日本国召喚 架空国家参戦(仮) 作:滅茶苦茶太郎/無茶苦茶太郎
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ニューランド島 チエイズ王国
ニューランド島にあるチエイズ王国の港、その夜景は空が透き通り星が見える。功を焦った冒険者たちの攻撃が唯一止む時間帯であり、皆は一安心する。
だが、冒険者の散発的な攻撃に頭を悩ませているグラ・バルカス軍は早く終わらせようと、交代しながら積み込み作業をつづける。
「物資の積み込みは、あとどのくらいかかる?」
帝国の三大将のミレケネスは、部下に尋ねる。
「おそらく、明日の昼ごろには終わるでしょう」
「そう、長かったわね」
戦艦バルサーの艦橋から夜空を眺める。祖国では見られないほど澄み渡った空を見ることは、もうしばらくは見れないことだろう。明日ここを出航し、本隊と交流する予定なのだ。
「あと、物資の積み込みが終わる3時間前には総員配置につかせるように伝えなさい」
「わかりました」
部下の兵士が退出していく。艦橋にはミレケネス1人になった。
外の夜景を眺めながら、彼女はただ1人で何かつぶやいていた。
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新国家連合軍 第201合同任務部隊 アルファ部隊
ニューランド島 チエイズ王国 西方100kmの海上
真っ暗な海上に10隻の艦隊がいた。
ゼータ海軍
オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート 4隻
アルファ海軍
アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 2隻
オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート 4隻
第201合同任務部隊の任務はチエイズ王国にいるグラ・バルカス海軍の連合艦隊の第1先遣隊を撃破することだ。
ゼータ海軍のO.H.ペリー級のMK13ミサイル発射機には40発ものハープーン対艦ミサイルが搭載されており、合計で160発にもなる。
さらに、アルファ海軍のアーレイ・バーク級に搭載されているトマホーク巡航ミサイル16発とO.H.ペリー級に搭載されているハープーン対艦ミサイルも160発ある。
230隻の艦隊に対して320発の対艦ミサイルは、これだけでもオーバーキルにも感じられるだろう。だがそれに加えて別働のブラボー部隊も存在しており、第1先遣隊は完全に滅ぼされる運命にあるのだ。
第201合同任務部隊 アルファ海軍 旗艦DDG-114
DDG-114の艦橋からは暗い真夜中の海の上に浮かぶ9隻もの船の姿が見えた。
姉妹艦のDDG-115と共に補給施設への攻撃と艦隊の護衛任務を任されたDDG-114は、来るべき時を待っていた。
「あと1分か……」
艦長のルロイは腕時計を見て呟く。攻撃開始時刻まで1分を切っていた。
CICの内部は沈黙と緊張に満ちている。沈黙に満ちたCJCの中では、呼吸の音すら聞こえそうであった。
「作戦開始時刻まで、あと30秒」
砲雷長が告げる。DDG-114のCIC内で秒読みが始まった。
「あと20秒」
CIC内の緊張が高まる。もうすでに、艦隊においてのターゲットの振り分けは済んでおり、あとは時間を待つだけだ。
「10秒、9・8・7・・・」
秒読みが始まる。砲雷長の指がボタンの上に置かれる。
「5・4・3・2・1・・・0。攻撃開始」
「攻撃開始!」
攻撃開始のアナウンスと一緒に砲雷長がボタンを押す。
アーレイ・バーク級の艦橋前部のMK41VLSからミサイルが発射される。暗かった甲板はVLSの排気ハッチから昇る炎の柱と、発射された巡航ミサイルの炎によって昼間以上に明るく照らされる。
それと同時に、ゼータ海軍の4隻のO.H.ペリー級の艦首が明るく照らされる。艦首のMK13ミサイル発射機から対艦ミサイルが発射され、遅れてアルファ海軍の4隻からも発射される。
複数のミサイルは空を照らす強い閃光と共に遠く遠くへと飛んでいく。それらは、あっと言う間に姿を消した。
数秒後、再装填の終わったO.H.ペリー級からミサイルが再び発射される。8発もの対艦ミサイルは先ほどのミサイルと同じように姿を消していくのだった。
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