日本国召喚 架空国家参戦(仮)   作:滅茶苦茶太郎/無茶苦茶太郎

27 / 41
作者の滅茶苦茶太郎です。

今回、アンケートの結果に関する話をしたいと思います。
詳細に関してはあとがきをご覧ください。


第11話

第202合同任務部隊 アルファ部隊

 

12機のF-15C戦闘機に護衛されながら、36機のトーネードIDSと1機のE-2が飛行していた。目標は戦艦と重巡洋艦以外となる194隻程のすべての艦艇である。

トーネードIDSに搭載されているコルモラン対艦ミサイルは全部で144発しかないので、重複しないように気をつけて狙う。

攻撃対象の数は駆逐艦168隻、軽巡洋艦14隻、正規空母4隻に軽空母及び護衛空母8隻である。チエイズ王国にいた先遣隊と違い比較的強力な艦隊だ。おそらく、合流する時に先に出るのだろうと推察できる。

49機もの編隊を組んで接近しているが、敵に気づかれる心配はいらなかった。なぜならば敵に攻撃を行う前に1機のトーネードIDSがジャミングを行っているためにレーダーに映る危険性はないからである。

敵艦隊との距離が50kmを切る。コルモランの有効射程に入った。パイロットたちは目標を捕捉できていることを確認した後、発射した。

夜空に赤い炎が現れるが、すぐに消えて見えなくなる。連続して発射しては少し時間を置き、また発射される。一度に144発を撃つのではなく、順番に空母に対して2発づつの計24発、駆逐艦168隻に対しての106発、軽巡洋艦に対して1発づつの計14発。その順番で3回に分けての攻撃を行う。

破壊の嵐が今、第2先遣隊へと迫っていた。

 

・・・・・・・・・・

 

グラ・バルカス帝国海軍 第2先遣隊 旗艦クエーサ

 

アウロネスは困惑していた。港にいる間も絶え間なくレーダーが作動していたが、少し前から急に故障したのだ。しかもクエーサだけではなく、すべての艦艇のレーダーがそうなっている。

「原因は判明したか?」

尋ねられた部下は首を横に振る。

「いいえ、まだです。ですが、おそらく磁気嵐の可能性が高いと思われます」

「磁気嵐か」

アウロネスは納得する。

帝国が異世界に移転してから、磁気嵐によるレーダーの故障などはしばしばあったため、彼らは磁気嵐のせいだと思っていた。

「見張りの人数を増やしてくれ。念のためにだ」

だいたい、こういう時は嫌な予感がする。それは前世界からもそうだったが、今回はやけにその予感が強い。

そう言い終えた直後に轟音が聞こえた。

「なんだ!?」

「空母が爆発しました!、数6隻、いや8隻です!」

見張り員からの報告が入る。空母がいきなり爆発した?

彼が返答するよりも先に、再び轟音がする。

「ああ、まただ!」

「何があった!?」

「残りの無事な空母4隻も爆発!さらに、先ほど爆発した空母もさらに爆発しました!」

「クソッ、いったいどうなっている!?」

急な出来事に悪態を吐く。彼はこの状態を理解できなかった。

あまりにも突然おきたことに艦隊は深い混乱の中に入るが、まだ始まりに過ぎない。

再び轟音がして、見張り員からの報告が入る。

「駆逐艦が爆発!、おそらくイトクーワだと思われます!」

「なんだとっ!?」

ここにきて、ようやく突然の事で頭の中が真っ白になっていたアウロネウスは敵の襲撃であることに気づく。

「そっ、総員戦闘配置につけ!敵だ、敵襲だ!」

彼と同じように固まっていた乗組員ははっと我に帰り、急いで準備に取り掛かる。

そうしている間にも攻撃は苛烈になっていった。

 

・・・・・・・・・・

 

港に停泊していた軍艦の対空砲から砲弾が放たれる。あちこちから放たれる曳光弾が空を覆いつくして砲火の光と共に、真夜中の港を昼の様に照らしていた。

それ程の対空砲火を潜り抜けたミサイルが軍艦に命中する毎、爆発と共に轟音が辺り一面に響く。一回の爆発が起きる度に対空砲火の勢いが弱まっていくのが見えていく。

なぜならば軍艦を密集して停泊させていた為、1発の対艦ミサイルが命中した際に爆発に巻き込まれたり、飛び散った破片が船体や兵装を破壊したり対空砲座に居た乗組員を殺傷した事が原因であった。

「急げ!急げ!」

クエーサの甲板上では多くの水兵が走り回る。積み込む途中だった物資が辺りに散らばっているのも気にせず、ただただ対空砲座に着き、飛んでくる攻撃を撃ち落とす事のみを考えていた。

「装填完了、いつでも撃てます!」

「よし、撃て!撃てっ!」

レーダーが故障したため、目視による射撃を行う。だが、恐慌状態の真っただ中の状態にあったために、誤認によって何もない所に砲撃を行っていた。

轟音と水兵の叫び声が響き渡り、高温の薬莢が甲板上に飛び散る。

「うがっ!」

「うぉっ!?おっ、おい!」

ある対空砲座に居た水兵達から悲鳴が上げる。彼らの近くに高速で破片が飛び散りそれらが給弾手の一人に命中したのだ。

その原因は他の軍艦から放たれた対空砲弾だった。それらは有りもしない方向へ放たれた際に発生した流れ弾で、それらが命中する事故があちこちで発生していた。

「気をつけろ!流れ弾だ!」

「土嚢の様な物を何でもいいから積むんだ!早く!」

手の空いていた水兵が近くにあったハンモッグや散らばっていた物資などを手あたり次第、拾って積み上げていった。

その後も流れ弾がクエーサに命中して時折、死傷者を出す。しかし、簡易的ながらも積み上げられた防御壁は被害を軽減する役割を果たしていた。

「くそっ!くそっ!」

彼らは悪態をつく。流れ弾の被害以外にも、特に当たらない対空砲火、爆発し無惨にも沈みゆく駆逐艦や軽巡洋艦や空母などの軍艦の姿。

それらに彼らの心は深く傷つけられていくのだった。




いかがでしたでしょうか?

GMとリーム王国戦に関するアンケートの結果についてですが、

投稿するべき          22票
投稿しなくてよい        1票
もっと話が進んでから回答したい 10票

でしたので、投稿していきたいと思います。
アンケートに回答してくださりました皆様、ありがとうございました。

また、GM戦の新話投稿は第2章が終わった後に投稿したいと思います。
その際に投稿速度が落ちるかもしれませんが、予めご了承ください。

誤字報告を行ってくださいました
ぴょんすけうさぎ 様
この場を借りてお礼申し上げます。

リーム艦隊と交戦するのは誰が良いか

  • オリジナル国家の艦隊
  • 生き残ったパーパルディアの艦隊
  • 現代兵器で武装したパーパルディアの艦隊
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。