日本国召喚 架空国家参戦(仮) 作:滅茶苦茶太郎/無茶苦茶太郎
次回の投稿も遅れるかもしれません。
予めご了承ください。
時は少し遡る。
投下されたペイブウェイ誘導爆弾を誘導するレーザーは、バルサーの第2砲塔と第3砲塔に目掛けて照射されていた。
目標までの距離が、少しづつ迫っていく。
今回投下されたペイブウェイ誘導爆弾はMK84、2000ポンド爆弾にシーカーを取り付けたものである。この爆弾の貫徹力はグレードアトラスター級の主砲塔上部の270mmの装甲板を打ち抜くには十分だった。
命中したペイブウェイは、主砲塔上部の装甲を打ち抜き、昇降機をなぎ倒し中甲板の辺りで時限信管が作動し炸裂した。
爆発はたちまち揚弾筒内に駆け巡り、弾薬庫の隔壁を破壊し爆風が吹き込む。
そうなれば、いくらバルサーの装甲が強かろうと誘爆に耐える事は不可能である。
10秒足らずで、それぞれの弾薬庫にある砲弾と発射薬に引火し、大きな炎と煙が砲塔周辺の区画を破壊しながら、揚弾筒を伝って穴の開いた砲塔上部に向かう。
・・・ドオオォォォン・・・・
と、稲妻の様な大きな音が海面と地面を揺らし、赤い炎と煙がバルサーよりも大きく昇り、外にいたチエイズ王国の住民や港にいる軍艦の乗組員の度肝を抜いた。
同時に、爆発に耐えられなかったバルサーの船体が前後の副砲の手前近くで折れて、大きく三等分されるように千切れた。
「何だあれは!?」
オリオン級戦艦、サイフの艦長が叫ぶ。彼の目には突然、バルサーが爆発したように見えたのだ。
「わっ、わかりません!」
震えるような声で、副長が話す。正体不明の攻撃だと、彼は頭の中で思っていた。
2人以外の搭乗員も同じ様に、ただその光景を見ていた。
だが、攻撃はそれだけでは終わらない。
ミンタカにも、大きな爆発が起きる。今度もペイブウェイ誘導爆弾が二発命中し、バルサーと同じような末路をたどった。
そして、サイフにも攻撃が命中した。だがミンタカと違い、攻撃は煙突下の機関室を狙ったものであったため、バルサーやミンタカとは異なり、機関室のボイラーがすべて破壊され船体にできた大きな破孔からの浸水により、右90度に横転してしまった。
最後に攻撃を受けたタウルス級のアルデバランは、艦橋の部分と前部にある3基の主砲塔の内の2番砲塔に爆撃を受けて、艦橋と船体の前部を失った姿で着底していた。
・・・・・・・・・・
新国家連合軍 第201合同任務部隊 ブラボー部隊
「目標撃破。いずれも戦闘不能になりました」
兵装担当士官が報告する。
「よし。次、目標は地点Aのワイバーン用滑走路」
目標をチエイズ王国の軍事施設に変更する。あくまで脅しだが、後の講和の際に交渉を有利に進めるための材料にする。
「爆弾投下」
そう告げると攻撃を再開した。
・・・・・・・・・・
自分の乗っていたバルサーを見たミレケネスは、愕然とした。たまたま司令塔に居た為、他の参謀たちと九死に一生を得たのだ。司令塔以外に居た者の多くは、あの攻撃で戦死した。
帝国の最強の象徴と思っていたグレードアトラスター級戦艦のバルサーが無惨にも破壊された。その姿はまるでグラ・バルカス帝国の行き先を示しているようだった。
その周囲には、かつて船だった物の一部が水面から出ている。それはマストや艦橋や煙突などの上部構造物だったり、艦首や艦尾などの船体の一部だったり多種多様だ。その姿は、まるで船の墓場だ。
その光景を見た参謀の1人がつぶやく。
「最初から、我が国は勝てなかったのか……」
今まで無敗を誇っていただけに、その言葉は重くのしかかる。
そんな中、チエイズ王国の首都に轟音が轟く。ワイバーン用滑走路が爆撃を受けて煙を上げていた。
攻撃が止んだと思っていただけに軍人たちは驚いて逃げ惑っていた。ついさっきまでの地獄のような光景を思い出し冷静さを失って、その攻撃の対象に入っていなかったのに気づかなかったのだ。
その後、夜が明けて残っていた中破した軽巡2隻はアルホーら複数のワイバーンの導力火炎弾の攻撃を受けて無力化された。この時にワイバーンが1騎撃墜されたが、敗北には変わりがない。一応、二回目の船による攻撃は防げたが、敵の一隻が積んでいた魔導砲の攻撃で犠牲者が出ており、完全勝利とは言いがたかった。
いかがでしたでしょうか?
近日中にアンケートが終わりますので、投票していない人はぜひ投票してください。
(2022年1月1日の12時頃に締め切ります)
もしよろしければ、コメントや評価の方もよろしくお願いします。
・追記
誤字報告を行ってくださりました
ぴょんすけうさぎ様
ありがとうございます。
誤字報告のお礼が抜けてしまい本当に申し訳ありませんでした。
リーム艦隊と交戦するのは誰が良いか
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オリジナル国家の艦隊
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生き残ったパーパルディアの艦隊
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現代兵器で武装したパーパルディアの艦隊