日本国召喚 架空国家参戦(仮)   作:滅茶苦茶太郎/無茶苦茶太郎

11 / 41
作者の無茶苦茶太郎です。

前回のアンケートは8日の17時を持って締め切りました。
ご協力いただきありがとうございました。

アンケートの結果、3の「現代兵器で武装したパーパルディアの艦隊」に決まりました。


第0.7話(上)

パーパルディア皇国 工業都市デュロ

 

かつては皇国で最大の規模を誇っていた工業都市デュロ。先の戦いで一時は壊滅したものの、再度復興を始めていた。

多くの民間人たちがせっせと働き、所では談笑をしているなど街は平和な状態であった。しかしそんな中、デュロにある竜騎士団の基地では多くの兵士たちが慌てて走り回っていた。

「急げ!急げ!」

「おい!もたもたするな!」

基地内には怒号と人々が走り回る足音が聞こえる。慌てた様子の竜騎士たちは滑走路の脇の広場に集まっていた。

「全員集まったな?」

竜騎士団の隊長が整列している竜騎士たちの顔を見て話す。全員が不安そうな表情でこちらを見ていた。

「時間が無い為、単刀直入に話そう。心して聞いてくれ」

そう言うと隊長た一呼吸してから話し出した。

「リーム王国と思われるワイバーンがここデュロの方角へと向かってきているそうだ。恐らく目標はここを攻撃する事だろう」

全員の顔に驚愕の表情が浮かぶ。ある者は目を見開き、ある者は口を開いていた。

「だが奴らの好きにはさせてはいかん!これより我々の部隊は攻撃を行おうとしているリームのワイバーン部隊を迎撃する!全員わかったな!?」

「はっ!」

全員が威勢よく返事をする。彼らの表情には不安は無くなっており、この街を守り抜く覚悟を決めた表情が見えた。

「それでは出撃するぞ!各自のワイバーンロードに騎乗せよ!」

隊長の号令により、竜騎士たちは自身の愛騎の元へと駆け寄っていく。ワイバーンロードたちは自らの主が出撃しようとしている事を察し、自らの背中を低く降ろす。

「よしよし、いい子だ」

隊長はワイバーンロードの背中の鞍に騎乗すると、自身の装備の確認を行う。

「(問題なし)」

彼は強く手綱を引き、ワイバーンロードに指示を出す。

「相棒、離陸だ!」

ワイバーンロードはその命令に従ってゆっくりと羽を動かして加速を始める。加速したワイバーンロードは離陸するに十分な速度を得た瞬間、地面から足が浮いて空に浮く。

「お前らも続け!」

隊長は魔信に対して叫ぶ。それに続き後続のワイバーンロードたちも同じように続き空へと向かう。

合計で16騎ものワイバーンロードの編隊はデュロの上空に展開する。彼らの編隊はデュロを守るためにも敵の来る東の方角へと飛び去っていくのであった。

 

・・・・・・・・・・

 

リーム王国 竜騎士団

 

青く透き通った大空に150騎以上のワイバーンが空を飛んでいた。その姿はこの世界において有数の軍事力を持っている証拠であった。

「壮観だな……」

竜騎士団隊長のエサンは周りを見回しながら呟く。彼の率いる竜騎士団はパーパルディアの工業都市であるデュロを空襲するために出撃していた。

総勢157騎ものワイバーンを率いて行うこの作戦に関してエサンは楽な任務だと考えていた。日本との戦いでパーパルディアは敗北し戦力を大きく落としていたことから、奇襲的な今作戦に対応する事が出来ないと考えていた。

「(これ程の戦力があればデュロも火の海に出来るだろうな)」

彼は考える。これほどの数のワイバーンが導力火炎弾を放てばデュロの街はあっと言う間に火の海になることが容易に想像できる。

圧倒的な数を生かした短時間の攻撃で目的を遂行し敵が来る前に撤退する。そうすれば被害も無く目的を達成できるだろうと予想を立てていた。

エサンは魔信に向かって叫ぶ。

「あともう少しでデュロに到着する。街に大量の導力火炎弾を撃ち込んだら、すぐに撤退だ。いいな?」

「了解!」

威勢のいい返事が魔信から返って来る。エサンはそれに気を良くしていた。

「(数は十分で士気も高い。この作戦は間違いなく成功する。そして俺は昇進するだろうな……)」

このようにエサンは完全に油断しきっていた。そしてその油断が次の瞬間大きな代償として支払われる事となった。

突如として編隊内のワイバーンが炎に包まれて墜ちていく。その光景に驚いた全員が辺りを見回す。

「どこだ!何が起きたんだ!」

エサンは左右と後方を確認した後、上空を見上げる。するとそこには太陽を背にした多数のワイバーンが見えた。

「まずい!全騎、回避!回避!」

エサンは慌てて魔信に向かって叫ぶ。それと同時に上空のワイバーンから火の玉が放たれ、回避が遅れた何騎かのワイバーンに命中した。

「畜生!パーパルディアの奴らか!」

エサンは叫ぶ。それと同時に上空のワイバーンは竜騎士団の編隊の真ん中を突破して去っていく。油断していたリーム王国の竜騎士たちは先手を取られる形となってしまった。

「全騎、あのワイバーンを撃ち落とすぞ!続け!」

これよりパーパルディア皇国とリーム王国双方の竜騎士団の空戦が始まったのであった。

 




いかがでしたでしょうか?

しょっちゅう遅れてしまい、誠に申し訳ございません。
次回は少しばかり早く投稿できるようになると思います。

リーム艦隊と交戦するのは誰が良いか

  • オリジナル国家の艦隊
  • 生き残ったパーパルディアの艦隊
  • 現代兵器で武装したパーパルディアの艦隊
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。