日本国召喚 架空国家参戦(仮) 作:滅茶苦茶太郎/無茶苦茶太郎
現在自分が考えている予定としてですが、
次回は竜母艦隊から出撃したワイバーン部隊との戦闘になります。
0.8話でリーム海軍vsパーパルディア海軍となります。
投稿のペースについては、変わらず投稿できるように頑張ります。
パーパルディア皇国 竜騎士団
「やったぞ!」
ワイバーンの大編隊の中を潜り抜けたパーパルディア皇国の竜騎士たちは歓喜する。最初の導力火炎弾は全て命中し、二回目の攻撃も半数に匹敵する9騎に命中した。
これによりパーパルディアの竜騎士団は初撃で25騎ものワイバーンを撃墜するという大戦果を挙げることに成功した。
「全騎、インメルマンターンで反転するぞ。いいか?」
「了解!」
隊長が無線で指示を入れる。その指示に合わせて全騎が大きく弧を描くように上昇を始め、綺麗に反転を終えた。
先の戦争以降、パーパルディア皇国は少しでも少なくなった兵力を補うために訓練による質の向上と戦術の見直しを行っていたために、この様な芸当ができた。
「全騎、もう一回攻撃を行うぞ!」
隊長は眼前に広がるリーム王国のワイバーンの編隊をにらみながら叫ぶ。ワイバーンロードの存在に気付いた相手は慌てて散開しようとしていた。
「各騎、急降下始め!俺に続け!」
まず最初に隊長が急降下を始め、散開の遅れていたワイバーンに対して導力火炎弾を発射する。放たれた導力火炎弾は吸い込まれるようにワイバーンに命中し、それを撃墜した。
「発射!」
後に続く部下たちも次々と導力火炎弾を発射する。外れたものがあったものの、半数以上の導力火炎弾が命中し、多数のワイバーンが火に包まれたまま海上に墜落する。
攻撃の終わったワイバーンロードは急降下時に発生した速度を生かし、本来ワイバーンロードが発揮できる以上の速度で過ぎ去っていく。リームのワイバーンは到底追いつくことができず、それらを見送るしかできなかった。
・・・・・・・・・・
リーム王国 竜騎士団
エサンは血走った目で遠ざかっていくワイバーンロードを睨む。彼は恨みの言葉を吐いた。
「畜生!あのくそったれが!」
奇襲的な攻撃によってリーム側のワイバーンは36騎も撃墜された。そして何よりも、敵のワイバーンロードは1騎たりとも撃墜できていなかった。
ふと魔信に通信が入る。
「エサン隊長!どうしますか?」
エサンは考える。自分たちが乗るワイバーンはパーパルディア皇国のワイバーンロードに速度、旋回能力のどちらでも負けている。もしも戦うとなれば数の優位を生かした戦いをしなければならない。
「(こちらの数は121騎で相手は16騎、まだ数での優位はこちらにある。しかし先の戦いで9騎程度でも甚大な被害を負ったことを考えれば、ここは竜母艦隊に増援を呼ぶべきか……)」
彼は魔信を手に取る。少しでも数の優位を生かすために彼は竜母艦隊に対して増援を求めることにした。
「こちら竜騎士団隊長のエサンだ!そちらの提督を呼び出してほしい!」
少しばかり時間が空いた後、魔信に応答があった。
「こちら竜母艦隊のサーモだ。なにがあった?」
「敵のワイバーンロードの迎撃を受けた。増援としてそちらのワイバーンを寄こしてもらいたい!」
魔信の向こうから息を飲む声が聞こえる。一瞬の静粛が挟まれた後、魔信から応答が入った。
「わかった。こちらのワイバーン40騎をそちらに派遣したいと思う」
「サーモ提督よ、感謝する」
エサンは肩を下ろして息を吐く。
「それでは武運を祈る」
そういうと相手の方から魔信は切れた。すると彼は意識を魔信から敵のワイバーンロードへと向けた。
「(必ず全騎撃ち落としてやる!)」
猛烈な復讐心を抱いたエサンは次にどうするべきか考える。数の優位を生かす戦いをするためにも必死に知恵を絞っていた。
「(固まって動かなければ良い的になるな。こうなったら分散して少しでも狙いにくくして時間を稼いだ方がいいな……)」
密集隊形を解けば、その分各個撃破される可能性が高くなる。だがしかし、このまま密集隊形を続けても機動力に制限が出て反撃が難しく、敵の攻撃を受け続けることになるだろう。
そうとなればリスクを冒してでも積極的に行動するべきだと彼は考えた。各個撃破されるリスクは高まるものの、分散することによって敵の攻撃を回避しやすくなる他、反撃を行いやすくなるという相手へのプレッシャー効果を期待しての判断であった。
「全騎に告ぐ!散開して行動せよ!一塊になって行動していると狙われやすくなるぞ!」
エサンは魔信に向かって叫ぶ。竜騎士たちは彼の命令に従ってバラバラに分散する。
「ん?」
エサンは前方に一騎のワイバーンロードがいることに気づく。そのワイバーンロードは別の一騎のワイバーンを追いかけていた。
「野郎っ!」
エサンは半ば反射的に手綱を引いて、味方を追いかけているワイバーンロードの方へと向かう。味方を助けるためにも彼はワイバーンに導力火炎弾を発射できるように準備を始めていた。
「あと少しだ……。あと少しっ!」
彼はワイバーンロードに照準を合わせて導力火炎弾を発射しようとした。その時、強い殺気を感じた。
「!?」
彼は後ろを振り返る。少し離れた距離にワイバーンロードがいて、その口から放たれたであろう導力火炎弾が目と鼻の距離に迫っていた。
「しまった!」
これがエサンの最期の言葉となった。その次の瞬間、彼とワイバーンは炎に包まれて海上へと真っ逆さまに墜落した。
少し時間を空けてエサンが追っていたワイバーンロードからも導力火炎弾が放たれる。放たれた導力火炎弾は味方のワイバーンに命中してこれを撃墜する。
「畜生!隊長がやられた!」
エサンと味方の一人が撃墜される様子を見た誰かが叫ぶ。それを聞いた味方たちの間では動揺が広がる。
隊長のエサンが戦死した事によってリーム王国の竜騎士団の指揮系統は混乱し、更にはエサンが分散するようにしていた事が災いしてリーム王国の竜騎士団たちは各個撃破されていくのであった。
いかがでしたでしょうか?
次回もできるだけ早く投稿できるように頑張ります。
それと最後に、もしよろしければ評価やコメントの方もよろしくお願いします。
リーム艦隊と交戦するのは誰が良いか
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オリジナル国家の艦隊
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生き残ったパーパルディアの艦隊
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現代兵器で武装したパーパルディアの艦隊