど・・・」

 

「あの子はお前が死にかけたと聞いて、卒倒したが」

 

「・・・謝っておこ」

 

だが、心根は次のことを考えていた。

あの探査機は見た目がシンプルすぎる。

宇宙に打ち上げるというのに、あれでは恥ずかしい。

でも、今の自分にはE.G.Oがある。

それを使って探査機をデコレートすることをあの二人に提案しよう。

そうだ、生きよう。そう心根は決心した。

一方その頃、心根を川に突き落とした男子生徒は市内を逃げていた。

 

「はあはあ・・・ここまで逃げれば・・・」

 

「撒いただろうって。カワイくない考えだね」

 

「ひっ、アシュリー・・・」

 

さらに逃げようとすると、何かにぶつかった。

 

「おっと、樹里サマにぶつかるとは度胸あるな」

 

「ひ、ひえ・・・」

 

本当だったら、この男子生徒は助かるはずだった。

神浜市と二木市の魔法少女は戦争状態だ。

会ったら即戦争。そのどさくさに逃げれるはずだった。

 

「それで・・・後ろにいるのは、神浜の奴か」

 

「・・・」

 

「ぶ、ぶつかったのはすまなかった。

でも、助けてくれ!俺、コイツに殺されそうなんだ!」

 

「・・・心根を殺そうとした奴が何言ってんの?」

 

アシュリーの一言により、男子生徒は終わった。

 

「へえ、てめえ心根を殺そうとしたのか」

 

男子生徒の頭がガシッと掴まれた。

 

「・・・心根と知り合いなの?」

 

「・・・皆、アイツに世話になったからな。

じゃあ、ちょいっとヴェルダンに仕上げてくるから、

家に帰ってろ。復讐は樹里サマたちの本業だからな」

 

「アア、オワッタ・・・!」

 

これから血を見ることなるので、視点を変えよう。

時雨は最初から見ていた。

三人が包囲される前から、心根がE.G.Oを発現するまで。

ただ悔しかった。一般人で、しかも男の彼が軽々とやってのけたのだ。

 

「ふーん★魔法少女じゃないのに、あんなことできるんだ!」

 

藍家ひめなも一緒に様子を見ていた。

 

「これはちょいっと面白そうだな~」

 

「・・・」

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